「日本言論界」のバブル体質も、もう終焉を迎えつつある・・・田中康夫の大妄言を糺す

Yuichi Hosoya　細谷雄一 @Yuichi_Hosoya

@gonoi 自らと異なる思想や立場に対しても敬意を示す五野井さんこそが、本当の意味でのリベラルであり、今では稀な存在だと思います。英『エコノミスト』が一年前、illiberal leftという言葉で、世界中で左派がどんどんと「不寛容」になっている状況を指摘しました。五野井さんの言論がますます求められます。

Ikuo Gonoï @gonoi

中学時代から尊敬していた文章の諸先輩方や、仕事でお世話になっている諸先生方が、党派性でおかしくなっていくことにとても危惧を感じています。民主主義では批判は大歓迎だし大いにやるべし。ただしアゴニスティックな敬意が大前提。そもそも悪意に満ちたデマや印象操作で相手を貶めるのは論外。

Ikuo Gonoï @gonoi

「怪物と闘う者は、そのさいおのれも怪物とならぬよう心せよ」（ニーチェ『善悪の彼岸』）。これに尽きるのではないでしょうか。 amzn.to/3NJwTOQ

Yuichi Hosoya　細谷雄一 @Yuichi_Hosoya

全く賛同。私が中傷されているのはともかくとしても、こちらは明らかに人種差別的な発言で、現在の出版業界のコード的にはアウトな気もするのですが、なぜ講談社はその部分をチェックしなかったのでしょうか。「オランダ人形」という形容もオランダが多文化主義、多民族国家であることからアウトでは。 twitter.com/konoy541/statu…

河野有理 @konoy541

某呆談、「名誉白人」とかリンク先の「オランダ人形」とかの方が大丈夫じゃない感じがするんですが……

2022-11-07 19:05:17

Yuichi Hosoya　細谷雄一 @Yuichi_Hosoya

個人のツイートならともかくとしても、大手出版社がこれらの人種差別的で下品な文章をチェックしていないのは、かなり問題ではないのでしょうか。大丈夫でしょうか。

Yuichi Hosoya　細谷雄一 @Yuichi_Hosoya

K談社内部で、例の呆談の内容が人種差別的、ジェンダー差別的な問題を孕んでいないか、担当の編集者の方がきちんとチェックしていたのか、ぜひ社内で確認、検討してほしいと思います。80年代の質の悪いノリの価値観そのままで、「名誉白人」や「オランダ人形」と女性研究者の方を中傷するのは深刻。

Yuichi Hosoya　細谷雄一 @Yuichi_Hosoya

田中康夫氏の私への批判や中傷がなぜ不適切か、簡単に説明します。私の主張は、トラス前首相はイデオロギー的に融通無碍で、雑多な思想を有し、環境に応じて適応する傾向があり、彼女の大型減税策はあくまで保守層への迎合の性質が強いということでした。（続）

Yuichi Hosoya　細谷雄一 @Yuichi_Hosoya

したがって、富裕層向けには大型減税策を提示し、生活困窮者向けに光熱費の政府支援及び国民保険料引下げを提唱。保守層向けの前者は批判を受けて政権成立1ヶ月以内に放棄。後者は放棄していない。本当の保守主義者であれば、サッチャー首相のように、政権成立1ヶ月以内に信念を放棄しない。（続）

Yuichi Hosoya　細谷雄一 @Yuichi_Hosoya

このことからもトラス氏を過激な保守主義者というのは適切ではなく、イデオロギー性の欠如と思想的雑多性を注目すべきと論じました。その雑多で融通無碍なイデオロギーの中には、彼女が育った環境である社会民主主義的要素が含まれ、それは上記の光熱費の政府の大型支援や国民保険料引下げにも。（続）

Yuichi Hosoya　細谷雄一 @Yuichi_Hosoya

そしてトラス首相自ら大型減税撤回後、「私たちが発表した包括策の最大のポイントは、光熱費支援だ」と強調しています。このあたりに、彼女の「保守主義」的イデオロギーの軽薄さや、政府の積極支援による国民生活支援という若い日の社会民主主義的なイデオロギーの残滓が見られると考えます。（続）

Yuichi Hosoya　細谷雄一 @Yuichi_Hosoya

私はトラス氏を、「社会民主主義的」と論じたことは一度もない。むしろイデオロギー性の欠如を強調しています。他方で、政府による光熱費支援や、国民保険料負担の軽減策は、社民的政策としての性質を有していると論じました。これを「トンデモ」と論じる根拠をぜひ田中康夫氏及び中野教授に聞きたい。

Yuichi Hosoya　細谷雄一 @Yuichi_Hosoya

トラス氏の思想的雑多性という私の議論が「トンデモ」であるなら、彼女の保守主義者としての思想的な純粋性と、一貫性を証明して頂きたい。またなぜそれなのに政権成立直後に、その代名詞というべき大型減税策をいとも簡単に放棄したのか、その理由を教えて頂きたい。