で、SCAAやCoEなどの「ローカル知」がグローバル化に至るほどに、トレンドを操作できた、という背景には、一つには他の地域がそういった体系化に無頓着だったため「言ったもん勝ち」だった、ということも関係してます…科学っぽいことを絡めたのでなおさら。でも一番はなんと言っても経済力。
2011-11-08 10:48:51結局、最大の消費国であるアメリカで、一つのトレンドが出てくると、生産国側がその意向を無視することはできなくなる。しかもそのトレンドに、同時に「質のいい生豆」を追求する動きが重なってたため、生産国の「質のいいコーヒー」がそっちに向いてしまい、他の消費国も追随せざるをえなくなった。
2011-11-08 10:52:12実際、その一つの証拠として、アメリカで「スペシャルティコーヒー」を指向する初期のトレンドは「2nd wave」と呼ばれ、1970年代には始まっていたのだけど、途中で変質した…スタバの台頭とともに。で、現在「3rd wave」といわれてるのは、2nd wave初期の復古運動に近い。
2011-11-08 10:58:18言葉は悪いけど、"2nd wave"として始まった一つの「トレンド」が、スタバが仕掛けた「トレンド」の踏み台にされ、乗っ取られたような感じ。その背景にも、なんだかんだ言って、スタバの経済力がトレンドを左右できるくらい大きかったから(初期はまた別の「トレンド操作」が絡んでたかも
2011-11-08 11:02:49…うーん、やっぱりトレンド論は苦手分野だなぁ。今の僕の知識範囲では、「トレンド」という単語で思考停止せざるを得ないというか、そっからさらに話を広げて理解することが出来てないや。
2011-11-08 11:08:55@koume_nouka ちょっと話を戻そう。コーヒーのケースは、米に喩えると、ある日いきなり「タイ米のおいしさの基準」が大きな声で宣伝されるようになった、とでも考えてもらえればわかりやすいかと…。
2011-11-08 11:16:51@koume_nouka 日本国内の場合、多分「タイ米の方が日本のものより香味上で『優れてる』」という品質の評価基準は、多分、そう簡単には受け入れられないだろうと思います…が、米食になじみのない他の国ではどうなのか。そして、仮に米が国内向けでなく、輸出作物だったらどうなるのか。
2011-11-08 11:27:13@koume_nouka で、もちろん「タイ米と日本米のどちらが香味上で『優れてるか』」という評価そのものが、何の前提もなしにはナンセンスなものじゃないか、ということに行き着くでしょう。いわば「嗜好の多様性」の重要性が姿を現すことにもなる。
2011-11-08 11:29:52とはいえ、「嗜好の多様性」というのは突き詰めれば、「相対主義」的な考え方にもつながってしまうわけで…そこまで到達したところで、再び、そこをスタートラインとして仕切りなおして、「じゃあ、結局はどういう嗜好が選択されているのか」という分析になったり。
2011-11-08 11:32:13@koume_nouka ですね~、それでそんなマンガが権威になっちゃうと美味のスタンダードみたいなものが新たに出来上がっちゃったりして・・・
2011-11-08 12:37:51