日本宇宙少年団による衛星画像プラットフォームEISEIを用いた、高解像度化および.tiff出力について

最新版の衛星画像を元に分析するには、SNAPを経由してGISソフトに.tiffデータに変換して渡す作業が必要ですが、SNAPの行程をEISEIという国産ソフトでやってしまう方が楽で画質もきれいですよ、と言うお話です。 ソフトが子ども向けと侮るなかれ、立派に性能が充実しています。 ただ、日本宇宙少年団のPDFに記載のDLリンクからソフトをDLとか、誰が気付くんだろう? 使い勝手良いので、皆さまぜひQGISと合わせてご利用ください。
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you1126 @Rb3qzWR5AK5nooA

Sentinel-1,2やLandsat-8,9で見たウクライナ情勢について呟いていきたいと思います。

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LandsatをEISEIでパンシャープニング処理して、解像度を15mまで上げる方法をお伝えします。まずは30m解像度のカラー画像を作りましょう。青色バンド(B2)、緑色バンド(B3)、赤色バンド(B4)の3データを…… pic.twitter.com/VT5NfotCLq

2022-12-13 20:54:06
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EISEIの「色合成」の機能でこの通りに読み込ませましょう。 pic.twitter.com/tyKkas2yiZ

2022-12-13 20:58:43
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読み込み完了。色と明るさを調整しましょう。「色・明るさ」をクリック。 pic.twitter.com/w0BOfkX4Wn

2022-12-13 21:00:49
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Landsatの場合、ソフトが画像中の雲の量を考慮して色を調整してくれます。今回はデフォルトの設定のまま「自動」を押します。その後で「調整後」ウィンドウを確認。問題ないようなのでOKを押します。 pic.twitter.com/JnmmalWHq1

2022-12-13 21:09:35
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30m解像度のカラー画像が完成しました。これでステップ1は完了。ステップ2に移行します。 pic.twitter.com/Ve7Qh43ytz

2022-12-13 21:10:56
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15m解像度のパンクロマチックバンド(B8)を別ウィンドウで開きましょう。左上の「開く」をクリック。 pic.twitter.com/9yWSvPKj5L

2022-12-13 21:14:31
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こいつです。選択してOKをクリック。 pic.twitter.com/pvGaE74iCL

2022-12-13 21:16:26
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右側のウィンドウに表示されました。 pic.twitter.com/jUMpcPOiJm

2022-12-13 21:17:34
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左側の30m解像度カラー画像についてパンシャープニング処理を施します。まずは左側のウィンドウをクリック。クリックするのはどこでも良いです。ウィンドウの左上端に緑色のランプが点灯したらOKです。 pic.twitter.com/rxaXAbPEQZ

2022-12-13 21:26:01
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こんな警告が出ますが、マシンパワーでゴリ押します。ここは躊躇なく「はい」を選択。一般的なPCの場合は少し時間が掛かるかもしれません。ご注意を。 pic.twitter.com/QsAbXuwiAB

2022-12-13 21:32:46
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こんな画面に切り替わります。後で読み込んだパンクロマティックバンド(B8)が正常に読み込まれているのを確認。OKを押しましょう。 pic.twitter.com/z9D6zRxn8r

2022-12-13 21:35:16
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こんな警告が出ます。言われた通りにしましょう。「いいえ」を選択。処理が始まります。 pic.twitter.com/YfaVHsCe1k

2022-12-13 21:36:48
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完了。左下の3番目のウィンドウに、パンシャープン処理されて15m解像度になったカラー画像が表示されます。もう2番目のパンクロマティック画像は必要ないので、閉じましょう。ここの「×」を押したら消えてくれます。 pic.twitter.com/dhRSxYfIeo

2022-12-13 21:42:58
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消えました。パンシャープン処理後の画像が暗いままなので、色と明るさを調整しましょう。パンシャープン処理後の画像のウィンドウが選択(ウィンドウ左上端に緑色のランプが点灯)されていることを確認し、「色・明るさ」をクリック。 pic.twitter.com/doRuMXDo8k

2022-12-13 21:48:58
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すみません。こんなタイミングですが休憩。夜食買ってきます。

2022-12-13 22:08:58
you1126 @Rb3qzWR5AK5nooA

再開。サンドイッチ片手にやります。特に理由はありませんが、ちょっと明るめに設定。「線形1σ」に設定して「自動」ボタンを押した上、「明るく」タブを2回クリック。OKを押しましょう。……いや、これホンマに使いやすいわ。もうSNAP要らんなぁ……。 pic.twitter.com/8NzoRTipZ1

2022-12-13 22:52:40
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you1126 @Rb3qzWR5AK5nooA

明るさ調整完了。左が30m解像度、右が15m解像度です。左右のウィンドウを連動させて閲覧できるので、その機能も使ってみましょう。メニューバーの中に「連動」とあるので、それをクリック。 pic.twitter.com/ecgmkBhLB9

2022-12-13 22:55:58
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you1126 @Rb3qzWR5AK5nooA

これで左右のウィンドウが連動するようになりました。どちらか片方の画像を動かすと、もう片方の画像も一緒に動きます。ちなみに、この画像は12/2にハワイ島をLandsat-9で撮ったもの。島の真ん中に聳えるマウナ・ロア山の火口にズームインしましょう。 pic.twitter.com/r8rpYSjOQN

2022-12-13 23:09:10
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you1126 @Rb3qzWR5AK5nooA

この通りです。右側のパンシャープン処理を施した画像の方が、細部の特徴まで表現できていることが分かりますね。 pic.twitter.com/cz6RMPdRJX

2022-12-13 23:11:41
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you1126 @Rb3qzWR5AK5nooA

少し北の方に移動。流れ出る溶岩も見えますね。多分、アア溶岩かパホイホイ溶岩のどっちかでしょう。もう地学忘れました。後は「新幹線は刈り上げ」しか覚えとらん……。 pic.twitter.com/40WqckmU7u

2022-12-13 23:16:43
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you1126 @Rb3qzWR5AK5nooA

最後に、QGISで見たい人向けに、Geotiffにエクスポートする方法を伝えときます。15m解像度の画像が表示されているウィンドウを選択した状態で、「画像として保存」を選択。 pic.twitter.com/GnQ7oXi9Tw

2022-12-13 23:21:59
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