ピンチョンの『逆光』をつぶやく その2/全5回
関連書籍
(各出版社による紹介ページ)
第二部 氷州石
【逆光 上183頁】氷州。欧州、豪州あたりは日常的に漢字で見かけますが、アイスランドを「氷州」と呼ぶというのは知りませんでした。 #pcyom
2010-11-06 08:18:43木原善彦。O大。英語教員。現代小説。翻訳も。最近ではバリー『終わりのない日々』、パワーズ『惑う星』、ウィンターソン『フランキスシュタイン』翻訳、J.K.トゥール『愚か者同盟』翻訳、A.スミス『秋』『冬』『春』『夏』翻訳、著書『アイロニーはなぜ伝わるのか?』。リツイートもいいねも賛同ではないし、所属先とは無関係です。
(※上巻184ページは白紙です)
【逆光 上185頁】インピーダンス。一般の日本語辞書に載っている語句には注はほとんど付けていません。「インピーダンス」に付けるなら、「風配図」にも……とかなるので。 #pcyom
2010-11-06 08:19:09【逆光 上186頁】海軍式の迷彩。一般に知られている迷彩は、あのジャングル的な色柄の軍服ですが、ここで海軍式迷彩というのは船体に描く大きな模様で、遠くから見たときに波や雲にまぎれる感じのものです。 #pcyom
2010-11-06 08:19:37【逆光 上187頁】誰の会話か分かりにくいですが、海事情報の集まる保険組合ロイズのような、極地の不測事件に目を光らせている施設(IGLOO)での利害関係者同士の会話です。 #pcyom
2010-11-06 08:19:57【逆光 上188頁】テトリスうんぬんは遊びの小ネタに近いですが、「四個」一組というところだけは注目しておくといいかもしれません。 #pcyom
2010-11-06 08:20:13【少し逆光】このツイッターでは、(1)『逆光』を読む(可能性のある)人のみが対象で、(2)しゃべるのではなく文字を書く形で、(3)脱線話でもOK(ごめんなさい)なので、とてもやりやすいです。
2010-11-07 08:24:04【逆光 上191頁】「余分な男」。日本の座敷童のお話(暗い部屋で四人のはずの子供が一人多い)も、この種の「なぜか一人多い幽霊話」のバリエーションでしょうか。 #pcyom
2010-11-07 08:24:35【逆光 上192頁】イヌクシュク。バンクーバーオリンピックのシンボル(イラナーク)にもなっていました。石を積んで人の形にしたもの。 #pcyom http://twitpic.com/34k91n
2010-11-07 08:25:44【逆光 上193頁】コンサーティーナはアコーディオンに似た楽器ですが、鍵盤ではなくボタンが並んでいます。形も六角柱。難しそう。 #pcyom
2010-11-07 08:26:19【逆光 上194頁】メキシコのグアナフアト産の氷州石。これもちょっとした頭出しになっているので、「メキシコ産氷州石」を頭の片隅に保持。 #pcyom
2010-11-07 08:26:48【逆光 上195頁】極地独特の「水空」(この頁)とか「氷映」(上186頁)とか。とても不思議な現象ですね。国語辞典には記載がないかも。ブリタニカにはどちらも載っています。 #pcyom
2010-11-07 08:27:16【逆光 上196頁】あまりなじみのない北欧神話。日本語ウィキペディアには「ギンヌンガガプ」の項が立てられています。 #pcyom
2010-11-07 08:27:39【逆光 上197頁】ハンターの絵画の「ベニス時代」と「ロンドン時代」。これもフラッシュフォワードによる予告。 #pcyom
2010-11-07 08:27:56【逆光 上198頁】ラベルの図柄で「ばか野郎」としゃべるオウム。いつか再会することがあるかも。 #pcyom
2010-11-07 08:28:13【逆光 上199頁】この先頻出する「四元数(しげんすう)」。虚数のiとか複素数を知っている人なら、「四元数はスーパー複素数」と思っておくと便利だと思います。虚数がiだけじゃなくi,j,kの三つになるバージョン。実数を合わせて四つだから「四」元数。 #pcyom
2010-11-07 08:28:43【逆光 上200頁】記念すべき200頁に到達。ベーリング海峡横断鉄道。この計画(あるいはアイデア)が実際にあったかどうか、不明です。 #pcyom
2010-11-08 10:32:35【逆光 上201頁】四元数の美しさを信奉する数学者 vs ベクトル計算の便利さを重視する数学者。両者の間の論争というか、勢力争いは実際にありました。名付けて「四元数戦争」。 #pcyom
2010-11-08 10:32:57