『困ってる人』大野更紗著・ポプラ社刊の書評

たられば @tarareba722

『困っている人』書評25／最果てに立つのは障碍者や精神疾患者ではない。彼らの前に立ち、その病と闘い続ける医師や看護師達こそが最前線の人々であり、最果ての防人なのだ。医療とは何か。病とは何か。人間とは。人間性とは何か。それらを今一度問うてほしくて、ここでも筆者は読点を打っていく。

たられば @tarareba722

『困っている人』書評26／そして私は、そうした場面を効果的に見せるためにも、地の文の読点の使用は慎重になったほうがよかったのではないかと思ったりする。うーん、なんか書いててイチャモン臭いなあ。

たられば @tarareba722

『困っている人』書評27／最後に、このような素敵なエッセイを読ませていただき、筆者や出版関係者諸氏には大変感謝しております。とてもとても面白かった。そして考えるきっかけをたくさんいただいました。

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『困っている人』書評28／作中に登場する「あの人」とのデートも含め、たくましくしなやかに生きる大野さんの次回作に期待しつつ、たまに「ぐたーり」というtweetを見るたび、「だいじょうぶだから！」と心のなかで応援しております。

たられば @tarareba722

『困っている人』書評29／願わくばこの『困っている人』という本が、難病を抱える人やそれを支える人々はもちろん、モンスターと名指される社会保障制度側の人々にも届くよう祈っております。それから「生きること」に疲れてる人にもぜひ。筆者の優しくて力強い「ことば」が、抱きしめてくれます。