書評家・杉江松恋氏が増田俊也「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」を評す

杉江松恋＠11/12秋季例大祭こ02b @from41tohomania

増田俊也はそれを言いたかったんだよ。歴史の評価と人物の評価は別だ。そのことを物書きの生命を賭けて言いたかったのだ。そんな力技を評価しないわけにはいかないじゃないか。命を賭けて木村政彦を好きだと言っている。そこに応えるに片言隻語で許されるはずがない。それを言いたかったんだ。

杉江松恋＠11/12秋季例大祭こ02b @from41tohomania

この本に対してさまざまな書評が出てくることを私は期待する。巨大な書だ。さまざまな側面があり、さまざまな思惑で読まれることだろう。しっかりと読んでもらいたい。書評は人格の鏡だ。本を呼んで受け止めたものが書評だ。私はこの本に恥ずるところのない書評を書いた。恥ずべきところのない作品だ。

杉江松恋＠11/12秋季例大祭こ02b @from41tohomania

私は本書を書ききった増田俊也を尊敬する。そして増田に協力したすべての関係者を尊敬する。書かれなければならない書を、ぎりぎりのタイミングで増田は形にした。そんな素晴らしい事業を成し遂げられる文筆家は一年に一人もいない。増田は本書によって得られるべき称号を得た。

杉江松恋＠11/12秋季例大祭こ02b @from41tohomania

それは、真の作家という称号である。本書一冊をもって私は増田俊也を尊敬する。この尊敬の念は、、増田俊也という作家がいる限り永遠に変わることがないだろう。ありがとう増田俊也。