「耳をすませば」の天沢聖司の行動は図書館倫理的に考えるとちょっとヤバいというお話

94
セブン (字幕版)

ブラッド・ピット,モーガン・フリーマン,グウィネス・パルトロー,ケビン・スペイシー,アンドリュー・ケビン・ウォーカー,デビッド・フィンチャー,アーノルド・コペルソン,フィリス・カーライル

い・かえる @ita_kaeru

@nukuteomika さすがに「特別機動捜査隊」は古いか。昔図書館学で講義受けた時はこれでした。 ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%B4…

2022-08-27 11:44:17
リンク 東映ビデオ株式会社 「特別機動捜査隊」特集 | 東映ビデオオフィシャルサイト ベストフィールド 公式サイトはこちら 日本初の連続1時間ドラマとしてスタートし、15年半にもわたって放送された長寿番組! 警視庁の全面的バックアップを受けて製作された刑事ドラマの金字塔が、スペシャルセレクションとして初ソフト化される!! INTRODUCTIONスピード(迅速)、サイエンス(科学)、シークレット(秘密)の3Sで犯罪捜査に挑む初動班グループ“特別機動捜査隊”の活躍を描いた刑事ドラマ。 1961年10月よりNET(現・テレビ朝日)系にて放送が開始された本TVドラマは、警視庁から資料提供や撮影の
リンク Wikipedia 練馬図書館テレビドラマ事件 練馬図書館テレビドラマ事件(ねりまとしょかんテレビドラマじけん)は、1967年(昭和42年)に東京都練馬区の練馬区立練馬図書館で起きた出来事である。練馬テレビ事件とも呼ばれる。本図書館で撮影された刑事ドラマのシナリオが発端となり、図書館利用者の秘密を守ることが認識されるきっかけとなった。 1967年6月12日、テレビドラマのスタッフが下見のために練馬図書館を訪れた。その際に、図書館員がプロデューサーから脚本の内容を聞く。13日に、図書館前に並ぶ学生の列と、登場人物の入館風景の撮影が行われた。翌14日は月に 1
none @last_alterego

@nukuteomika 法月綸太郎の短編小説「切り裂き魔」でも指摘されていました。 minami10zi.hatenablog.com/entry/2021/08/…

2022-08-29 09:52:02
リンク 送りバントブログ 法月綸太郎「切り裂き魔」について/創作物への批判とその対応について - 送りバントブログ ミステリ作家法月綸太郎が書いた「切り裂き魔」という短編がある。(『法月綸太郎の冒険』収録) 法月綸太郎の冒険 (講談社文庫) 作者:法月綸太郎 講談社 Amazon 作者と同名の名探偵・法月綸太郎を主人公とした一編で、図書館の推理小説の最初のページばかりが破かれるという奇妙な事件をめぐる作品である。事件を解決するため、名探偵・法月綸太郎は図書館長の立会いのもと、被害にあった図書を誰が借りたのか、その貸出履歴を調査している。 この短編を発表した後、作者の法月綸太郎は、大学の司書課程を受講しているという女性読

貸出カード(ニューアーク)式でもダメなもんはだめ

RinToy @RinrinToy

@nukuteomika あの原作マンガが掲載された時代はまだ貸し出しカードだったんですよ 映画化されたときはすでに学校図書館でも貸し出しカードはなくなってきてましたが、『なくなってきてるけど』って言いつつ映画になった感じで、見てる方はまだ覚えがあったけど、今は知らない人ばかりになったんですね

2022-08-27 11:08:47
Lunatic Squadron 3 Yuu Arimura @LunRon5

@RinrinToy イヤ、貸出カードの時代から利用者秘匿の原則はありましたよ。その意識が低かっただけで。ついでに言うとツイ主は自分の後輩ですがその時代を十分に知っている世代です

2022-08-27 15:28:34
詠み人知らず @TheStarry_Anago

この問題って現代の価値観から過去の描写を非難してるんじゃなくて、当時から問題提起や申し入れを行っていたんですよ twitter.com/nukuteomika/st…

2022-08-27 12:53:56
真悠信彦 @nukuteomika

『耳をすませば』は好きだけど「図書館の利用者の情報を他人に知らせてはならない」という図書館倫理の大原則に真っ向から反しているので頭の痛い作品である、と図書館学の講義で習った。

2022-08-26 21:45:39
詠み人知らず @TheStarry_Anago

『耳をすませば』では学校・市立図書館ともに、ニューアーク式という貸し出し方式なんですが、ブックカードに(作中の天沢聖司のように)氏名を記載するので誰が借りた/ているか分かってしまい、「図書館の自由に関する宣言」で上げられた[図書館は利用者の秘密を守る]ことが出来ません。

2022-08-27 14:28:19
リンク Wikipedia ニューアーク方式 ニューアーク方式(英: Newark charging system )は、図書館における図書の貸出方式の一つ。アメリカ合衆国ニュージャージー州のニューアーク公共図書館の館長であったジョン・コットン・デイナ(1856年 - 1929年)が考案したとされており、ニューアーク方式の名はニューアーク公共図書館による。 本項では、ニューアーク方式と似た貸出方式で個人カードを併用するツーカード方式や、一部業務を機械に行わせるゲイロード方式についても述べる。 1900年頃にアメリカのニューアーク公共図書館の館長であっ 3 users 39
詠み人知らず @TheStarry_Anago

なので、1970年代以降、公立図書館では貸出記録が残らないブラウン式に貸出方式が変更されていきましたが、学校図書館では学習指導との兼ね合いもあり、ニューアーク式がなおも採用されていました(子供の頃、学校図書館で名前を貸出カードに書いた記憶がある人も多いと思います)。

2022-08-27 14:28:20
リンク Wikipedia ブラウン方式 ブラウン方式(ブラウンほうしき、英: Browne charging system、Browne issue system)は、図書館における図書の貸出方式の一つで、カード式貸出法に大別される。貸出券の独特な形状から「袋形貸出方式」とも呼称される。 貸出券・ブックカード・返却期限票の組み合わせにより貸出記録を作成することが本方式の基本原理で、「記入する必要がない」こと、「貸出記録がいつまでも残らない」ことを大きな特徴とする。 本項では、ブラウン方式の変形方式についても併せて記述する。 アメリカの図書館員で 2 users 23
詠み人知らず @TheStarry_Anago

ただ、学校図書館でも1990年代ごろからニューアーク式などの貸出記録が残ってしまう貸出方式への問題提起がなされました。

2022-08-27 14:28:21
詠み人知らず @TheStarry_Anago

こうした状況で、当時の学校図書館問題研究会(学図研)は、表現に誤りはないが学校図書館も[図書館の自由に関する宣言]の元に運営され、利用者の秘密を守るよう配慮しているので、その旨、作中ないし劇場で「ことわりがき」を入れてほしいとジブリ側に申し入れました。

2022-08-27 14:28:21
詠み人知らず @TheStarry_Anago

貸出記録(=個人のプライバシーに属する情報)が見られることがないよう配慮している中で、貸出記録を簡単に見ることできるという印象を与えてしまっては、利用者からの信頼が失われてしまうという危機感が図書館側にはあったのです。

2022-08-27 14:28:22
詠み人知らず @TheStarry_Anago

先の学図研の申し入れについては、特別対策は取らないとの回答があり、実際の描写は私たちが見たとおりです。しかも図書館勤めの雫の父は貸出方式がバーコード化することについて、雫の「カードの方が好き」という意見に同意してしまっています。

2022-08-27 14:28:23
詠み人知らず @TheStarry_Anago

残念ながら図書館のプライバシー保護を行っているということは理解されなかったのです。 こうした背景から図書館学では『耳をすませば』へ批判的に紹介されることが多いのです。

2022-08-27 14:28:24
詠み人知らず @TheStarry_Anago

補足① ・引用元に対して当時は今とは違うだろという意見があったので、自分の知っている情報を補足的に書きました。 ・私は当事者ではないので当時を知らず、また司書課程を修了していますが現職の図書館員ではありません。ツリーの内容は図書館学の講義で受けた内容及び書籍等からの情報です

2022-08-28 10:59:51
たな科 @1n8c_85

耳をすませばはまだ、利用者同士のよくある事…で、公開された当時ニューアーク使用してるの学校図書館ぐらいだったろうし、コンピュータ方式の後押しぐらいにはなったのではないかね…と勝手に思ってる

2022-08-27 07:58:03