ドスケベうさぎメスケモとすけべする小説 シーズン2第四話 (第十話)

ドスケベうさぎメスケモとボーイッシュロリネコチャンฅ^•ω•^ฅとみんなで仲良くすけべするよ!
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ヨコシマくん @QUIZcat

ドスケベうさぎメスケモとすけべする小説 シーズン2第四話

2022-09-23 22:27:11
ヨコシマくん @QUIZcat

「ダイスケ氏、猫でも飼い始めましたかな?」 「え?」 大学のサークル部室で寛いでいたら、オタクくんがそんなことを突然言い出した。 「服に毛が着いておりますぞ?」 「あっ、あぁ、まぁ、そんなとこかな、ちょっと野良猫拾っちゃって」 嘘はついてない。ただ、その猫が多少大きいだけだ。

2022-09-23 22:28:05
ヨコシマくん @QUIZcat

「いいですなあ! 猫! 犬も猫も可愛いですな! ケモナーはズーフィリアとは違うので、リアル四脚動物は性の対象にはなりませんがな!」 俺はその猫とバッチリセックスもしましたけどね。 「写真はないのですかな? 見てみたいですぞ!」 「無いかな、撮れたら撮るよ」 「頼みますぞ〜!」

2022-09-23 22:28:31
ヨコシマくん @QUIZcat

「猫ちゃん可愛いよね〜」 「アタシは〜?」 「ラビノイドもめちゃくちゃ可愛いですぞ〜!」 「じゃあ、家で猫の世話しなきゃいけないからそろそろ帰るよ」 「はい、また明日!」 猫の世話……猫獣人型宇宙人、フェリンの世話が。

2022-09-23 22:28:48
ヨコシマくん @QUIZcat

シャオリン……リンと名乗る宇宙人が家に来て数日。アイリーと俺の家で会うのは、控えている。 フェリンの星、惑星マオはラビノイドに滅ぼされて、残った数少ないフェリンはラビノイドの奴隷になっている。 リンはマオから亡命し、密航して地球までやってきた。

2022-09-23 22:29:10
ヨコシマくん @QUIZcat

追い剥ぎや泥棒をして日々を食いつないでいたので、俺が保護した。ラビノイドに見つからないように匿っている。 リンは、髪が短いし態度も男性的なので男の子に見えるが、れっきとした女の子だ。匿った当日に、いろいろあって体を重ねてしまうことになって知ったのだが、大層驚いた。

2022-09-23 22:29:37
ヨコシマくん @QUIZcat

話を聞けば、奴隷とされてるフェリンはラビノイドの性奴隷にされることもあり、女は年頃になれば慰み者にされてしまうらしい。男のふりをして誤魔化していたようだ。そうやって守ってきた処女も、俺が貰うことになってしまったのでなんだか引け目を感じている。

2022-09-23 22:29:58
ヨコシマくん @QUIZcat

もし、リンが見つかればそんな星に連れ戻されてしまい、最悪殺されてしまう可能性もありうる。 結局俺は、誰かに相談することもできないまま、リンを家に置いている。 「ただいま」 「おかえり!」 リンが玄関まで俺を迎えてくれた。目元が濡れてるから、泣いてたのだろうか。

2022-09-23 22:30:21
ヨコシマくん @QUIZcat

「洗濯しといた。掃除機もかけといたよ」 「ありがとう、悪いね」 「いいよ、これしかできない」 「ご飯は?」 「食べてない。待ってた」 「良かったのに」 「いいんだよ、別に。早く食べようぜ」 少し一緒にいて分かったけど、リンは寂しがり屋だ。口には出さないけど。

2022-09-23 22:30:51
ヨコシマくん @QUIZcat

ご飯は一緒に食べたがる。夜はくっついて離れない。たまに啜り泣く声が聞こえてくる。 俺が大学やバイトに出かけるときは、ちょっと寂しそうな目をしている。 今までずっと一人で生きてきたので、人肌恋しいのかもしれない。 それもそうか、見知らぬ星の見知らぬ土地で、頼れる人間は俺だけなんだ。

2022-09-23 22:31:11
ヨコシマくん @QUIZcat

リンの俺への感情は、愛情より依存に近いかもしれない。 もちろん突き放すつもりは毛頭ないが、人一人を養う経済的な負担は現実的に伸し掛かってくる。リンには言えないが、このまま長続きするとも思えない。 どうにかしなくてはいけないが、どうにもできない。

2022-09-23 22:31:32
ヨコシマくん @QUIZcat

真綿でじわじわ首を絞められるような不安だけが、俺の心に燻っている。 「粗食で悪いね、節約しなきゃだから」 「贅沢言えねーよ、オレなんて居候だぜ。メシと屋根があるだけで万々歳だ」 リンは、地球の字が読めないし書けない。

2022-09-23 22:31:56
ヨコシマくん @QUIZcat

翻訳機があるから会話だけはどうにかなるが、おかげで地球のゲームや漫画で暇つぶしすることもできない。 家にいる間はどうしてるんだろう、猫みたいにずっと寝てるのかな。 今度、地球の子供向け学習ドリルでも買って地球の字を練習させようかな?

2022-09-23 22:32:14
ヨコシマくん @QUIZcat

皿洗いもリンがやってくれるので、俺はくつろぐ時間が多くなった。 奴隷なので一通りの雑用はできるらしい。痛ましいけどありがたい。 夜、寝る時間になると、リンがぴったり俺に寄り添った。 「なぁ」 「なんだい?」 「……ヤらないでいいのか?」 「ぶっ」

2022-09-23 22:32:37
ヨコシマくん @QUIZcat

たまに、リンは体を委ねようとしてくる。 「いいんだぞ? オレはアンタに縋らないと生きられない。何をしようと逆らえない」 「いいんだよそんなことしなくて!」 「欲のないやつ」 「相手の弱みにつけこむようなことしたくない」 「変なの」 「……」 「……」

2022-09-23 22:33:03
ヨコシマくん @QUIZcat

「いっそ、犯してくれた方が、安心する」 「なんで!」 「……捨てないで」 「捨てないよ」 「うん……」 リンの不安が、瞳の中で揺れる。 頭を抱きしめて、撫でてやると、グスグスと泣き出して、やがて眠った。 ……いけないなあ、これは。なんだか不健全だ。

2022-09-23 22:33:43
ヨコシマくん @QUIZcat

なによりリンは可愛いのだ。毎日一緒に寝ていると、健全な青少年の俺としてはとても理性に良くない。 一度抱いてしまってるので余計に意識してしまう。 たまに、このままこの子を欲望のまま犯しても、拒まないんだよな、ということを考えなくもない。 だが、鋼の精神力でそれに耐えている。

2022-09-23 22:34:19
ヨコシマくん @QUIZcat

アイリーにだって悪い。 リンの事は、アイリーにも隠している。それが余計に引け目を感じる。もちろんリンにも、俺の恋人がラビノイドであることは言ってない。ラビノイドを恨んでいる彼女にそんなことは言い出せない。

2022-09-23 22:34:48
ヨコシマくん @QUIZcat

季節は秋も深まってそろそろ冬の支度をする頃だ。クリスマスどうしようかな、と考える。無事に年を越せるだろうか……。 ーーーー

2022-09-23 22:35:13
ヨコシマくん @QUIZcat

「最近、ダイスケの家に泊まりに行ってないね」 「そうだね」 「うちにも来てくれないね」 「そうだっけ?」 「そうだよ。エッチも最近は屋外でしてばっかり。たまには柔らかいベッドでしたいな〜」 アイリーがそう言ってジュースを啜った。今日はファミレスデートだ。

2022-09-23 22:35:32
ヨコシマくん @QUIZcat

なんとか誤魔化しているけど、こちらも時間の問題かもしれない。 「じゃあアイリーの家に行きたいな」 リンには悪いけど、一晩くらい我慢してもらおう。料理を作り置きしておけば、一日位は生き延びれるだろう。 「……ダイスケ、何か隠してるね?」 「うっ……なんで?」

2022-09-23 22:35:54
ヨコシマくん @QUIZcat

「なんか最近、ダイスケの家に行くの、嫌がるよね〜」 アイリーは賢い。俺なんかよりずっと。 「……浮気〜?」 「いや、そんなまさか」 「他の子とエッチしてもいいけど、隠すのはなんか違うからね」 「そうなの?」 そのあたりの線引きはよくわからない。

2022-09-23 22:36:32
ヨコシマくん @QUIZcat

ラビノイドの複数恋愛的価値観は、俺にはまだ理解が及ばない。アイリーは俺の価値観に合わせて他の男性の恋人を作らないでいてくれているが、本来ラビノイドはたくさんの人と同時恋愛をするのだ。 「……エッチしたら、教えてよね。そしてまた複数でやろう?」 「複数好きだね」

2022-09-23 22:36:57
ヨコシマくん @QUIZcat

「だって、同じ人を好きになるんだよ? 同じもの好きなら仲良くなれるじゃない?」 「恋人も、シェアするもの、か」 「そうそう!」 オタクくんもそんなことを言っていたな。 「……で? 実際どうなの?」 「……いやぁ」 ここで、正直に話すと、会いたい! って言い出すよな。

2022-09-23 22:37:21
ヨコシマくん @QUIZcat

会わせるのはまずい気がする。リンのラビノイドへの憎しみがどう出るかわからない。 「……ダイスケぇ? やっぱり隠し事してるでしょ〜!」 アイリーが珍しく怒ってる。 「……実はさ、うん。この前、しちゃって」 観念するしかない。 「やーっぱり!」 「わかる?」

2022-09-23 22:37:47
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