- pochipress
- 20316
- 0
- 54
- 30
あ、広報よこはまの文章は、「コピーライターが書いた」と唐木さんは言いました。でも、(口述したから)内容には責任をもつともおっしゃいました。
2011-09-18 21:22:31唐木さんのこと「極悪人かとおもったが普通だっ た」と休憩時間に携帯からツイートしたが、ほんとにそう思う。他の「御用学者」は「頼んでも出てこない(島薗さん弁)」そうだ。その点、唐木さんは出てきて堂々と説明した。意見は異にするが、話せる人だと感じた。
2011-09-18 21:51:18数値はウソつかない。科学はウソつかない、と押川さんがきょうもいってたが、まったくそうだ。地続きの場合、となりとの整合性をとると、どうしてもウソがばれる。いっぽう、ひとはウソをつく。これは日常茶判事。史料批判はこれを前提とした方法論だ。
2011-09-18 22:35:48昨日のシンポジウムで唐木英明さんが、「除染は移動と集積の問題」といったことは明解であった。集積する場所の論議が全く進んでいない現状で除染は始まらない。 。
2011-09-19 03:45:15きのうのシンポジウムで押川さんの発言もうひとつ。私による要約「子どもの甲状腺がんは、もともとごく少なかったから(1%以下でも)気づかれた。科学でみわけられた。しかし平常で30%もあるがんが1%増えても、疫学による統計手法ではなかなかみわけられない。でも、首都圏に3000万人
2011-09-19 07:05:48住んでいる。1%上昇でも30万人だ。これは無視できないリスクだ」押川さんは、秋葉原の無差別殺傷事件の死者7人を例に挙げたが、それより桁違いの被害者が出るかもしれないと心配になった。
2011-09-19 07:07:53チェルノブイリの事例報告は参考にならない。ヒロシマナガサキの事例報告も参考にならない。それぞれ、報告にバイアスがかかっている(あるいは、穴のある報告ばかり)。この評価がパネリストのあいだで支配的だった。そしてそれは説得力を持って語られた。
2011-09-19 07:10:16もうひとつ思い出した。メタの見地からのメモ。パネルディスカッションで小林傳司さんが「ユニークボイス」の語を何度も繰り返して使って説明を始めた。そしたらフロアから「ユニークボイスって何ですか」の大きな声。同時に複数上がったように聞こえた。小林さんはすぐ、説明して話をつづけた。
2011-09-19 07:33:19会場に来てた人は哲学畑とそれに近い文科系のひとたちが多かったはずだ。そのひとたちのコミュニティが「ユニークボイス」の語を知らないらしいことに私は驚いた。なお、私はシングルボイスという。先日ワンボイスと言ってるひとがいるのに気づいた。
2011-09-19 07:35:44ワンボイスとは、リスクの科学的評価はひとつで(確実なもので)あるべきの立場。ワンボイスは神話のたぐいだと私は思うが、この国では広く採用されている。気象業務法はその考えでつくられている。地震調査委員会や噴火予知連があるのも、その考えによる。
2011-09-19 07:52:24しかし、リスクはそもそもあいまいな確率現象であり、科学もほんとは科学者の数だけ意見が多様だなぜなら、科学者はいままでなかったユニークな論文を発表するのが仕事)。それを無理してワンボイスにまとめさせる社会が悪い。社会が、科学を有効利用してない。現段階は発展途上にある。
2011-09-19 07:57:14きのうのシンポ。唐木さんが「リスク評価は科学 だけ でやる」と明言した。わたしは、なるほどと得心した。しかしそのあとのパネルで「なぜ科学だけなのか」の質問が複数出た。このへんの溝を埋める必要があると感じた。慎重派ももっと勉強してほしいものだ。
2011-09-19 07:58:55唐木さんは、「科学によるリスク評価は、リスク管理のときに参考にするたくさんのうちのひとつにすぎない。それはとっても小さいものだ」と過小評価を強調した。わけあっての強調だと感じたが、これもまさしくそのとおりだ。
2011-09-19 08:00:30科学者がリスク評価の領域からリスク管理の領域まで足を踏み出してはいけない。唐木さんはとても正しいことを言った。しご本人がそれが実践しているかどうかについて多くの疑問の意見が出たし、私も疑う。ただ彼のような社会的立場にいると、どうしても目立つだろうと同情もした。
2011-09-19 08:02:41