2011年10月14日

hidetoga(斗ヶ沢秀俊)さんの放射線物質への科学的で冷静な対応を呼びかける連続ツイート

毎日新聞記者斗ヶ沢秀俊さんが2011年10月12日に世田谷で、基準値以上の放射線物質が出たことを発端として、科学的に放射線物質に相対することを呼びかけた連続ツイート
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斗ヶ沢秀俊 @hidetoga

世田谷区の区道で、毎時2~3マイクロシーベルトの高い放射線量が 測定され、新聞やテレビのニュースで大きく取り上げられています。 原発から200キロ以上も離れた場所で、どうしてこれほどの線量に なったのかを調べることは重要です。しかし、(以下続く)

2011-10-13 14:14:49
斗ヶ沢秀俊 @hidetoga

「世田谷区で高い放射線量を測定」というニュースが、 多くの方に放射線・放射性物質に対する過剰な不安、恐怖心を 抱かせることを、私は心配しています。国は避難基準を年間20ミリ シーベルトに定めました。世田谷区の測定結果はそれを超える可能性のある数値です。

2011-10-13 14:19:54
斗ヶ沢秀俊 @hidetoga

では、年間20ミリシーベルトを超えると、「危ない」のでしょうか。 放射線の健康影響で分かっていることを以下に記します。 500ミリシーベルトを超える線量を被ばくすると、白血球の減少などの症状が出始めます。2000ミリシーベルトを超えると、脱毛や生殖機能への影響などが現れます。

2011-10-13 14:24:42
斗ヶ沢秀俊 @hidetoga

一時期に5000ミリシーベルトを被ばくすると、半数の人は死亡します (半数致死量)。こうした高線量の被ばくによる影響を、「確定的影響」 と呼びます。だれでもに起こる現象だからです。100ミリシーベルト以下 の「低線量被ばく」では、こうした確定的影響は起こりません。

2011-10-13 14:27:41
佐々木大介 @piyosukenow

@hidetoga この手の報道はセンセーショナルにならないよう望みます。生活道路に報道陣が押しかけるなどして、周辺住民にいたずらに不安を煽るようなことをしてはなりません。

2011-10-13 14:28:11
M2 @M2_sado

@hidetoga 船橋でも高線量を検知と読売新聞が伝えてますけど http://t.co/jL98RZYt 「地面から1センチ」って計測の様子が・・・

2011-10-13 14:29:31
斗ヶ沢秀俊 @hidetoga

現在の福島県民、首都圏在住者はいくら多くても、年間50ミリシーベルト 以下であり、確定的影響は起こりえません。つまり、不妊になったり、 下痢や鼻血が止まらなくなったりすることはありません。 障害を持って生まれる子どもの割合が増えることもありません。

2011-10-13 14:30:54
斗ヶ沢秀俊 @hidetoga

低線量被ばくで起こりうることは、「将来、がんで亡くなる人の割合が増える可能性がある」ということです。広島・長崎原爆の調査などから分かっていることは、一時期に200ミリシーベルトの被ばくをした人たちは、被ばくをしていない人たちに比べて10%程度のがん過剰死が生じるということです。

2011-10-13 14:35:54
やつらだ @yaturada

@hidetoga 内部被爆を考えるべきだ。

2011-10-13 14:38:47
斗ヶ沢秀俊 @hidetoga

100ミリシーベルト以下の低線量被ばくで「がんの過剰死」が生じるのかどうかは分かっていません。がんになるリスクを高める要因としては、たばこや高血圧、運動不足、野菜不足などがあり、これらの要因の方が低線量被ばくよりもずっと大きい。

2011-10-13 14:39:41
斗ヶ沢秀俊 @hidetoga

だから、低線量被ばくの影響を統計的に明らかにすることは、 とても難しいのです。国際放射線防護委員会は「放射線被ばくは 少ない方がよい」という防護の観点から、低線量被ばくでもがんの 過剰死は生じるという考え方をとっています。

2011-10-13 14:42:32
くすきはいね @kusukihaine

@hidetoga と、いうよりは、自分で選択しているリスクと強制的に被っているリスクの違いなのではないでしょうか。>たばこや高血圧、運動不足、野菜不足などがあり、これらの要因の方が低線量被ばくよりもずっと大きい

2011-10-13 14:43:23
斗ヶ沢秀俊 @hidetoga

国際放射線防護委員会(ICRP)の仮説は「直線しきい値なし」仮説と 呼ばれます。これ以下は安全という「しきい値」はなく、どんなに低線量 でもがん過剰死は起こる、それは線量に比例する(グラフでは直線に なる)という仮説です。

2011-10-13 14:45:28
斗ヶ沢秀俊 @hidetoga

本当にしきい値はないのか、がん過剰死の割合は線量に比例するのか、 というのは専門家の間で議論があります。これは確かめられてはいないし、 先ほど書いたように統計的に確かめることが難しいので、 当面は分からないままでしょう。

2011-10-13 14:47:30
斗ヶ沢秀俊 @hidetoga

直線しきい値なし仮説に基づいて計算すると、一時期に20ミリシーベルト を被ばくした集団は、被ばくしていない集団に比べて、将来、0・1%程度のがん の過剰死が発生します。

2011-10-13 14:49:23
斗ヶ沢秀俊 @hidetoga

1000人の集団を考えると、一時期に20ミリシーベルトを被ばくした場合、 将来がんで亡くなる人が、被ばくしていない集団よりも1人多くなるという ことになります。

2011-10-13 14:50:53
斗ヶ沢秀俊 @hidetoga

先ほど、ほかの要因の方が大きいと書きましたが、例えば、喫煙者は 非喫煙者に比べてざっと2倍(200%)のリスクがあります。国立がん 研究センターはがんのさまざまな要因と放射線被ばくのリスク比較を していますが、喫煙は2000ミリシーベルトの被ばくに相当するリスクがあります。

2011-10-13 14:57:56
斗ヶ沢秀俊 @hidetoga

肥満(BMI30以上)や運動不足は200ミリシーベルト、野菜不足や 受動喫煙は100ミリシーベルトの被ばくに相当するリスクがあると 試算しています。

2011-10-13 14:59:36
@jivesamba

確定的、確率的ってそういう意味じゃないはず QT @hidetoga: 年間50ミリシーベルト 以下であり、確定的影響は起こりえません。つまり、不妊になったり、 下痢や鼻血が止まらなくなったりすることはありません。 障害を持って生まれる子どもの割合が増えることもありません。

2011-10-13 15:00:40
斗ヶ沢秀俊 @hidetoga

こうしたほかのがんリスクに比べて、低線量被ばくのリスクは相対的に 小さいのです。「吸いたい人が害を承知で吸っているたばこと比較する のはおかしい」と批判する方がいるでしょう。被ばくは好まないのに否応なくうけているのですから。

2011-10-13 15:03:44
沙夜子 @sayokom

肥満リスクの高さったら…(涙) RT @hidetoga: 肥満(BMI30以上)や運動不足は200ミリシーベルト、野菜不足や 受動喫煙は100ミリシーベルトの被ばくに相当するリスクがあると 試算しています。

2011-10-13 15:05:22
斗ヶ沢秀俊 @hidetoga

しかし、リスクの程度を理解しておくことは必要だと思います。さて、20ミリシーベルトでは1%のがん過剰死が生じる可能性があると書きました。では、1ミリシーベルトならどうでしょうか。ICRPの仮説に基づく計算では、0・005%のがん過剰死が生じます。

2011-10-13 15:09:28
小林由紀子 @lupus211

@hidetoga 私達は自然放射能の被爆を毎日、受けているし他の発がん性のある物質に常にさらされている私達、タバコは吸わなくても受動喫煙の煙を浴びている現状にも目を向けて欲しいですね。自然の放射線の多い地域というのがありますがそこの住民が特にガンが多いとかいう事実はありますか?

2011-10-13 15:10:16
斗ヶ沢秀俊 @hidetoga

けっして、20ミリなら危険、1ミリなら安全ということではありません。 「ゼロリスク」を求める方がいらっしゃいますが、それは現実的ではありません。 「安全か危険か」ではなく、どの程度のリスクがあるのかを認識することが 大切です。

2011-10-13 15:11:19
斗ヶ沢秀俊 @hidetoga

なお、放射線被ばくの影響は、同じ線量の場合、長期間にわたって 受ける方が短期間よりも影響が小さいと考えられます。年間20ミリ の被ばくは1週間での20ミリよりも影響は小さい。低い線量だと細胞の修復機能が働くが、一時期に高い線量を受けると修復が間に合わないためです。

2011-10-13 15:17:15
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