youtubeカカチャンネル 動画『業界の栄枯盛衰物語―商店街』を解説
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後で「解説の解説」をします。 ”誰のせい?【業界の栄枯盛衰物語】~商店街~ youtu.be/hOwdFcq7fns @YouTubeより
2022-07-23 08:23:14まず、動画へのコメント: 動画2回、コメントすべて拝読しました。 皆さんの商店街に対する思いが伝わってきて良かったです。 商店街にはまだ解明されていない秘密があって、 なぜ素人が簡単に開業できたか? その後素人は玄人になれただろうか?(続
2022-07-23 22:24:52指導支援の専門家は状況に即した指導支援に必要な 知見・技術を持っているだろうか? 国、地方自治体、上部団体は如何? 等々。 このあたりが解明されると新しい事業機会にチャレンジ出来る可能性があると思います。 チェーン店は地元の所得を本部に吸い上げる集金 マシーン。
2022-07-23 22:24:53地域の所得―消費循環を破壊しました。 商店街には新しい事業機会を発見、蘇生してもらいたい。 END それでは「改正の解説」をば。
2022-07-23 22:24:53解説1 なぜ素人が簡単に開業できたか? 小売業のカンブリア紀的爆発は3回。 ① 戦間期 ② 終戦~高度成長期 ③ 大店法当時 小規模小売店多数が出現、商店街を形成した のは①および②の時期。 実現した背景は: ①消費需要の拡大 ②開業条件の安易さ 以下②について説明
2022-07-23 22:45:31開業条件: ①小資本 ②経験(知識、技術)不問 で開店できた。 理由は ①先行事例への模倣追随が可能 ②メーカー、問屋による財務、経営面への支援 ③消費購買行動の未成熟(供給側優位)
2022-07-23 22:45:31成功条件 ①立地=通行量の多いところ もの不足、店不足、”石を投げればものが 欲しい・買いたい人に当たる” 時代 ②業容=いわゆる業種店。業種メーカー、 問屋の支援を受け、既存繁盛店の模倣追随 有力なメーカー、問屋のチャネルに所属する ことが繁盛への道
2022-07-23 22:54:56③消費購買行動の未熟 消費拡大期、電化生活、ファッション開花 消費購買行動の未熟、売り手市場 「問題」 環境の影響で、いわゆる「殿様商売」成立 「見よう見まね経営」のままで成長 「商業理論」の不在 ※この当たりが将来足かせに。
2022-07-23 23:00:32解説② 商店街形成、発展、立地移動のダイナミズム ①商店街の形成、発展 好立地(通行量)への出店―繁盛 模倣追随出店の蔟出=自然生成的型集積= 商店街の出現 ②立地移動 新規出店の続発。好立地は先行者に押さえ られているので比較劣位立地への出店。 劣位を補う差別化=消費者の支持
2022-07-23 23:11:33消費者の新立地への移動=立地移動 ※立地移動とは消費購買行動の移動のこと ③経営技術 業種発想、同一商店街、隣接商店街立地の 同業他店との競争、差別化、川上の支援 「業種発想」的「経験と勘」による経営
2022-07-23 23:11:34幕間的に捕捉すると 小売業を理解するには、 業種、業態とその基本となる業容を 理解することが必要です。 誰も言いませんが。 さらに、 「立地よりも業容に対するお客の支持」 近日説明します。
2022-07-24 07:05:34解説2 商店街の栄枯盛衰 (1)自然生成的商業集積としての商店街 (2)生成のダイナミズム (3)空胴化プロセス (4)集積間競争 について。
2022-07-24 07:29:18小売業、 戦前、戦後に生業として無経験者が多数参入 した。 経験不要=先行事例の見よう見まね+小資本 (川上の支援)で出店可能だったから。 今現在、空店舗活用と称して無経験者に公的 資金を付けて開業させているのは往年の条件= 見よう見まね+小資本(川上&公的支援)で 開業―持続可能と
2022-07-24 11:25:46考えられているから。 状況が当時と大きく異なっているのは: ①立地が集積間競争に負け続けている ②章購買行動のレベルアップで「見よう見まね」 的業容では愛顧客が創れない 空店舗への出店促進=テナントミックスというのは 「業種発想」まんま。 行政、指導者は「業種発想」を払拭すべき
2022-07-24 11:25:46「『商店街の栄枯盛衰』の解説」を解説しようと すると とんでもないことになりますW (端折るところは質問があれば追加します) (1)自然生成的商業集積としての商店街 ①商業集積とは、独立・業容を備えた個店、売場 多数が集合、集積としての機能を発揮している あり方
2022-07-24 12:27:42②自然生長的:集積としての計画無し。 個店個々の計画的出退店の結果として計画 無しに生成、「栄枯盛衰」を辿る集積 (2)生成、発展のダイナミズム ①好立地と目される場所(離合集散ポイント)に 先駆者が出店、繁盛して「好立地性」実証 ②追随者:先行事例を参考に出店相次ぐ
2022-07-24 12:27:42③追随出店:立地特性、成功事例を参考に業容 を計画して出店。差別化、異業種。 ④集積効果:相乗効果、相互作用、共同行動に よる集積性の向上 ⑤新陳代謝:競争、購買行動の支持具合による 恒常的出・退店の発生による集積性の鮮度維持
2022-07-24 12:29:15(3)空洞化プロセス ①集積間競争の多様化 商店街間競争+新規参入 施設、集積(計画立地的集積)との競合発生 注「計画立地型集積」:商業施設、集積としての 業容を計画し、個店群(テナント)の編成で機能を 確保する ②顧客の新規参入集積への移動
2022-07-24 12:49:09③個店の業績低下、業容の陳腐化、劣化 ④集積機能の低下、街区内通行量の減少 ⑤さみだれ的転・廃業 空店舗の固定化 ⑥活性化事業の不発 結果:商店街が抱えている問題 pic.twitter.com/QModARNzjp
2022-07-24 12:49:39(4)集積間競争について ①集積は進化する 集積を構成する単位売場は 日々顧客の評価に晒されており、何らかの 理由で陳腐化した、と評価された売場(A)は 顧客が離反、集積からの退出を余儀なく される。Aの離脱は集積の機能の劣化をもた らすので新たな売場を招聘する。
2022-07-24 16:04:37