ボストン美術館所蔵 THE HEROES展 刀剣×浮世絵 巡回展 静岡会場ver. ※鑑賞毎追記 最終まとめ、全体的な感想テキスト追記しました。
色々Twitter上ではレポしきれなかった事が多かったのですが、
個人的に、北斎全般は本当にもうさすがとしかいえないのですけど、壇ノ浦関連の浮世絵は圧巻だった...。
巴御前、静御前の浮世絵は静と動を感じつつどちらも戦っているんだよなと思いながら観ましたし、川中島の戦いエリアも臨場感を感じました。
それぞれの美術館で展示方は違うのかもしれないけれど、エリア別シーン別に浮世絵、鍔、刀剣と物語に沿った展示で見応えがあって毎回アップアップしながら見てしまった。
個人的にとても観るのが面白かった刀剣が一口ありました。
備州長船盛重の太刀です。展示の仕方、照明等もあったのかもしれませんが、刀剣鑑賞は屈んだり上から覗いたりいろんな角度から見るという事が良く言われていますが、この太刀は、ああその通りだなと思わせるというか角度で本当に雰囲気がグワッと変わるのでとても面白かったです。
あと、呟きでちょいちょい浮世絵のモブが面白いと言っていますが、次の9/10〜の兵庫会場に行かれる方は見て欲しいなぁなんて思っていたりします。ユニークな表情をしていてとても面白いです。どうしてそうなったっていう省略された顔もあって絵師によって様々な手癖があって本当に面白い。
恐怖の表現、風の表現、力強さ...勢いの表現など、絵師によって様々でこちらも見どころだと思います。月岡芳年は静けさの中にも風の音が聞こえてくるようだし、国貞や国茂は轟々とした音が聞こえてくるような勢いのあるものもあったり、個人的に魚屋北渓の作品は色使いがとても素敵でした。
墨一色で描かれた浮世絵はコミカルさを感じる浮世絵もあります。四コマ漫画みたいなイメージ...
武者絵は、どこか少年漫画のようで、THE HEROES...たしかにたしかに...と。
見どころが満載な展示でした。
あと、コラボランチ美味しかった...