ウクライナとベラルーシの食品基準の変遷

1990年代のウクライナとベラルーシの食品制限の基準値がどのような経緯で変更されていったかを 今中先生の資料から抜粋引用しました。  以下のまとめの補足資料となります。 ベラルーシとウクライナ 食品制限の違いと人口動態 http://togetter.com/li/207124
科学 ウクライナ 今中 放射能汚染 食品基準値 ベラルーシ 東欧史
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まとめ 内部被曝関連のまとめlink (リーフレイン) なんだか増えてきたのでまとめ索引 10699 pv 146 3 users 7

リーフレイン @leaf_parsley
参考資料は、今中先生の「ウクライナでの事故への法的取り組み」http://t.co/WNOZLIr5と「ベラルーシにおける法的取り組みと影響研究の概要」http://t.co/0m4sNL3hです。
リーフレイン @leaf_parsley
 旧ソ連時代,緊急措置として設定された被曝限度(事故の1年目10レム,1987年5レム,1988年3レム,1989年3レム,1990年0.5レム:うち外部被曝と内部被曝が50%ずつ)
リーフレイン @leaf_parsley
に基づいてソ連保健省は,1986年,1988年,1991年に食品と飲料水中のセシウム137に関する暫定許容濃度(TAL)を設定した.TAL-88は,その年にソ連保健省が採用した生涯35レムのいわゆる“安全生活概念”に基づくものであった.(0.1レム=1ミリシーベルト)
リーフレイン @leaf_parsley
1990年ベラルーシでは,法律「チェルノブイリ原発事故被災者に対する社会的保護について」が立案され,ベラルーシ政府は,1990年8月1日から食品と飲料水の許容濃度に関する共和国管理レベル(RCL-90)を施行した.RCL-90は,1992年6月まで約2年間実施された.
リーフレイン @leaf_parsley
RCL-90は,1992年6月まで約2年間実施された.RCL-90の基本は,そのレベルの食品を日常的に摂取し続けても,もっとも被曝が大きいグループでも年間の内部被曝量が0.17レムを越えない,という考え方である.
リーフレイン @leaf_parsley
ソ連保健省は1991年の始め,セシウム137とストロンチウム90に関するTAL-91を設定した
リーフレイン @leaf_parsley
現在ベラルーシにおいては,1992年10月21日ベラルーシ国家衛生総監が承認した共和国許容レベル(RAL-92)が,食品と飲料水中のセシウム137とストロンチウム90の規制のために用いられている(表2).
リーフレイン @leaf_parsley
RAL-92の値は,そのレベルの放射能の取り込みにともなう内部被曝が年間1ミリシーベルトを越えないように設定されている
リーフレイン @leaf_parsley
ウクライナの場合 チェルノブイリ事故が起きると,ソ連保健省はソ連の法令に従い,食品と飲料水に関する暫定許容レベル(TAL)を1986年,1988年,1991年に定めている2,3.1993年はウクライナ放射線防護委員会(NCRPU)はTAL-93を発表した.
リーフレイン @leaf_parsley
しかし,ウクライナ政府の各省はその数値に同意せず,いまだ保健省によって承認されていない.したがって,ウクライナにおいてはTAL-91が1997年の末まで有効であった.TAL-93の主な問題点は,その数値に明確な根拠がないことである.
リーフレイン @leaf_parsley
しかしながら,汚染地域の地方当局は,1994年以降, TAL-93の数値に基づいて,各地の条件を考慮しながら食品と農産物に関する地方管理レベル(LCL)を設定し実施している(表7).地方の条例により,LCLを越えると調査が実施され,必要に応じて対策が実施されることになる.
リーフレイン @leaf_parsley
ウクライナの1994年から暫く使われた地方管理レベルの基準 http://t.co/ertMs8OJ
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リーフレイン @leaf_parsley
1995-1996年にLCLの値を越えた農産物は,集団農場ではほんの数%であった.しかし,自営農地では,この割合はもっと大きい.
リーフレイン @leaf_parsley
 1997年,ウクライナ保健省は食品と飲料水中のセシウム137とストロンチウム90に関する新しい許容濃度(AL-97)を承認した(表8).AL-97は1998年1月1日より施行された.
リーフレイン @leaf_parsley
ウクライナの1997年以降から現在にいたる基準 http://t.co/JmXcGoZK
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リーフレイン @leaf_parsley
AL-97の採用により,いかなる人に対しても,食品からの内部被曝量が年間1ミリシーベルトを越えない,と保証される.
リーフレイン @leaf_parsley
私見    ベラルーシで1990年~1992年6月まで使用されたRCL-90は、それ以前に使用されていたTAL-88 と比べて、ほとんどの品目で厳しくなっています。ミルク、乳製品、野菜、果物、幼児食、キノコ、お茶、、、同じレベルなのはパンぐらいでしょうか?
リーフレイン @leaf_parsley
ほぼ同時期に決定された、ソ連保健省のTAL-91と比べても、ベラルーシの基準は厳しいです。ソ連保健省のTAL-88からTAL-91への変更は、肉類を半分、幼児食を1/10 キノコを半分にした程度にとどまっていました。
リーフレイン @leaf_parsley
ベラルーシは結構厳しかったRCL-90をさらに推し進めて、現行のRAL-92 では主食のジャガイモとパンの制限を上げています。
リーフレイン @leaf_parsley
これに対して、ウクライナの場合は、1994年までどちらかというと緩い基準であるTAL-91で走ります。1994年に地方管理レベルでようやく変更がかかり、最終的にウクライナ全土でベラルーシの基準に近いレベルに到達するのは1997年まで待たないといけませんでした。
リーフレイン @leaf_parsley
ウクライナとベラルーシの食品基準の変遷を示すグラフ http://t.co/q5sOHNiX
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リーフレイン @leaf_parsley
ウクライナとベラルーシの食品基準一覧表(一部省略) http://t.co/P2fKB2a0
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コメント

浪費家 @DSJ_Phuture 2011年11月2日
これは、参考になる。と言うか、行政は参考にしろ。
peko (ただいま怒りモード?) @pekopeko0705 2011年11月2日
とてもわかりやすかった。 まとめ、ありがとうございます。
山下238(京都大学霊長類研究所 の猿) @Yamashita238 2011年11月4日
いやいいやいやこれを参考にしたら今より基準が大甘になりまっせ。さすがに年間100ミリシーベルト超えは無規制でも今の日本じゃ逆に摂取不可能だがこれが「規制値」だった昔のチェルノブイリ事故直後の深刻さがわかるな。
山下238(京都大学霊長類研究所 の猿) @Yamashita238 2011年11月4日
おっと、「1年目10レム(100mSv)」は食事による内部被曝じゃなくて被曝量全体のことだったか。勘違い。まあいずれにせよ多いな。
まじめにNO WAR。 @irukatodouro 2011年12月18日
このレベルで管理しても、子どもたちが続々と病気になっているウクライナとベラルーシ 日本が同じ轍を踏むのか、恐怖です。
リーフレイン @leaf_parsley 2012年10月9日
ベラルーシのRAL99を追加しました
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