芥川龍之介「藪の中」 甲斐シュンスケ氏による推理
@hoops03さま 伝聞というか、媒介(まさにメディウム)がある点で信用しきれないという感覚があります。武弘は優しい男だという証言があることから、死霊となった武弘が嘘をついた可能性も考えています。
2011-10-09 22:24:09@hoops03さま 真砂を「夫を殺した妻」とするよりも「夫を裏切った妻」として告発する。どちらの罪の方が軽いだろうか?武弘は後者を選んだ(とはいえ、死霊の口ぶりは裏切りの方が重い罪のように描いているのであまりうまくない推理です)
2011-10-09 22:30:12@hoops03さま えーと自分でも混乱してきてしまったのですが、巫女は検非違使が事件捜査のために連れてきた可能性が高いため、それこそ朝廷に都合のいい証言をさせることが出来たと考えます。実際巫女の身分についての詳細はありません。
2011-10-09 22:37:19@hoops03さま もともと事件をうやむやにすることが目的であるため、さらに「武弘の自殺」という不可解なストーリーを加えた、という解釈です。
2011-10-09 22:39:09巫女の発言が操作できるならば真砂に罪を被せることもできる、何故そうしなかったのかとなると…真砂の家が罪を着せられないほどいい家柄だったということも考えられるけど、
2011-10-09 22:44:15@hoops03さま それは考えませんでした。真砂は都住まいで最終的に地方役人である武弘の妻になった女性ですから、ある程度朝廷側の人間との接点があると考えるのは自然です。
2011-10-09 22:54:19@hoops03さま 死霊の証言のうち「小刀が抜かれた」部分を採用したのは、この部分が「武弘の主観」ではなく「第三者による働きかけ」だと感じたからです。二人以上の人間が関わっているとなると、信憑性が上がるかと思いました。
2011-10-09 22:59:10見返してみると私(@hoops03)の質問がよくなかったですね。
多襄丸の偽物説あるいは入れ替わり説が個人的にプッシュしたい妙案でした。
参考webページをご紹介いただきました。
こちらも併せてどうぞ。
@hoops03 @kaikoboy http://t.co/FfkuN2Zf 『薮の中』殺人事件公判記録 こんなページがありました。新情報を入れて1から考え直すとまた時間がかかるので、俺はまだ読んでません。
2011-10-07 15:28:56以上で一連の考察のまとめとさせて頂きます。
甲斐さま(@Shunsk_X)ありがとうございました。