ラボ選びの重要性とアメリカでPIになるためのGrantとかについて +@ ヨーロッパにおける外国人のキャリアパスについて by トナカイさん

@jotun82さんのお話からふくらみまして、最後はアメリカでのポスドク→PIになる為のNIH Grant K99/R00についても話しまで。以外と知らない学生の人もいるんじゃないかと思いまして。 ヨーロッパのキャリアについてもボクがfollowさせてもらっているとある研究者の方がかなり貴重な情報を提供してくださったのでボクのblogでまとめさせてもらいました(鍵付きユーザー様に付き)。
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おなじみヨツンさんからのラボ選びのコツ談義

ヨートゥーン @jotun82

まぁ誰しも一応研究したいことがあって大学院に来るんだとは思うが(例外もいるのは知ってるけど)、実際に「やりたいと思ったこと」を大学院で研究できるケースって数%しかないんじゃないかと思う。

2011-11-09 13:08:23
ヨートゥーン @jotun82

もちろん、学生側の研究計画が弱い、あるいは進学先の大学院の調査が不十分というのが主な理由だろうが、受け入れ先も学生欲しさに甘いこと言うケースが結構あるので、学生だけの責任でもないんだとは。

2011-11-09 13:10:50
ヨートゥーン @jotun82

んでまぁ、「どうせやりたい研究はできないんだ」と思って、とりあえずボスに言われた通り研究して修論書く、くらいなら(ラボがまともであれば)できてしまうケースが多いんだと思うけど、そこで妥協してしまうと博士で裁量与えられた時に途方に暮れるよね。

2011-11-09 13:13:55
藤川 哲兵 @t_2P

@jotun82 なんでもオモシロイと思えないときついでしょうね。僕は基本なんでもおもしろかった(なんでもよかったとも言う)ので、対して興味無い事もやってましたが。今も時々やってますが(笑)

2011-11-09 13:15:44
藤川 哲兵 @t_2P

よっぽどアレでないかぎり”看板”みてラボにはいってきてるから、何でもオモシロイと思ってやる、ってのも一つの手。看板がわかりにくいラボは...知らん...。

2011-11-09 13:18:03
ヨートゥーン @jotun82

@teppeif7 関心の広さも人によって違いますよね。やはりある程度広くないと研究やってくのは難しいと思います。ただ「やや狭い」くらいの人ならラボ選びに時間割いて自分に合ったところが見つかれば、上手くいくのかなーとも。

2011-11-09 13:21:20
藤川 哲兵 @t_2P

まぁ、でもM1に入って、おおまかなテーマと使い方のよくわからん一年くらい放置された測定機器とよくわからん前任の人の修論だけで、後は放置された時の物事の進まなさっぷりといったらなかったな(笑)多分今なら半年で終わる実験を4年かけてやっていたという...

2011-11-09 13:22:01
藤川 哲兵 @t_2P

理想は博士前期でがっつり詰め込み教育、博士後期でがっつり放置、かな。

2011-11-09 13:25:20
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ヨートゥーン @jotun82

@greener21 なるほど、確かに。予算申請のモチベーションにすると一番いいのかも?そういや昨日、学振PD取れてようやく自分の研究が…なんて呟きがありましたね。

2011-11-09 13:23:21
藤川 哲兵 @t_2P

全くもってその通りと思います。ポスドクも”本当”にやりたい研究なんてしてる人が多分0.1%くらい(当社調べ)かと。RT @greener21 ”自分で研究費を調達できるようになって初めて、自分がやりたい研究ができるんですよね。”@jotun82

2011-11-09 13:23:34
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ヨートゥーン @jotun82

返信してたら何を言おうとしてたか忘れたw

2011-11-09 13:25:55
ヨートゥーン @jotun82

ああ、そうそう。確かに「やりたい研究はなかなかできない」し、「与えられたテーマに興味持てるような関心の広さが重要」なんだけども、ラボ選びやラボ内での粘り強い交渉でどうにか「やりたいことをやる」のも重要だと言いたかったんだw ただそこでは、高いレベルの行動力や交渉力が必要になると。

2011-11-09 13:29:45
ヨートゥーン @jotun82

ラボを変えるとキャリア的に厳しいというのは確かにあるんだけども、関心の幅がそんなに広くない人(あるいはラボがまともでない場合)は変えた方がマシなケースもあるよね。「学位取得のために妥協」したのに土壇場になって「やっぱ無理」となると一番ダメージが大きいので、見極めはお早目にという。

2011-11-09 13:35:17

とりあえず流れでアメリカのBridge Grantとかについて知ってることを連続つぶやき

藤川 哲兵 @t_2P

ここらへんの独立した時に何をやるか、それの為の実験をポスドク時代にある程度許してくれるPIか、ってのはポスドクラボ選びで重要だす。K99をとってるラボは多分基本的にボスが手に余るほどテーマをもっててポスドクが考えたテーマをある程度自由にやらせてる感じ。

2011-11-09 13:30:02
藤川 哲兵 @t_2P

で、そういうラボは基本的にボスがFull Professorでお金が豊富、という事になるから自ずと選択するラボは限られてくる。小さい、お金が無いボクが所属するようなラボ(笑)は結構キビシイ...

2011-11-09 13:32:09
藤川 哲兵 @t_2P

しかしそういう優秀なFull Professorの所に行くには自分でお金をもってる、学生時代にかなりの業績、といった関門を突破しないといけないという。下克上は結構大変(笑)。狙ってはいるのですが...orz

2011-11-09 13:34:01
藤川 哲兵 @t_2P

うちのDivisionのDirectorはすでにK99をGetした人を3人も出してるからなぁ〜。懐深し。

2011-11-09 13:37:36
藤川 哲兵 @t_2P

あ、K99とはNIHのグラントでPh.D.取得後5年いないの人が申請できる、いわゆるBridge Grantという奴です。ポスドク→PIをブリッジするという。K99 Phase(mentor phaseともいう)は概ね2年でたしか90000$/年(続)

2011-11-09 13:56:45
藤川 哲兵 @t_2P

そしてR00 phase(PI)はR01と同程度の(間接経費抜かれて)多分年200,000$が3年というGrantです。当たれば必ずどこかでAssistant Professorになれます。雇う大学からすれば、鴨がネギと鍋をしょってやってくるようなものですから。

2011-11-09 13:59:00