日本維新の会、小林慶一郎氏の講演を拝聴して

講演を拝聴した感想 2022年2月10日(木) 日本維新の会 国会議員団 政務調査会 新しい経済社会調査会 youtu.be/2QCSo8g1X8E
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質問者2 @shinchanchi

日本の長期停滞に関する小林慶一郎氏の講演では 低成長の原因を ①所得格差の拡大 ②財政の将来破綻リスク ③実質金利の恒久的低下 デフレの要因として ④名目金利の恒久的な低位安定 としているが、これには批判的な見解を持たざるを得ない twitter.com/shinchanchi/st…

2022-02-13 23:01:30
質問者2 @shinchanchi

嘘を極力嘘をつかずに、長期停滞の要因(財政金融当局の緊縮マクロ経済政策)から目を逸らす、という意味では小林慶一郎氏の講演は素晴らしい 2022年2月10日(木) 日本維新の会 国会議員団 政務調査会 新しい経済社会調査会 youtu.be/2QCSo8g1X8E @otokita @fumi_fuji @adachiyasushi

2022-02-11 15:15:56
質問者2 @shinchanchi

①所得格差の拡大 デフレと低成長により引き起こされた面があると思われます。 なぜなら、経済成長が格差を縮小させた、という例があることから、低成長(平成約30年で名目GDP成長ほぼゼロという他の先進国で例が無いレベル)は逆に所得格差縮小の逆の効果があると考えます。 pic.twitter.com/CwnD3bT0DH

2022-02-13 23:08:03
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質問者2 @shinchanchi

元日銀副総裁の岩田規久男先生の著書 #日本経済を学ぶ によると “多くの実証研究が、所得格差の縮小にもっとも貢献したのは政府による所得再分配政策ではなく、経済成長だったことを明らかにしています。実際に、日本の高度成長は「一億総中流」といわれたように、所得格差を縮小” とあります

2022-02-13 23:08:53
質問者2 @shinchanchi

@adachiyasushi @adachiyasushi @otokita 拝聴。 労働市場改革も期待しております。 しかし、労働需要を増やすマクロ経済政策抜きに、労働供給側の労働者が労働需要者側の企業に対して有利になることは難しいと思われます。 金融政策で失業率低下&就業者数増加、不本意非正規雇用減少が起きたことは示唆的です。 pic.twitter.com/uhBJfn4HpT

2022-02-13 20:27:42
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質問者2 @shinchanchi

また、永濱氏の論考によると 「消費者物価指数を時系列で見れば、当初所得ジニ係数が上昇している期間に物価は下落しており、就業者数も減少傾向」 であるが アベノミクス以降 「直近2014年から2017年にかけては低下に転じている」 と述べられています dlri.co.jp/report/macro/1…

2022-02-13 23:12:47
質問者2 @shinchanchi

永濱氏は 「この背景には、①アベノミクスの異次元金融緩和により極端な円高・株安が是正され、生産拠点の海外移転に歯止めがかかった。②結果として就業者数が500万人近く増加し、低所得層の所得が底上げされた―こと等がある」 と分析されています。

2022-02-13 23:13:39
質問者2 @shinchanchi

②将来の財政破綻リスク 小林慶一郎氏は、定量的に破綻確率を述べておられません。 ご自身のモデルによる分析結果で、この30年の低成長の半分ほどを、この財政破綻リスクへの懸念で説明出来るとしています。 mof.go.jp/zaisei/current… pic.twitter.com/FvTn8PBD4K

2022-02-13 23:18:56
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質問者2 @shinchanchi

小林慶一郎氏の②への反論 アベノミクス以降(消費増税により下押しされた面は有りますが)名目GDPは、それなりに成長しました。 財政破綻リスクが大幅に改善したのでしょうか? (経済成長により改善しているとは思いますが) データで見るアベノミクス | 政府広報オンライン gov-online.go.jp/tokusyu/abenom… pic.twitter.com/GcTLJDTcJs

2022-02-13 23:22:08
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質問者2 @shinchanchi

サマーズは 「単一の統計結果だけに基づいて、重要な政策上の結論を導き出すことがあってはならない。異なる方法論のアプローチによる複数の研究が示す証拠の蓄積に基づいて、政策判断は成されるべき」 と。 ラインハート・ロゴフ研究の誤りに学ぶ=サマーズ氏 jp.reuters.com/article/tk8339…

2022-02-13 23:24:19
質問者2 @shinchanchi

サマーズ “「モデル」から引き出される結論を、その背後にある動機を直感的に理解することなく受け入れることは控えるべきだ。研究者が自らの研究結果を政策論議に取り入れてほしいと望むのは正しいし、理解できる。” 小林慶一郎氏にサマーズの声は届くだろうか。

2022-02-13 23:25:40
質問者2 @shinchanchi

サマーズ:約30カ国のデータによって、債務がどの水準を超えれば危険になるかを推計できると信じるのは愚かだ。そうした境界線が存在すると仮定しても、自国通貨の有無、金融システム、文化、開放度、経済成長の経験における大きな相違に関わらず、すべての国でその水準が同一であるはずはないだろう

2022-02-13 23:26:48
質問者2 @shinchanchi

サマーズ ”言い古されている通り、相関性は因果関係を立証しないし、高債務と低成長が併存する傾向があるとしても、それは低成長後に債務が積み上がることを反映している“ 緊縮的な財政・金融政策と、完全雇用を待たずに早過ぎる引き締めにより、債務残高が高まってしまったとも言える。

2022-02-13 23:28:00
質問者2 @shinchanchi

浅田統一郎氏 ”「政府が公共支出を切り詰めて増税し、日銀がマネーを絞ると、国債残高比率はむしろ増加する」という一見逆説的な結果が、過去20年間に日本で生じたのである“ デフレ脱却こそが国債累積問題の解決策である yab.yomiuri.co.jp/adv/chuo/opini…

2022-02-13 23:31:03
質問者2 @shinchanchi

③実質金利の恒久的低下 これは、早過ぎる引き締め政策(財務省・旧日銀)により、完全雇用や充分な経済回復前に景気を下押し、その結果、財政・金融政策の緩和策が必要となる事態を続けてしまう、いわば、マクロ経済政策の失政のせいで、実質金利が低下した状況を招いている、とも言えると思います

2022-02-13 23:34:02
質問者2 @shinchanchi

デフレの要因として ④名目金利の恒久的な低位安定 名目金利をほぼ操作出来ない環境で、 アベノミクスにより -0.5%だったコアCPIが +1.5% と、約2%引上げられたことを説明出来ていません。

2022-02-13 23:44:31
質問者2 @shinchanchi

日本の長期停滞を招いた要因を僕は次のように捉えています ①政府・財務省・旧日銀のマクロ経済政策の失政(緊縮策) ②少し景気が回復すると早過ぎる引き締め ③財務省・旧日銀の失政から目を逸らすかのような学者・エコノミスト・メディアの残念な情報による国民への「狂育」 twitter.com/shinchanchi/st…

2022-02-13 23:47:44
質問者2 @shinchanchi

"「マクロ経済学を学ぶ目的の1つは、ジャーナリストや評論家や政治家にだまされないようにするためである。」" (ジョーン・ロビンソン)

2022-02-14 00:05:29
質問者2 @shinchanchi

浅田統一郎さんの著書の はしがき にありました "「マクロ経済学を学ぶ目的の1つは、ジャーナリストや評論家や政治家にだまされないようにするためである。」" 『マクロ経済学基礎講義 <第3版> amzn.to/292bWOl

2022-02-14 00:04:01
質問者2 @shinchanchi

片岡剛士(現日銀審議委員)に日本の長期停滞「失われた20年」が、 マクロ経済政策の失政で 「奪われた20年」 であることが学べる連載記事 newspicks.com/news/1130806/?…

2022-02-13 23:59:13