漢の高祖（劉邦）の祖先は日本の神様！？幻の家系図「倭漢惣歴帝譜図」&渡来人の祖先たちの『新撰姓氏録』&孔子は平安時代最初期に「魯王」と呼ばれていた妄想（劉備の子孫と「姫氏」のさらなる追記と異論あり）【セルフ異論追加】

昨日のまとめのようにカイコのお話。「豊浦」というワードはカイコのお話ですごくレジェンド〜
茨城の豊浦（江戸時代のUFOも来た謎の土地、カイコになった金色姫信仰、養蚕秘録で有名に！）と仲哀天皇の「豊浦宮（下関の忌宮神社、蚕種伝来の地）」（熊襲征伐、でも神功皇后の神がかりで「もっとお金持ちの韓半島を攻めなさい」と言われたのに逆らったから崩御……次は神功皇后の三韓征伐のお話。この次の帝は八幡大菩薩の応神天皇！）、どちらも養蚕伝来地！

山海経、「倭は燕に属す。」　
でも公孫淵って、孫呉に燕王にしてもらったらすぐ裏切って、さらに三国志（晋書）の司馬懿・仲達（諸葛亮・孔明のライバル、曹操・孟徳や曹丕・子桓、親魏倭王の称号くれた皇帝たちの魏を奪った人のおじいちゃん）にすぐ滅ぼされたのよね……
よくそんなマイナーな国（しかも自称）、皇帝たちの子孫ばかり乗っている本のビッグネームに並べたのだ！

もしかして大和朝廷は「燕」を公認していた……！？

さらに日本には晋（西晋、東晋）の記録がほぼない、晋書にも一回卑弥呼が朝貢しただけ、お互い知らんぷり。
でも呉は孫呉かどうかはしらないけれどよく出る。

「新撰氏姓録」の前の「古事記」「日本書紀」「日本後紀」魏は注釈だけ、呉は地名でたくさん！
そして「新撰氏姓録」には司馬一族は出ない！

それはまた次の機会に。

姓氏録の面白さ、荊州の劉表の息子、劉琮の子孫も出るよ！

高緯、蘭陵王の一族

エピソード（引用）

異母兄弟の高綽に「任地にいた時、何が楽しかった？」と聞くと「蠍をたくさん入れた穴の中に人を入れてもがき苦しむ様を見るのが楽しかった」と言ったので、同じようなことをさせると、高綽を叱りつけた。「なぜ、このように面白いことを隠しておったのだ」と
ただし南宋（中国の南北朝時代の東晋の後の国、北朝の北斉とは仲が悪い、かなり盛ってるかも）

『一族もろとも殺害された。享年22。 』（なんで子孫いるの？）

眠たいし適当なまとめなので、「新撰氏姓録」についてはまた次の機会に……
それではまた！

参考文献

・新撰氏姓録のまとめ、（皇學館大学研究開発センター紀要　第六号）（菊亭本、佐伯本の両方の情報がある）
・菅澤庸子　『新撰姓氏録』における姓意識と渡来系民族（史窓 / 『史窓』編集委員会 編 (58)2001）
・日本三代実録（日本三代實録 新装版 (國史大系 : 新訂増補 ; 第4巻)
図書 黒板勝美 編輯. 吉川弘文館）
・吉村茂樹　倭漢惣歴帝譜図について　ソフィア、9巻夏号、1960

おまけ

秦氏、養蚕、『新撰姓氏録』のおもしろ祖先とかいろいろあるのでまたお楽しみに！
日本と孫呉VS西晋の話、袁術一族（陳郡袁氏とかいろいろ……）

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関係ないけれども昨日作った、このまとめもまた見てねん！
ていっ！
[ギル様の天敵！？「雑種」の英雄「外山亀太郎」博士の説明と博士をFGOに！という妄想

](https://togetter.com/li/1831054)

（かなり流行った家系図らしいし、倭漢惣歴帝譜図とか、都の外や正倉院からひょっこり顔を出さないかしら？でももしも残っていたら、戦前の皇国史観で『漢も孔子も日本起源！』なんて利用されてたのだ……？）

追記！周の姫氏と孔子と倭人あれこれ

（かなり皇統に対してセンシティブな議論あり）

でも呉の姫氏はあやしいらしい（Wikipedia）

（ちなみに現代の韓半島では箕子朝鮮はあまり好かれていないのだ。韓国政府公式ホームページでも、もっと新しい神様の檀君が養蚕を伝えたとなっているのだ。）
（檀君が新しい神様だからと言っても、外国文化の尊重は大切だからもちろん馬鹿にしてはいけないのだ！かつては豊臣秀吉の唐入り・朝鮮出兵で日本に連れてこられてしまった韓半島の人たちが、檀君を大切に思って鹿児島・薩摩の玉山神社に祀っていたのだ。明治に祭神を変えられていなくなったけれど……）
玉山神社

始皇帝や公孫淵や、もっと後の時代の日照大権現様（徳川家康公）もお祭りする神社があるんだから、異国の檀君も『八百万の神』として敬意を払うべき！！！と言っても過言ではないはずなのだ！（コスモポリタンと外国への敬意）

ふりだしにもどる。「魯王」の謎と「姫氏」、再検討。

（日本の姫氏については詳しい方がいるはずなので自粛、コメントがあればよろしくお願いします。）

触らぬ神に祟りなし。