- ReAnalysis
- 3311
- 0
- 1
- 1
後者でも詩作のみで生活している人はほとんどおらず、多くの場合、評論、エッセイ、翻訳、小説、俳句、短歌、歌の作詞など他の分野にも手を染めたり、あるいは(文学と縁遠い)他の職業を持っている。
2011-10-16 13:16:24新明解国語辞典第六版(三省堂)にもそのような広義の意味が書かれているし、三好達治は『詩を読む人のために』の中で「誰かもいったように」と前書きした上で「詩を読み詩を愛する者は既に彼が詩人」であると書いている。
2011-10-16 15:16:21歌人とは、和歌や短歌を作る人のことをいう。ただし、その中でも日常的に和歌・短歌を作り、何らかの手段でそれを発表している人を指す場合が普通である。なお、歌人たちにおける社会を歌壇ということがある。
2011-10-16 16:16:28それは単なる敬意や尊称をあらわすのみならず、歌道において神としてあがめられる歌人を指しており、具体的には『古今和歌集』の仮名序の記述から柿本人麻呂と山部赤人を指す。
2011-10-16 17:16:20その場合、山部赤人は「歌仙」とされる。根拠は、人麻呂の記述「正三位柿本人麿なむ歌の聖なりける」に対し、赤人の記述「また山の辺赤人といふ人ありけり」と記述に切り替えがある事と、「なりける」と「ありけり」の解釈が「聖になった」と「人がいた」とする事による。
2011-10-16 18:46:12ただその後に「人麿は赤人が上に立たむことかたく 赤人は人麿が下に立たむことかたくなむありける」との記述から、歌人としては同列と見做し、赤人も歌聖であるとする説もある。ただ、歌道において「神」とされるのは「人麻呂」一人の場合が多いとされている。
2011-10-16 19:16:21特に、その短歌、歌論、歌集書評に対して稿料・印税等が発生したり、歌に関する講演・批評・教育・啓蒙・選歌活動に対して報酬が発生したりすることが日常的になった場合、「専門歌人」という。
2011-10-16 20:16:35狭義では、現代歌人協会の会員を「専門歌人」という。ただし、多くの高名な「専門歌人」でも歌人としての活動だけで生活するのが困難であるため、「プロ歌人」という呼称は使われていない。
2011-10-16 20:46:15「専門歌人」に対し、もっぱら新聞等の投稿欄に作品を寄せている歌人も多く、その場合は「投稿歌人」「新聞歌人」などという。また最近はインターネットのホームページやブログに作品を発表する「ネット歌人」も現れてきている。
2011-10-16 21:16:20「小説家」と「小説の著者」とを明確に区別する基準は無い。一般的に小説家とは、職業として執筆した作品によって収入を得ている者をはじめ、生活の大半を作品の著述に割いている者を指す。
2011-10-16 22:16:32小説による収入は少なく、講演活動や小説以外の著述で生計を維持している著作家の場合でも、作品が広く知られているために一般に小説家と見なされているケースも多いが、作品数が少ないか作品が広く出版されていない場合、小説家と見なされないのが普通である。
2011-10-16 22:46:17一方で「アマチュア小説家」という言葉も存在するが、アマチュアである小説家の意で使われるだけでなく、著述活動が小説家と呼ぶには足りない者、という意味合いで使われることも多い。
2011-10-16 23:46:18