うさぴょんの140文字小説5
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座敷童伝説のある宿に泊まりに来た。仲居さんいわく子供が喜ぶものを床の間に置くと座敷童が遊びに来てくれるらしい。竹とんぼ、ベーゴマ、折り紙などを床の間に置く。それを見た仲居さんが、ふふふと微笑んだ。 「最近の座敷童さまは折り紙よりゲーム機の方が喜びます」
2022-11-23 05:47:31「先生、教室に飾ってある校長先生の写真の目が時々キラッて光る気がしてるんです。調べてください」 「気の所為ですよ。木のせい」 女子生徒は腑に落ちないという顔をしながらも渋々、引き下がった。ふう、危なかった。校長の写真の目の部分にカメラを隠してあるのがバレるところだった。
2022-11-27 22:38:47「すいません。駅ってどっちですか」赤縁メガネの女の子が地図を片手に聞いてきた。僕は返事をせずに走る。可哀想だがこのままじゃ学校に遅刻する。 後ろでゴボという音がした。振り向くと、女の顔の輪郭が歪み始めた。 「どうしてわたしが人間じゃないとわかった」 ごめん。そんなことより学校。
2022-11-25 22:51:49座敷童伝説のある宿に泊まりに来た。仲居さんいわく子供が喜ぶものを床の間に置くと座敷童が遊びに来てくれるらしい。竹とんぼ、ベーゴマ、折り紙などを床の間に置く。それを見た仲居さんが、ふふふと微笑んだ。 「最近の座敷童さまは折り紙よりゲーム機の方が喜びます」
2022-11-23 05:47:31とある男が透明人間になる薬を作った。 男は薬を服用して透明人間になり銀行に忍込み、金を盗み出した。 次の日、警官が男の家にやってきて男を逮捕した。 「なんでバレたんですか。僕の計画は完璧だったはずだ」 「あのね、透明人間にも指紋はあるから。あーた、現場は指紋でベタベタだったよ」
2022-11-15 08:00:41シンデレラは硝子の靴を王宮にわざと落としてゆきました。きっと王子様が追いかけてきて下さるわ。もちろん王子様は追いかけてきました。職人を従えて。 「硝子の靴をどこでてにいれましたか」 斯くして妖精の力を借りて強い硝子を作ることができるようになった王国は発展しましたが王子は独り身です
2022-11-12 18:25:01タイムマシンを発明したすごい博士がいた。博士は結婚し、子を授かった。せっかく子が生まれても博士は嬉しそうではなかった。妻は博士に詰め寄った。「こんなに大人しくていい子なのになんであなたは冷たいのよ」「今はまだ大人しくていいこさ。」
2022-11-11 18:03:49