ラノベ作家榊一郎先生による創作質問タイム 質問とその答えのまとめ
@nati_moritomo 書いては直し、の繰り返しの場合も似たようなもので、何か「これはおかしな文章に違いない」という思い込みが働いている可能性があります。その場合はやはり頭を冷やすのが効果的なので、書ききった後は直さずしばらく放置、翌日見直すとか。 #sousaku
2011-11-08 01:04:30@ichiro_sakaki 以前の「ラノベのレシピ」時にUSBメモリで購入させていただいた「ポリフォニカ企画書修正版」を参考に企画書を作っているのですが、その項目内容・書き方のことで質問させていただいてよろしいでしょうか?
2011-11-07 23:36:24@KFusho はい、どうぞです――ちと複雑な話になりそうなら、「すいません、後日に」となるかもしれませんが、それは御勘弁を #sousaku
2011-11-08 00:17:54@ichiro_sakaki 恐れ入ります。あの企画書は「企画概要(タイトル・形式・ジャンル・対象読者・テーマ)」「世界観概要」「用語解説」「梗概」「登場人物」「イメージ覚え書き」という順番に11頁で書かれていますが、比較して現在、具体的な書き方の変化等はありますでしょうか?
2011-11-08 00:19:53@ichiro_sakaki 先日の「テーマ・コンセプト・セールスポイントに分ける」といったことも、もしかしたら含まれるかと存じますが、よろしければ変化(進化)内容と、その理由についてお聞かせいただければ幸甚です。
2011-11-08 00:20:14@KFusho イメージ覚書、の部分は、各要素に分割して編み込んでいる場合も多いですね。また、編集部からの発注で、何かある場合(対象読者やテーマ、コンセプトの固定など)はその部分を明記して、そこを企画書の中で先に置く(優先順位を上げる)事はあります。 #sousaku
2011-11-08 01:06:29@KFusho まあ正直、あの企画書はあれが「一番、企画書を書いた事の無い人に分かり易く丁寧に見えるだろう」という事で選んでいる部分が在ります故、世界観概要とかはすっ飛ばす場合もあります。それこそ梗概で分かるだろ、的なw #sousaku
2011-11-08 01:07:50@KFusho 実の処、編集部側でコンセプトを持たない、セールスポイントという概念をもたない、という場合もあります故、その場合には書いても無駄という事で、口頭でくどい位に説明する事になりますし、その場合には書かなくても自分も覚えるので、書かない、とかw #sousaku
2011-11-08 01:09:43@KFusho そういう意味では細かな変化はありますが、「作品を要素分解して、さらして見せる」事は変わっていません。 ……ってこんな回答で良いのかな。いまいち細かい機微が…… #sousaku
2011-11-08 01:10:58@ichiro_sakaki ありがとうございます。では見も蓋もないところでw 「編集部からの発注」に対応して、例えば10年前と比べて企画書の中で厚みを持たせることが多くなったなあ、と感じるようなところはありますか?
2011-11-08 01:11:26@KFusho いや、個人的には発注する編集部側でも、「榊一郎の書くのはこんなもの」という認識がはっきりしてきている上で発注くださる処が多いので、余程、相手の意表をつくような企画を書く場合でもなければ、むしろ情報量は減ってます。 #sousaku
2011-11-08 01:22:07@KFusho ぶっちゃけ、編集者も人間なので、やたら分厚い企画書より、薄くて分かり易いものの方が嬉しいでしょうしw そういう意味で、自己満足的な記載は減らすように意識してます。 #sousaku
2011-11-08 01:22:58@ichiro_sakaki あとは例えば「世界観概要」「用語解説」「梗概」「登場人物」という順番は、作品中でキャラクターが最重要だったら「登場人物」の項目が最初に来るとか、そういう基準で考えても良いのでしょうか?
2011-11-08 01:14:30@KFusho そうですね。あくまで企画書の「読者」(=編集者)の分かり易さ優先で、順序はいじってます。 #sousaku
2011-11-08 01:23:43@ichiro_sakaki 創作技術の話ではないですが、榊先生が投稿者でしたら一次選考の下読み対策はどのようなハッタリ(?)をかましますか。自身は一作目「ギャグ」二作目「歴史」でギャップを持たせ「同一人物が書いたのか?」と思わせる作戦で受賞にたどり着きました。 #sousaku
2011-11-08 00:35:54@nagasimayosiaki さすがに複数投稿で下読みさんにハッタリをかます、とかは考えてなかったですねw 同じ下読みさんにあたるとも限らないし。というか「下読み対策」とかは考えてませなんだ。今考えろと言われても――微妙に困りますねw #sousaku
2011-11-08 01:15:20@ichiro_sakaki 「自分が書いていて面白い」と「自分が(ひいては他人が)読んでいて面白い」の区別がつけられないのですが、どう識別したらいいのでしょうか
2011-11-08 01:01:43@gross_x0 一番簡単なのは先程からも別の方に申し上げていますが、「時間をおいて頭を冷やす」事。多少は読者視点になれます故。ヘミングウェイとか、何年も金庫に原稿保管していたそうですよ。まあそれは極論としても、書いていて面白いのはその瞬間なので、 #sousaku
2011-11-08 01:18:51@gross_x0 書き終わってから読み返しても、「書いている面白さ」は追憶以上のもんにはならんでしょう。その意味では、やはり一日でも二日でもいいから、時間を置く事かと。時間おいて見た感想が、「読んで面白い」で、書いている瞬間的な快楽が「書いて面白い」と。 #sousaku
2011-11-08 01:20:19