「千と千尋の神隠し」を復習するまとめ（その５）

【226】さてお次はカオナシ活躍編。画像は最初の犠牲者がカエルくんが飲み込まれたところ。カエルを呑み込んだうごめきが、うーん、生真面目な動きのつけ方のような。 #千と千尋の神隠し #アニメてにをは pic.twitter.com/CbK1FQQlN1

2022-01-09 22:23:00

拡大

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【227】次の犠牲者登場。ここでも、ああ丁寧だなと思うのは、人物がいちいち、しめ縄から下がる紙（何という名称のものですか？）に顔の左右が触れて揺らめいているところでしょうね。これは演出の指示か、作画の創意か。 #千と千尋の神隠し #アニメてにをは pic.twitter.com/upz0ditGP9

2022-01-09 22:25:24

拡大

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【228】両親がいる豚の群れへと。地味ですが、丁寧な作画ができるひとにまかせたいカット。豚たちが顔をあげていきます。 #千と千尋の神隠し #アニメてにをは pic.twitter.com/uqTWxBc0iY

2022-01-09 22:28:19

拡大

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【232】もう、運動と料理のてんこ盛り。中央で何か話し合ってる集まりの左右に・逆向きの進行方向をとって列をなして歩く。さしずめ左側が原料運びで、右側が調理完了係というところでしょうか。 #千と千尋の神隠し #アニメてにをは pic.twitter.com/222vxalMke

2022-01-09 22:45:27

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【233】美容室もあるんだ。この店でパーマあてられたら、どんなことになってしまうのか。 #千と千尋の神隠し #アニメてにをは pic.twitter.com/IYaRfmA6Mv

2022-01-09 22:46:52

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【235】カオナシを取り巻く大量の料理。一品ずつ数えていくと20種類近くあるのでは？でもわたしは不思議とジブリ飯のセルに食欲は湧きません。セル画の妙として見えてしまいます。 #千と千尋の神隠し #アニメてにをは pic.twitter.com/tiyHGEe76t

2022-01-09 22:53:53

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【237】リンが階段を降りつつ、下の階層にそれぞれひとがいて、それぞれ動き、群れ集まっている。これもまた《運動の複数性》なのだけれど、この場合の複数性とは《表現としてゴージャス》なこと。観客を《飽きさせない》使命感のようなものすら感じる。 #千と千尋の神隠し #アニメてにをは pic.twitter.com/aX7AP8BjLo

2022-01-09 23:01:22

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【239】この欄干に頭部をのせたときの、あごのシャクレ感が気になるのですね。こういう《不細工》をヒロインに許さなかった経緯のある宮崎さんがこれを見てOKを出した見識を問いただしてみたい。 #千と千尋の神隠し #アニメてにをは pic.twitter.com/3ou6LxEMQS

2022-01-09 23:11:56

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【243】こうやって観続けると、このシーンの主役はヒトガタの方ですね。ハク竜が物語的な推進力を担っているのに対し、ヒトガタは純粋に《視る愉悦感》でもってハク竜の動きを「補って」いる？ #千と千尋の神隠し #アニメてにをは pic.twitter.com/50eykD0MGA

2022-01-09 23:27:30

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【244】いや、どうかな。窓に顔にべたべたとくっつくヒトガタたち。特に千尋の顔に《球形状に》ひっつく独特な表現。何かに似ている。サッカーボールの模様に感じるあのデザインの球形感。いやそれは正解ではないかもしれない。 #千と千尋の神隠し #アニメてにをは pic.twitter.com/ULlI477ivM

2022-01-09 23:37:00

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【245】すごい作画だなあ。セルのアナログ感が際立つと、余計に労力の費やされ方の尋常じゃなさに呆然としながら、「労力の質」にも敏感になるような錯覚がある。 #千と千尋の神隠し #アニメてにをは pic.twitter.com/G4kaouljX1

2022-01-09 23:40:06

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【246】くっついていたヒトガタが浮き立ちあがる。見事な浮き立ち感。運動の質。それを「同じものが・無数に動く」表現として行う。大変だな。 #千と千尋の神隠し #アニメてにをは pic.twitter.com/1S5bHdrr3h

2022-01-09 23:42:25

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【247】きれーだなー。の運動曲線。一応《斜め奥へ》。 #千と千尋の神隠し #アニメてにをは pic.twitter.com/A2Ejd7vqdI

2022-01-09 23:44:56

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【249】静止画で点検すると、「え、こんな後ろ足、映ってたの？」とびっくりする。そしてこんな高速で動きながら流線処理が一切されていないこと。ドラゴンボールとは超、大違いだ。 #千と千尋の神隠し #アニメてにをは pic.twitter.com/Lnrf4KrtLQ

2022-01-09 23:49:48

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【250】ハク竜が向かった最上階へ向かう千尋。一応、階段はCG処理。ここで表のカオナシ宴会と裏（あるいは天頂）のハクの行方とで、ふたつの物語の筋を交錯させている。これは荒技。物語作者としての本能的直観が大丈夫と判断したのだろう。 #千と千尋の神隠し #アニメてにをは pic.twitter.com/4ukQYopjAV

2022-01-09 23:56:42

拡大

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【251】この行列。中央の男のお調子者たっぷりな踊りもいいが、お供え餅を乗せる容器を女官たちが盛大にふりかざす。なんでこんなに豪勢で・作画を疲弊させるとわかっていた題材に取り組んだのか？「ホーホケキョとなりの山田くん」をつくった《後》だからか？ #千と千尋の神隠し #アニメてにをは pic.twitter.com/uh94wsM5yO

2022-01-10 00:02:09

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【252】これもすごい作画。ヒトとヒトの間を抜け出そうとする千尋。なにくそ！ぬぐっ、という感じ。あ！《両側から挟まれた一本道》の応用編だ。 #千と千尋の神隠し #アニメてにをは pic.twitter.com/hZL79pTA5d

2022-01-10 00:05:33

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【255】屋根の頂点から行く手を探っている千尋。その背後にゆったり飛ぶカモメ。このカモメを加えるだけで風景が空間として立体的に息づくのです。そろそろこの配慮というか技法を継承するひとがいないと日本のアニメの行く末が案じられて仕方ないのですが。 #千と千尋の神隠し #アニメてにをは pic.twitter.com/xpdMFlqQHj

2022-01-10 00:23:14

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【256】カモメを配置して奥行きを出すのは「魔女の宅急便」由来。この壁に凸凹をつくって建物にするのは「ラピュタ」。にしても、この造形の複雑さをもっと有効に使ってほしかった気持ちは否めない。 #千と千尋の神隠し #アニメてにをは pic.twitter.com/l87kx3vW2f

2022-01-10 00:26:17

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【257】このお見事としか言いようのない「たすき掛け」の動作。あと、何を言えっていうの。 #千と千尋の神隠し #アニメてにをは pic.twitter.com/wYJdJzpWux

2022-01-10 00:28:19

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

おはようございます。さて行きますか。【259】ダクトを渡った先にある梯子を目指して、ダクトを渡るんですが、足を踏み込む先からダクトが歪んでいきます。足の踏み込み地点が歪みつつ基本となる歩きの運動を維持する。すごい応用編。 #千と千尋の神隠し #アニメてにをは pic.twitter.com/n3FVYu3CpT

2022-01-10 06:46:15

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【260】歩く端からダクトが歪んでいきます。 #千と千尋の神隠し #アニメてにをは pic.twitter.com/UpZU2gtgAK

2022-01-10 06:48:58

拡大

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【263】かろうじて梯子に間に合った。と思ったところで《手前》に鳥が二羽、優雅に飛び去る。これは作り手の《冷静さ》が維持されていることを意味する。高畑さんが言うほど《巻き込まれ型》のファンタジーじゃないですよね、この配慮は。 #千と千尋の神隠し #アニメてにをは pic.twitter.com/vXOT4gXbfB