好運への意志

※このトゥギャリをやった真意は何?という方は、ニーチェの遠近法主義とバタイユの好運への意志についての私のツイートを見てください。(このカオスっぷりがポイントw)
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@Abraxas_Aeon

バタイユの〈好運〉について:(2)肉体のエネルギー、生理的な力(フォルス)によって生起する体験。フォルスが過剰に高まって人間は生の限界へ立ち至ることになる。しかし人間のフォルスは不規則的に、無動機的に昂揚したり低迷したりする。好運の体験は偶発的な力の湧出によって起こる。

2010-05-15 18:29:32
@Abraxas_Aeon

バタイユの〈好運〉について:(3)(死を賭する程の)賭けの体験としての好運。昂揚するフォルスに導かれて生の限界へ至ると、存在は今度は自分を打ち捨てることを求められる。死の不安にも拘らず、死に怯える自分を笑い飛ばして打ち捨てることが要請される。バタイユはこれを「高次の笑い」と呼ぶ。

2010-05-15 18:39:41
@Abraxas_Aeon

この「高次の笑い」による打ち捨てを「賭け」、あるいは「賭けへの投入」だとバタイユはいう。仏語 le jeu には「賭け」の他に「遊び」の意味もあり、彼はこの言葉をその両方の意味(賭け[=遊び])を込めて使っている。この「賭けへの投入」は何らかの儲けを当て込んでの行為ではない。

2010-05-15 18:50:22
@Abraxas_Aeon

バタイユの賭け[=遊び]は、純粋で無益な存在とそのフォルスの消費である。その消費の形態としてあがるのが笑い、ヒロイズム、恍惚、供犠、ポエジー、エロティシズムなどなのである。バタイユは、これらが非連続的な固体としての存在同士におけるコミュニケーションの一法則を持っていると説明する。

2010-05-15 18:58:44
@Abraxas_Aeon

好運は、言葉としてはほとんど使われなくなるが、内容的には晩年まで生き残っている。「エロティシズムは人間の内的生活の一面である。エロティシズムは欲望の対象を絶えず外部に求めているために、私達はとかく思い違いをしている。しかしエロティシズムの対象は欲望の内在性に対応している」

2010-05-15 19:10:19
@Abraxas_Aeon

「対象を選ぶのは、常に主体の個人的な趣味に属することである。大部分の男が選ぶであろうような女が対象であるとしても、男を動かすものはしばしば捉えがたい一面であって、この女の客観的な性質などではない。もしこの女が私達の内的存在に触れなければ、多分彼女を選ばせるようなものは何一つない」

2010-05-15 19:36:03
@Abraxas_Aeon

この欲望の捉えがたき内在性に、外部のものとしての対象が触れるか否かが問題だと言うわけである。好運体験もそれと同じ要領で捉えられるところがある。特に主体が突然生じた出来事や、未知の客体と遭遇したときなどは、好運を賭けるきっかけともいえるべきことということになる。

2010-05-15 19:47:12
@Abraxas_Aeon

前に書き残した非-知と笑いの話にも繋がっている。笑いのツボについてまだ書いていなかったが、これに関しても、先ほどのエロティシズムの話と同じ一法則が含まれている。対象が個人的な笑いのツボを刺激しなければ、多くの他人が笑えても自分が笑えるわけではないということ(逆も然り)。

2010-05-15 19:57:47
@Abraxas_Aeon

「好運≒内的体験」の絶頂=主体が「非-知」で客体が「未知のもの」→「脱存(エクスタシー)」。ポイントとしては、「笑い」であれば、その人の内的存在に触れるものであればあるほど、またそれが唐突であればあるほど、爆笑を引き起こすということでもある。突然の空間の移行とでもいうのかな。

2010-05-15 20:15:19
ヒノッチ @hinocchi

もうちょっと自己主張的なことした方がいいのかな~

2010-05-15 20:39:26
@Abraxas_Aeon

@hinocchi \己を供犠に捧げよ!/ \君の好運を賭けたまえ!/ \言葉と言葉はエロティックな恋をする!/ …すみません、そろそろ自重します(汗。

2010-05-15 20:44:04
ヒノッチ @hinocchi

凄いwwwwがっ頑張らねばw QT @Abraxas_Aeon: @hinocchi \己を供犠に捧げよ!/ \君の好運を賭けたまえ!/ \言葉と言葉はエロティックな恋をする!/ …すみません、そろそろ自重します(汗。

2010-05-15 20:48:40
@Abraxas_Aeon

その昔、音楽の授業や合唱などでハレルヤを歌うときは腹の底から声を出すような感じで歌ったものだったが、あれって「上帝讃歌」なんだよね。しかもバタイユがそれを持ち出してきてるとなると以下のように叫ばざるを得ない\死にまで至るほどの生への讃歌を歌いあげよ!/→\ハレルヤ!/

2010-05-15 21:32:17
@Abraxas_Aeon

フランス語だとアレルヤだった・・・。

2010-05-15 21:33:15
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