茂木健一郎(@kenichiromogi)さんの連続ツイート第2694回「結局努力というのは自分がどれくらい伸びるかだ」

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茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート2694回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は感想です。

2022-01-26 06:56:02
茂木健一郎 @kenichiromogi

よく、勉強の話を書くと、「茂木はできたからできない人の気持ちはわからないんだ」と言われるけど、たしかに勉強とかテストで苦労したことはないけど、できない人の気持ちがわからないということはなくて、それはつまり体育、スポーツの方である。

2022-01-26 06:57:16
茂木健一郎 @kenichiromogi

ぼくが子どもの頃夢中になったのは『巨人の星』で、あこがれて草野球をやったけれども、どうにもダメだった。運動神経の良い子にくらべるとへたっぴいで、劣等感しかなかった。

2022-01-26 06:58:05
茂木健一郎 @kenichiromogi

特にひどかったのは短距離走で、どんなに一生懸命手足を動かしても、6人で走ったら4位くらいにしかなれなかった。速い子は練習しなくてもカモシカのように速くて、ぼくはいくら練習しても速くならなかった。

2022-01-26 06:58:58
茂木健一郎 @kenichiromogi

体が硬いこともあってか、器械体操とか跳び箱は苦手で、特に、跳び箱に手をついてくるっと回るやつ(なんて言うんだ、あれ?)は恐怖でしかなかった。ああいいうのをスイスイ跳んでいく人はなぞすぎて、別の生きものとしか思えなかった。

2022-01-26 06:59:56
茂木健一郎 @kenichiromogi

そういうわけだから、国語算数理科社会は5以外とったことなかったけど、体育はいつも3だった。どんなにがんばっても3だった。平凡であるとか、劣等生であるとか、そういう感情は、子どもの頃の体育を思い出すと、ああ、あれだよなとわかる。しかも身体性をともなってわかる。

2022-01-26 07:00:54
茂木健一郎 @kenichiromogi

それでも、ぼくはこつこつ運動を頑張って、努力で補える持久走とか、なわとびとかは、それなりに得意になった。全体的に自分が苦手な分野(運動、スポーツ)でも、がんばれば伸びるという体験はそのあたりでした。

2022-01-26 07:01:53
茂木健一郎 @kenichiromogi

今もぼくは走り続けていて、マラソンの記録も4時間40分くらいで、平凡で劣等生だけれども、それはそれなりに楽しいし充実もしている。だから、結局努力というのは自分がどれくらい伸びるかだというのは、ぼく自身の経験に基づいている。

2022-01-26 07:02:58
茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、連続ツイート2694回、「結局努力というのは自分がどれくらい伸びるかだ」をテーマに7つのツイートをお届けしました。

2022-01-26 07:03:50