ミスコンを論じる前に。90年代から00年代の『CanCam』に代表される赤文字雑誌について

ICUミスコン問題に端を発した、90年代から00年代の『CanCam』に代表される赤文字雑誌が提示してきた女性の在り方について ※実際には赤文字雑誌は『JJ』が部数ではずっと優勢で、2004年から『CanCam』が発行部数で逆転しました。まとめ内では赤文字雑誌の代表として『CanCam』を例に挙げられていることが多いので、タイトルを「『CanCam』に代表される」としました。 関連まとめ 『CanCam』の「モテ」とは何か http://togetter.com/li/203808
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Adam Takahashi @adamtakahashi

@okisayaka 隠岐さんの「感情的」なツィートの意味が今わかりました・・・。あのようなコメントをする自分は、隠岐さんが仰る意味で「高み」にいると思います。それは自覚しています。ただ、自分は、政治的に正しいことより、「深い部分で不快」をもたらす現実の仕組みに関心があります。

2011-10-18 22:42:13
おきさやか(Sayaka OKI) @okisayaka

@adamtakahashi レスありがとうございます。分析にある程度の「高み」からの視点は必要だと思いますし、この話題で私とadamさんの立場が違うのは避けがたいことでしょう。ただ、一方で「政治的な正しさ」と「現実の仕組みの分析」は別にそう両立しないことではないとも思うです。

2011-10-18 23:54:11
おきさやか(Sayaka OKI) @okisayaka

正直、1990−2000年代初頭に若者だった者としては、Can Camを無害なもののように語られるとすごく憂鬱になるのだけど… これは研究者としてではなく、当時若い女子だった者として率直な気持ち。

2011-10-18 21:35:39
おきさやか(Sayaka OKI) @okisayaka

赤文字雑誌を気に留めなくて言い年齢になって、解放されたと思った

2011-10-18 21:36:10
おきさやか(Sayaka OKI) @okisayaka

関係者には申し訳ないし、あのスタイルを本当に愛している人もいるのだろうけど。しかし、内田樹のこの論考の調子には、深い部分で不快さを覚えずにはいられなかった。 http://t.co/iHPK8woM

2011-10-18 21:37:38
おきさやか(Sayaka OKI) @okisayaka

@adamtakahashi シンボリックだったことはわかります。そして私はまさにその文化の中にいて、「折り合いをつけさせられた」と感じた者の一人だったからこそこのような反応をするのです。すなわち私は高みからその現象を「… (cont) http://t.co/sxDKfZwi

2011-10-18 21:42:09
おきさやか(Sayaka OKI) @okisayaka

ヤマシタトモコの『HER』の第五話、「Case5」は赤文字的女子の内面を描こうとした挑戦的な作品だったのだと言うことに今、不意に思い当たった。

2011-10-18 22:08:59
おきさやか(Sayaka OKI) @okisayaka

救いはあるけど、かなり苦い物語だった

2011-10-18 22:10:06
おきさやか(Sayaka OKI) @okisayaka

授業のやり残した準備をするつもりでいたのに、気づいたら数百名に向けて赤文字ツイートを発信している

2011-10-18 22:24:44
おきさやか(Sayaka OKI) @okisayaka

外見へのこだわりと、知的な優越心との悲しい相関関係というのは確かにあって、色々思い出すと身につまされる。そして私の世代は男子もそれとは無縁ではなかったなとも。

2011-10-19 12:30:55
おきさやか(Sayaka OKI) @okisayaka

留年しちゃったからファッションにはせめて力入れようとか、受験・就職であまりうまくいかなかったからせめて外見はってことで大人の歯列矯正始めるとか。外見と偏差値的威信が交換関係にあるという意識は男女関わらず自分の周りで見られたなあ。女子の方がもちろん外見への要求水準高いわけだけど

2011-10-19 12:37:33
おきさやか(Sayaka OKI) @okisayaka

言ってしまえば、高校がそういう文化だったので、大学入って「おしゃれでなくても自己肯定感が高い同年代の人たち」を大量に見たのはカルチャーショックだった。ああこういう世界もあるんだ、という。その時自分は相変わらずおしゃれでなかったので救われもしたけど、他方で何か階層的なものも感じた

2011-10-19 12:41:31
おきさやか(Sayaka OKI) @okisayaka

フランスに留学したら、「日本の女の子はお洒落でいい、フランス人女性は化粧をしすぎると下品だとか妙に気にしすぎる」という(微妙な)類のことを言う大学院生がいて、確かにノーメイクに近い顔で堂々と議論する女子院生や研究者がいた。何かがつながった気がした。

2011-10-19 12:44:35
おきさやか(Sayaka OKI) @okisayaka

付け加えておくと、フランスでも、職業や立場によってもちろん女性の化粧のあり方は違う。

2011-10-19 12:46:11
おきさやか(Sayaka OKI) @okisayaka

私が覚えてるのは90年代後半。今はもう少しその種の感覚がゆるやかになってると思いたいけど、他方で、あの頃より更にみんなどこの大学生も小綺麗になったという印象もある…

2011-10-19 12:49:59
おきさやか(Sayaka OKI) @okisayaka

フランスも実質上そういう世界だった気がします。服と化粧で見分けが付くんですよね… RT @yukoim: @okisayaka アメリカでも同様に、化粧が濃いのは大学院以上にはいない、と事前に言われた。大学で化粧が濃いとしたら事務の方。

2011-10-19 12:54:16
化粧心理学者 平松隆円 @ryuenhrmt

戦時中も文部省の礼法要項で化粧しましょうとされていた。むしろ、化粧がダメになった理由を探ると面白い RT @okisayaka: 言ってしまえば、高校がそういう文化だったので、大学入って「おしゃれでなくても自己肯定感が高い同年代の人たち」を大量に見たのはカルチャーショックだった。

2011-10-19 12:57:42
おきさやか(Sayaka OKI) @okisayaka

@ryuenhrmt その場合の化粧は女性のみでしょうか?それから、どういう化粧が基準だったのでしょう。戦時中となると「贅沢は敵」との折り合いが気になるところです。

2011-10-19 13:00:52
化粧心理学者 平松隆円 @ryuenhrmt

@okisayaka 礼法要項には男子区別はないです。そもそも化粧=メイクアップというのも現代的です。ちなみに「贅沢は~」って誰が言い出したか知ってます?

2011-10-19 13:07:29
おきさやか(Sayaka OKI) @okisayaka

@ryuenhrmt となると、宮廷作法のようなものを思い出しますね。>礼法要綱  いえ、恥ずかしながら思い出せません。誰だったでしょうか。>「贅沢は〜」

2011-10-19 13:08:42
化粧心理学者 平松隆円 @ryuenhrmt

@okisayaka 宮廷ではなく学校教育には武家礼法の小笠原の影響がありました。「贅沢は~」は直接的に政府が主導したわけではないんです。

2011-10-19 13:12:54
おきさやか(Sayaka OKI) @okisayaka

@ryuenhrmt 小笠原は「贅沢は敵」のスローガンももたらしたと言うことなのでしょうか。いずれにせよ武家文化で学校児童を教化していたのですね。武家の化粧というと、女性はお歯黒やおしろいだろうと察しが付きますが、男性はどのような形だったのでしょうか。質問ばかりで済みません

2011-10-19 13:19:29
化粧心理学者 平松隆円 @ryuenhrmt

@okisayaka 明治に学校が制度化された時から小笠原の影響があり、それと化粧が関係します。「贅沢は~」は別ですよ。

2011-10-19 13:23:49

※戦中の化粧についてはこちらも参考になります
ポーラ文化研究所|やさしい化粧文化史-入門編- 第15回 自粛させられたおしゃれ
http://www.po-holdings.co.jp/csr/culture/bunken/muh/15.html

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