水俣病をめぐって(Rsider氏とのやりとり)

個人的なまとめでございます。 いろいろと親切に教えていただき、本当にありがとうございました。>Rsiderさん。 要望がありましたら非公開にしますので、保存したいかたはお早めにどうぞ。 『水俣と福島の相違点』( http://togetter.com/li/190958 )を前提にして話が進んでいきますので、そちらについても参照されたほうが分かりやすいかもしれません。
28
川端裕人 『ドードー鳥と孤独鳥』(国書刊行会)いよいよ発売中! @Rsider

なぜそういう読みになるのか分からない。意思がなければダメというのはホント。通常、保健所は食中毒から住民を守る意思を持っている。しかし、食中毒と気づかなかったことを指摘していると理解。RT @flurry: (続き)つまり。どちらの立場も「事態を解決しよう、住民を守ろう、という行政

2011-09-26 17:05:26
川端裕人 『ドードー鳥と孤独鳥』(国書刊行会)いよいよ発売中! @Rsider

@flurry 行政がチッソを選んだという認識は古くからあって「常識」になっていると思います。ぼくもまったく合意します。今後似たことがあって似た判断が迫られた時、どんな「武器」「道具」があれば、それを食い止められるか考えています。(ぼくが読んだ時の主な問題意識)同じ穴ぼこですか?

2011-09-26 18:35:27
flurry @flurry

@Rsider はい。この点は同意です。ただ、その「武器」とは誰に/何に向けて使われるものでしょうか? わたしが懸念しているのは、「(チッソを選んだ)行政や権力と対立してしまう」という構図が、武器(疫学、食中毒……)を強調することで隠されてしまうことです。

2011-09-26 18:46:47
川端裕人 『ドードー鳥と孤独鳥』(国書刊行会)いよいよ発売中! @Rsider

@flurry もう一点、水俣病の認定問題はまだ終わっていないので、メカニズム論・病像論に落ち込まない、解決を望んでいます。

2011-09-26 18:36:13
川端裕人 『ドードー鳥と孤独鳥』(国書刊行会)いよいよ発売中! @Rsider

@flurry 武器を誰に向けるか。それは、わたしたちの健康の向上ですよ。そのために、行政を説得する武器になる。司法を納得させる武器になる。その前に、我々の社会がこれらのことを常識として受け入れておかないと、武器にもなりませんよね。それが、水俣病発生時の状況。

2011-09-26 18:49:29
川端裕人 『ドードー鳥と孤独鳥』(国書刊行会)いよいよ発売中! @Rsider

病気に名前をつける呼ぶとき、症状自体が病名のように語られる場合(下痢、とか)、原因菌やウイルスが語られる場合(インフルエンザ、とか)、人の名前がつく時とか(パーキンソン病、とか)、土地の名前がつく時とか(水俣病とか)、症候群としてまとめる時とかいろいろある。続

2011-09-26 18:52:08
川端裕人 『ドードー鳥と孤独鳥』(国書刊行会)いよいよ発売中! @Rsider

続・水俣病は有機水銀中毒であると決着しているのだから、わざわざ「水俣病かどうか」を問わなくても、有機水銀中毒かどうかを問えばいい、ずーっと思っているなり。わざわざ風土病みたいな名前をつけて、特別扱いする意味は、今はもうないと思っているのだが。

2011-09-26 18:52:30
flurry @flurry

あ、有機水銀中毒という書きかたでイヤな予感がしてたのだけど…… それは、多岐にわたる事象が絡み合い現在も「終わっていない」公害病としての水俣病をとりこぼすだけだと思いますし、「水俣の教訓を福島に」というならば、まずその点ではないかしら。 http://t.co/aOntRPoY

2011-09-26 18:58:31
川端裕人 『ドードー鳥と孤独鳥』(国書刊行会)いよいよ発売中! @Rsider

ぼくは水俣は福島の教訓にというのに一定の懸念を抱いています。RT @flurry: あ、有機水銀中毒という書きかたでイヤな予感がしてたのだけど…… それは、多岐にわたる事象が絡み合い現在も「終わっていない」公害病としての水俣病をとりこぼすだけだと思いますし、

2011-09-26 19:00:22
川端裕人 『ドードー鳥と孤独鳥』(国書刊行会)いよいよ発売中! @Rsider

@flurry あちゃー、で思ったのですけど、きっとあまりに前提がかなり違うのですね。ここで、詰められるものではないと思うので、いったんやめましょう。もしも、必要があれば、いずれ。お考えが深められますよう。

2011-09-26 19:02:42

追記

追記として、高岡滋(st7q)さんの発言を載せました。
対応するRsiderさんのツイートは、わたくしがブロックされているので載せられないという……

高岡 滋 @st7q

水俣は初期に疫学を意識出来れば拡大しなかった?…初期に症例から入るのは当然。存在した疫学も無視された。一つの独自調査も困難を極める。国は要を調査しない。ICRPの疫学研究の解釈を見よ。そんなに単純ではない!【水俣病から考える福島原発の被害】http://t.co/0h1Pbd7a

2011-09-28 08:57:45
kaz @altima1972

@st7q 国は要を調査しませんが、私学と地域の連動で出来る調査もあるのではないでしょうか?ただ、外部被ばくと内部被曝の問題を切り分けなければならず、患者(あるいは患者では無い調査対象)の行動を追う事等難しくはありますが、出来ない話ではありません。

2011-09-28 11:58:52
高岡 滋 @st7q

水俣病(感覚障害で95~99%)よりも原因確率が低いからダメということではないでしょう。津田敏秀先生の意見書をお読みください。http://t.co/cWw1pSS6 【水俣病から考える福島原発の被害】http://t.co/0h1Pbd7a

2011-09-28 15:48:17
高岡 滋 @st7q

@altima1972 私は調査出来ないとは一言も言ってません。水俣で私達自身も困難な中で実行してきたし、福島でもやるべきです。これは、「水俣は初期に疫学を意識出来れば拡大しなかった」というのが、水俣の過去の事実をふまえていないことを指摘したのです。疫学は臨床とリンクした要です。

2011-09-28 15:37:15
高岡 滋 @st7q

色々ありますが、「放射能汚染の健康影響として想定されるのは、ほぼ発癌だけ」というチェルノとも異なるだろう前提から出発する必要はありませんし、因果関係抜きというのは空想的ですね。低確率でも因果関係論の中でしょう。 @altima1972 …http://t.co/FihzVWmI

2011-09-28 16:02:15
高岡 滋 @st7q

「水俣病の病態論がどこまで補償するかという問題とすりかわってしまった」【水俣病から考える福島原発の被害】http://t.co/0h1Pbd7a…これはあくまで原田先生の過去のある時点での感想。私達は常に病態、疫学、救済の全てを視野に入れています。そうしないと足をすくわれます。

2011-09-28 22:20:23
高岡 滋 @st7q

http://t.co/0h1Pbd7a のなかで、@Rsiderさんは、病像、疫学を分離しておられますが、具体的な水俣病臨床と疫学を御存知ないのでは?津田先生は民医連・藤野先生の疫学研究にも言及してます。適切な疫学調査項目は病像から得られますし、疫学は病像を強固なものにします。

2011-09-28 22:39:34
高岡 滋 @st7q

放射線健康被害の特異性が低いために立証できない、という意見が多いですね。何を調査するかがカギですが、これはやってみないと分からないところがあります。どんな結果であってもICRPが因果関係を否定するのは目に見えていますから、反論を恐れず、彼らと違う土俵で調査することだと思います。

2011-09-28 22:57:09
高岡 滋 @st7q

@Rsider お気持ちは分かりますが、昭和52年判断条件は、専門家もその根拠を理論的に説明できないのに法的強制力を持っています。理論は正当性の根拠として当然大切ですが、こんな議論ができるのはネット社会になって、一般市民が理論など細部まで情報交換できる様になったからだと思います。

2011-09-28 23:31:20
高岡 滋 @st7q

@Rsider そうですね。私はこうやって対話しているから良いのですが、人が顧みない中で現場でやってきた人達が読めば嫌な気持ちになるかも。でも、そんなに見てませんよ。対話のチャンネルがあって相互理解が進むと良いのではないでしょうか。ほら、チャチャ入れたい外野が来ましたよ。

2011-09-29 00:10:05