お玉さんの読書マラソン企画「本格力を高めよう サンシャイン」(4)
「東西ミステリーベスト100」(1985年度版)東西戦 ◎第26位 竹本健治『匣の中の失楽』(昭和53年)vs J・ディクスン・カー『三つの棺』(1935年) 勝者『匣の中の失楽』 →東西戦本編において感想が厄介すぎるため先延ばししてる作品の筆頭「匣」 匣が閉じられてないことも含めて、超名作すぎる
2022-12-04 02:18:19「東西ミステリーベスト100」(1985年度版)東西戦 ◎第25位 江戸川乱歩「心理試験」(大正14位)vs G・K・チェスタトン『ブラウン神父の童心』(1910年) 勝者『ブラウン神父の童心』 →世界最高峰の短編作品でも世界最高峰の短編集には勝てない。そんな逆説(逆説か?)
2022-12-04 02:18:37「東西ミステリーベスト100」(1985年度版)東西戦 ◎第24位 北方謙三『檻』(昭和58年)vs ロス・マクドナルド『さむけ』(1964年) 勝者『さむけ』 →『檻』に登場するスーパーへインタビュウに行くリュウ・アーチャーを想像してみる。僕は理が通る世界ての理不尽のほうが好きだんなぁと再確認
2022-12-04 02:19:40「東西ミステリーベスト100」(1985年度版)東西戦 ◎第23位 大岡昇平『事件』(昭和52年)vsカトリーヌ・アルレー『わらの女』(1956年) 勝者『事件』 →ガッチリとした構成の「わら」に対し、書いてるウチにみるみる話が転がり膨らんでしまった『事件』。本当は前者が好みだが『事件』は別格よ
2022-12-04 02:20:12「東西ミステリーベスト100」(1985年度版)東西戦 ◎第22位 泡坂妻夫『乱れからくり』(昭和53年)vs S・S・ヴァン・ダイン『グリーン家殺人事件』(1928年) 勝者『乱れからくり』 →再読したいので「グリーン家」の新訳を…(新訳プロジェクトの最終作と予想してるため早く出されても困るが)
2022-12-04 02:20:46「東西ミステリーベスト100」(1985年度版)東西戦 ◎第21位 島田荘司『占星術殺人事件』(昭和56年)vs デズモンド・バクリイ『高い砦』(1965年) 勝者『占星術殺人事件』 →私は近年『占星術殺人事件』に懐疑的な意見を持つ人間なんですけど、他の名作と較べても傑出してる事実は間違いなしです
2022-12-04 02:21:05「東西ミステリーベスト100」(1985年度版)東西戦 ◎第20位 土屋隆夫『危険な童話』(昭和36年)vs ダシール・ハメット『マルタの鷹』(1930年) 勝者『マルタの鷹』 →勝者にしたけど、『マルタの鷹』って自分の中での評価が全く固まってない作品なんよね。気分や体調次第では隆夫に旗挙げるかも
2022-12-04 02:21:25「東西ミステリーベスト100」(1985年度版)東西戦 ◎第19位 結城昌治『ゴメスの名はゴメス』(昭和37年)vs ディック・フランシス『興奮』(1965年) 勝者『興奮』 →どちらも、私が勝手に定義してる、大人の童話 & 男の教科書、的なカッコいいお話だけど、その純度が高く爽快感強いのは『興奮』
2022-12-04 02:21:45「東西ミステリーベスト100」(1985年度版)東西戦 ◎第18位 水上勉『飢餓海峡』(昭和37年)vs イーデン・フィルポッツ『赤毛のレドメイン家』(1922年) 勝者『赤毛のレドメイン家』 →私の偏愛作品「レドメイン」。怪人対名探偵ジャンルの作品という認識だし、同系統の古典作品では一番じゃね?
2022-12-04 02:22:17「東西ミステリーベスト100」(1985年度版)東西戦 ◎第17位 泡坂妻夫『亜愛一郎の狼狽』(昭和53年)vs アイラ・レヴィン『死の接吻』(1953年) 勝者『亜愛一郎の狼狽』 →最強短編集なので「亜です、はい」 ミステリ内のビックリに対し近年厳しい姿勢の私ですが、『死の接吻』のアレにはビビる
2022-12-04 02:22:43「東西ミステリーベスト100」(1985年度版)東西戦 ◎第16位 泡坂妻夫『11枚のとらんぷ』(昭和51年)vs ガストン・ルルー『黄色い部屋の謎』(1907年) 勝者『11枚のとらんぷ』 →両作とも2012年度版東西戦ではまだ取り扱ってないのよね。ネタは温存。「11枚」はとても良いゲーム本格ね、とだけ
2022-12-04 02:23:05「東西ミステリーベスト100」(1985年度版)東西戦 ◎第15位 松本清張『ゼロの焦点』(昭和34年)vs ルシアン・ネイハム『シャドー81』(1975年) 勝者『ゼロの焦点』 →社会派推理小説。それをとても分かりやすいカタチで体現してくれている代表的作品よね。社会派入門にも最適だし、
2022-12-04 02:24:13社会派推理小説というジャンルに思考と考察を巡らす際、最重要位置に配置されるべきテキストなんじゃないかしら? とも思っているよ『ゼロの焦点』 今作には別の面白ポイントがあるけど、コレも2012年度版東西戦での感想がまだなので、そちらで放流するよ、と。
2022-12-04 02:24:13「東西ミステリーベスト100」(1985年度版)東西戦 ◎第14位 江戸川乱歩「陰獣」(昭和3年)vs J・ディクスン・カー『火刑法廷』(1937年) 勝者「陰獣」 →江戸川乱歩の表ベストでかなり高い確度であげるのが「陰獣」なんよね。かなり乱歩してる乱歩綱渡りなのに、全然踏み外しないのが素敵
2022-12-04 02:24:36「東西ミステリーベスト100」(1985年度版)東西戦 ◎第13位 江戸川乱歩「二銭銅貨」(大正12年)vs レイモンド・チャンドラー『さらば愛しき女よ』(1940年) 勝者『さらば愛しき女よ』 →前にも言ったけどチャンドラー長編では一番好きなんよね「さらば」。すごくヘンテコなお話なんだけどね
2022-12-04 02:24:55「東西ミステリーベスト100」(1985年度版)東西戦 ◎第12位 天藤真『大誘拐』(昭和53年)vs フレデリック・フォーサイス『ジャッカルの日』(1971年) 勝者『大誘拐』 →『大誘拐』は映画がクッソ面白いのに、原作も超面白い稀有な作品。映画が面白いと現作がアレなことも多いのにねぇ
2022-12-04 02:25:21「東西ミステリーベスト100」(1985年度版)東西戦 ◎第11位 船戸与一『山猫の夏』(昭和59年)vs アリステア・マクリーン『女王陛下のユリシーズ号』(1955年) 勝者『山猫の夏』 →思いっきり血を滾らせ、なおかつ、ちゃんとクールダウンしてくれる、そんな最上位の冒険小説よね『山猫の夏』は
2022-12-04 02:25:52というわけで「東西ミステリーベスト100」(1985年度版)東西戦の【第40位〜第11位】まででした。 勝負未成立が3件しかないので、結構読んでるんだよね昔のミステリ。近作は全然読めてないのにね…… 明日は10位から上を投下しますよ。 ではでは
2022-12-04 02:29:24さて、「東西ミステリーベスト100」にリスペクト、「本格力を高めよう サンシャイン」でござぃます。 本日は昨日の続き。本日は明日のために。 1985年度版の【第10位 〜 第1位】でございます。 今回はベストテンなので、それぞれに感想をつけてますよ♫
2022-12-05 02:16:40けど短評なので、いつも以上に歯に絹着せてません。バッサリですよ、バッサリ! あと1位の感想は最初はちゃんとやろうと思ったのですが、早々に心折れました。自分で読み返してもワケが分からない半端な妄言だわね。(アウトプットへたっぴマン)(つらいことから逃げるマン) それでは→
2022-12-05 02:16:40「東西ミステリーベスト100」(1985年度版)東西戦 ◎第10位 高木彬光『刺青殺人事件』(昭和23年)vs コナン・ドイル『シャーロック・ホームズの冒険』(1892年) 勝者『シャーロック・ホームズの冒険』 →
2022-12-05 02:17:10『刺青殺人事件』は「なぜ密室を作ったのか?」がキモとなる、そんな心理の密室をうたったミステリなんだけど、 私個人としては 「どのようにして密室を作ったのか?」 なハウダニット部分での、シンプルだけど夢のあるトリックに好意を感じるんですよね。明解な仕掛けだからこそ心理の錯誤も活きる
2022-12-05 02:17:28何度か呟いてますが、人類の想像より生み出された全てのフィクションヒーローの中で、一番の存在感と認知度を得られた歴史上最上で最高で最強キャラクターと言えば、 「シャーロック・ホームズ」 その人だと僕は思っています。 「冒険」は原典。ミステリとしてもキャラ小説としても完璧以上ですよ。
2022-12-05 02:17:47