東京都労働委員会がウーバーイーツ運営会社に団交命令。今後の展開に注目か。

東京都労働委員会は25日、料理配達サービス「ウーバーイーツ」の運営会社などに対し、配達員らの労働組合と報酬や事故の補償などに関する団体交渉に応じるよう命令した。

都労委事務局は25日の記者会見で、配達員は業務する時間帯や場所は自由で、依頼を拒否することもできるものの「裁量の余地は極めて少なく、指揮監督下に置かれている」と説明した。

ウーバーイーツ日本法人が命令を受け入れるかが今後の注目点。都道府県労委の決定に不服があれば、中央労働委員会や裁判所でさらに戦うことも可能です。ウーバーイーツにとってはビジネスモデルの根幹に関わる事案でもあり、受け入れ難いかもしれません。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC222Y90S2A121C2000000/

これまでのウーバーイーツユニオンの動き

202211 関連

ウーバーの配達リクエストはアルゴリズムで出されるが基準は明かされてない→つまり運。Rさん「神のみぞしる」（AIに振り回されることについて）
昔は週末だけやって月10万くらいかせげた。でも今は1件300円が相場。需給で報酬は変動する。現在は月に5万程度稼いでる

202209 読売新聞記事

公正取引委員会が料理宅配大手「ウーバーイーツジャパン」（東京）に対し、配達員の報酬体系を変更する際は丁寧に説明するよう改善を求めたことがわかった。同社は取材に「今後の報酬体系の変更は、これまで以上に透明性を高めるよう努める」と話した。
同社は従来、基本料金と距離に応じて配達員への報酬を算出していたが、昨年５月、ＡＩ（人工知能）を使った報酬体系に変更。注文の多い地域では報酬が上がったものの、一部の配達員の報酬は下がっていた。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220915-OYT1T50368/

202003 東京新聞記事

申立書によると、労組は昨年十月に結成され、配達員がけがを負った際の補償の充実や、一方的な報酬体系の変更などについて十分な説明をするよう、ウーバー側に二度にわたって団交を求めた。しかし、ウーバー側は「配達員は個人事業主で、労働組合法上の労働者には当たらない」などとして、団交を拒否し続けている。
　
ウーバーの配達員は、アプリ上で指示を受けて飲食店から顧客に商品を配達するが、報酬や配達先などの交渉は一切できない。昨年十一月には、東京エリアの報酬が一方的に引き下げられた。労組を支援する川上資人（よしひと）弁護士は「ウーバー側が配達員の労働環境を決定している」と指摘する。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/1436

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