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金はないけれど常にハイ @yasumisu
児童文学/ライトノベルの境界って、装丁とかレーベルとかでしか定まらないのか。実はジャンルの境界線ってテキストではなく、読者が定めるのかもしれない。
金はないけれど常にハイ @yasumisu
では、なぜ「ラノベ的」と切り捨てるのか。そこには「児童文学」なるものを認知している枠組みが読者側にあって、それにあてはまらないものに対し、「ラノベ的」というラベリングをするのではないだろうか。
金はないけれど常にハイ @yasumisu
となると、装丁の問題だけでなく、ジャンルを認知する枠組み、あるいはラベリング理論とかやんなきゃなのかな…

金はないけれど常にハイ @yasumisu
【児童文庫の変遷、及び「ライトノベル化」という問題設定に関して】まずは今、子どもが読む本が変化していることを確認しよう。毎日新聞『読書世論調査2011年版』によれば、小学4・5・6年生が一ヶ月間に読んだ本の上位は、男子はかいけつゾロリや「怪談レストラン」などが上位をしめる。→
金はないけれど常にハイ @yasumisu
→対して女子は深沢美潮「IQ探偵ムー」シリーズや令丈ヒロ子「若おかみは小学生!」シリーズなど、書き下ろし作品であり、シリーズとして刊行されているものが上位をしめる。→
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→『出版年鑑2011』(出版ニュース社)及びそれをもとに作成したデータによれば、2010年に出版された「児童文庫」の文学作品(ここではNDLにより「児童書」「文学」に分類され、「文庫」の名のつくものすべてを対象にする)は、新刊として219点出版されている。→
金はないけれど常にハイ @yasumisu
→これは、「児童書」「文学」に分類されたもののうち、10.3%を占めている。1976年から2010年までの「児童文学」の新刊点数に対する「児童文庫」の新刊点数の割合を見ると、だいたい10%~20%の数値をとる。(最大は1979年の25.7%、最小は1998年の8.3%)→
金はないけれど常にハイ @yasumisu
→ただ、現在シリーズものを多く出版しているレーベルのうち、ポプラ社ポケット文庫(ポプラ社文庫として1976年に創刊、2005年にリニューアル)フォア文庫(1978年)講談社青い鳥文庫(1980年)の創刊時のラインナップには、書き下ろし作品はなく、すべて文庫化されたものである。→
金はないけれど常にハイ @yasumisu
→三レーベルの刊行の言葉を見ると、「選ばれた名作を、更に読みやすく、廉価版として読者の座右におくる」(ポプラ社)「児童図書出版界の良心が築き上げてきたこの成果を(…)より多くの読者に、広く愛読されるように選択してみました」(フォア文庫)→
金はないけれど常にハイ @yasumisu
→「すぐれた作品をよりすぐり、安い定価でおおくりする」(青い鳥)と、名作を廉価版として送る、というコンセプトが三レーベルから読みとることができる。→
金はないけれど常にハイ @yasumisu
→これは、「名作」と認められているテキストを「聖典」として再生産するという役割を「児童文庫」は担っていたという見方も可能だろう。創刊当時はそのような役割を果たしていた「児童文庫」は、どのような変遷をへて、現在のようなスタイルになったのか。→
金はないけれど常にハイ @yasumisu
→ところで、「児童文庫」の新刊点数にもう一度議論をもどすと、「児童文庫」の新刊点数が急増している年がある。一つは1980年代後半、もうひとつが2000年代後半である。前者はポプラ社文庫の新シリーズの新刊が多く出版されたことに起因する。→
金はないけれど常にハイ @yasumisu
→ポプラ社文庫は1986年に〈SF・ミステリーシリーズ〉を刊行し、第一弾として笹川ひろし「ハレー探偵長シリーズ」を出版する。第一巻のあとがきに「アニメと小説が合体した世界」と記されている通り、挿絵はアニメ調の絵が用いられている。→
金はないけれど常にハイ @yasumisu
→その後も、講談社X文庫や集英社コバルト文庫の書き手を起用した〈TOKIMEKIBUNKO〉が創刊されるなど、他のジャンルと融合するような作品を世に送り出していく。→
金はないけれど常にハイ @yasumisu
→このような他ジャンルとの融合を経た後に、かしわ哲「アイシテル物語」シリーズや川北亮司「ふたごの魔法つかい」シリーズが発表される。(ただし両作品が、他ジャンルとの融合という現象から、どの程度影響を受けていたのかは今後の課題)→
金はないけれど常にハイ @yasumisu
→そして1990年代には青い鳥文庫・フォア文庫から13シリーズが発表され、2000年以降シリーズものが多く出版されることとなる。(このシリーズものの増大が、二回目の児童文庫新刊点数急増の要因でもある)→
金はないけれど常にハイ @yasumisu
→以上が今のところ調べられたことのうち、一部分を文章化したものである。まだまだ粗雑な調査であり、読めてないテキストも多くあることを認めなければならない。(1960年代の出版状況はまだデータ化できてないし…)→
金はないけれど常にハイ @yasumisu
ただ、見えてきたことは、「児童文庫」は読み手のニーズによって、大きく変化していったメディアであるということ…なのかもしれない。今後もいろいろと調べていくつもりである。→
金はないけれど常にハイ @yasumisu
さて、本当はここで「ライトノベル化」及び「ライトノベル」の定義に関して話を進めなければならないのだが…………申し訳ないです。もういろいろ限界です。ただ、ariyanashieさんの批判は妥当で、私自身も非常に甘く言葉を使っていたなと反省しなければなりません。
金はないけれど常にハイ @yasumisu
今言えることは①「児童文庫」は急速な変化をとげているということ②ライトノベルの定義を行うに関して、私はいまだ有効な手段を見いだせてないことの2点です。
金はないけれど常にハイ @yasumisu
本当に勉強不足でいやになってしまいます。お叱りの言葉、指摘等いただけたら幸いです。

コメント

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