神聖娼婦の話

石工の魔女様の話と関係あるかもしれない奴です
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屑望喜納子 @motikinako_kuzu

「まじょ、さま」 そうして、少女は理解した。 似姿は決してそれそのものではないのだと言うことを。 そうして理解した。 自らが彫り上げた戦女神の像は、とっくに、本物の美しさを超越していたのだということを。

2022-10-15 02:01:50
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

少女はじわり、と涙をこぼした。 「どう、したの、ですか」 泥の乙女が問いかける。 「……おかあさんが、死んだ」 「そう、ですか」 泥の乙女が、自らの豊かな泥の身体に少女を抱きいれた。 「わたしは、あなたを、慰められない、けれど、あなたを、愛します……私の、創り手、偉大な人、愛しい人」

2022-10-15 02:03:38
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

あなたを永遠に守ります。孤独なあなたが、再び家族に囲まれるまで、そうしてからもずっと。

2022-10-15 02:04:00
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

そうして少女はいなくなった。もはやそこに残ったのは以前の少女ではなかったから。 美と創造。この世のどこにもない美しさ。それを作り上げることが彼女に残された愛であることを理解したから。

2022-10-15 02:05:00
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

愛とは、至上の美と、それを産み出すこと。そうして付きまとう、産みの慈しみ。

2022-10-15 02:05:52
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

魔女とは世界の理から足を踏み外し、自らの確固たる価値観が世界を侵食する存在だった。

2022-10-15 02:06:16
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

そういう話があった。その少女が今どうしているかは誰も知らない。世界最初の人類は神々が泥をこねて創ったのだと言う。始源の泥から創られた、アダマとアダム。だからこの物語は少女の終わりと言うよりも、新しい存在の始まりの物語だったと、言うべきだろう。

2022-10-15 02:07:42
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

「……おしまい」 珍しく骨磁の乙女に語り聞かせをしていた石工の魔女はそう締め括った。 地下へと降りる長い階段だ。 骨磁の乙女はごくりとつばをのみこむ風な仕草をする。 「……今のお話って、魔女様の」 「そろそろ着く」 魔女は階段の終点の扉を開けた。

2022-10-15 02:10:39
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

骨磁の乙女が魔女に身体の不調を訴えたのが始まりだ。些細なことではある。少し関節が痛い、という程度の。魔女はじっくりと骨磁の乙女の身体を点検してくれたが、今後似たようなことがあったらここに来るといい、と地下へと案内したのだ。

2022-10-15 02:11:50
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

その最中に魔女が気紛れに話した、戦士の里の少女の話。しかしそれが誰の話か、を問いかける機会はすぐに失われた。

2022-10-15 02:12:39
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

地下の扉を開くと、どろり、と骨磁の乙女の足元を液状の粘つく何かが満たした。 「わっ、え、えっ、えっ魔女様これ、これ……」 そして、その全貌を見もしない内に骨磁の乙女はその真贋を見抜く金剛石の瞳で理解した。 これは、人智を越えて、美しいものの一部だ、と。 骨磁の乙女は腰を抜かした。

2022-10-15 02:14:06
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

「はっ、はぁぁぁぁ……♡♡♡」 骨磁の乙女のよくない癖であった。美しいものにとにかく目がない。 そして闇のなかに目を凝らした。 膨大な泥。その中心に鎮座する、巨大な、魔女に似た顔の妖艶な女性。 優しい顔の泥の巨体。始源の泥の乙女。

2022-10-15 02:15:13
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

足元を満たした泥は、骨磁の乙女を絡めとり、泥の乙女へと引き寄せる。魔女も後ろ手に扉を閉めて自らの泥の乙女へと、衣服を脱ぎ去りながら近寄った。

2022-10-15 02:16:00
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

「はじめ、まして、骨をつないだ、お方」 「はっ、はじめまして……♡ 骨磁で出来ております……えっ、あっ、んっ……♡♡♡」 泥の乙女は大きな顔に骨磁の乙女を引き寄せ、口付けをする。 「ちゅ、はぷっ、んむ、んくっ、ぢゅるっ……♡♡」 泥が、甘く粘つく泥が、口から溢れるほど流し込まれる。

2022-10-15 02:17:54
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

魔女は泥の乙女の下腹部に身を投げ出し、全身を泥に愛撫されながら、 「……♡ この子の泥は……貴女達の身体と、相性が良いの。すぐに身体に馴染んで、なんでもつなげられる。たくさん……愛し合ってね?」 と、告げた。

2022-10-15 02:19:28
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

骨磁の乙女は口から溢れる大量の泥に全身を包まれて、恍惚としていてそれどころではなかった。 「んぶっ♡♡♡ んぅっ、ふう゛~~~っっ♡♡♡」 下半身を包む暖かく重たい粘っこい泥の刺激に、緩やかに陰茎から精を漏らし続ける。

2022-10-15 02:21:00
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

泥の乙女は全身で二人を受け入れた。魔女の身体よりも片方が大きな乳房に陰茎をつきいれれば、どの角度からでも泥の中へと迎え入れた。泥の陰茎は全く乙女と魔女の膣に沿ったぴったりの形で、しかしふたりの胎内を押し広げる大きさで二人をえぐった。

2022-10-15 02:22:17
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

子宮に白い泥を大量に詰め込まれて、重さにあえぐ二人を泥の乙女はあまりに巨大な秘裂で二人まとめて押し潰し、泥のなかに取り入れ、その胎内で尿道の奥まで白濁した泥で犯し尽くした。

2022-10-15 02:23:33
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

愛の営みがどれほど続いたか二人とも忘れてしまったし、今の膨大な果てしない無限の愛の前に、過去の少女の話はすぐに押し流されてしまい、幸せだけが後には残ったとのことだ。

2022-10-15 02:24:22