- futaba_AFB
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スワールを発生させる為に対抗ピストンにし位相をズラして排気するようにしたとしか本にはありませんでしたorz“@leica3f: スワールは、シリンダーヘッドに吸排気バルブがある場合は想像しやすいのですが、対向ピストンの吸気・掃気ポートの配置で、スワールは、どの様に発生するのかな?
2011-11-13 23:17:16Jumoのスワールについてはこの図がわかりやすいですね http://t.co/JYIegxvx
2011-11-13 23:26:35さて、さっきから言っているスワールが何かと言うと、エンジンのシリンダーのなかで起きる空気の渦の事で、この渦で燃料と空気を均一に混ぜることで燃焼効率の向上が図られるのだそうです。
2011-11-13 23:29:33さてお昼ぐらいの連続ツイートした機体を見てもわかるとおり航空ディーゼルは1930年代中頃にそこそこ使われたのでありました。ディーゼルエンジンにした恩恵はと言うと戦前のルフトハンザ航空ではガソリンエンジンに比べ39%の燃料消費減となかなか良さげなデータを残しています。
2011-11-13 23:38:53さて、燃費が良くてガソリンと比べれば燃料を選ばないし、ガソリンよりも過給機と相性の良い航空ディーゼルが第二次世界大戦ではどうして発展しなかったのか? その理由について紐解いて行きましょう
2011-11-13 23:47:09ルフトハンザではG38旅客機、Ju86旅客機などでJumo204とその改良型である205が使われるのですが、燃費は良い一方でその信頼性には手を焼き、冬期には始動性が最悪でエーテルやガソリンを混ぜた燃料を使わなければいけなかったようです。
2011-11-14 00:16:29Jumoの航空ディーゼルの信頼性はピストン周りの熱負荷がかなり足かせになったようで、そのピストンはかなりの種類が試され空気層を持った耐熱鋼製ピストンクラウンやファイヤリングというリングを使いトップリングへの負荷を減らしたりかなり凝ったピストンになっているようです。
2011-11-14 00:31:47それでも結局足りずにJumoの航空ディーゼルは改良されるたびにピストンの排気量を下げて熱負荷と戦い続けます。現在ほど夜勤が進んでおらず、資源の乏しいドイツでは航空ディーゼルはやや先進的すぎたエンジンだったのかもしれません。
2011-11-14 00:35:05ピストンの排気量とかすごい不思議ワードをしゃべってますね、、、ボア、ストロークともに縮小です。“@CR2A: @futaba_AFB ピストンの排気量というのは、ボアかストロークですかね(終わってからで構わないです”
2011-11-14 00:38:21さらに使い勝手の面でもJumoの航空ディーゼルは扱いづらくスペイン内戦で実戦投入されたJu86はエンジンの回転変動が大きく変態を組むのが難しいという問題が露呈し(ガバナーの問題?) 5500m以上ではパワーが出ず高高度爆撃もできなかったようです。
2011-11-14 00:46:38Jumoのスペックはwikiからコピペするとこんなものなのですが 総排気量:16.62 L 乾燥重量:595 kg 離昇出力:867 HP/2,800 rpm 公称出力:600 HP/2,200 rpm
2011-11-14 00:54:04同時期の光エンジンと比べると乾燥重量は100kg以上重く、馬力は同程度という有様なので、機体の設計においてもディーゼルの弱点である重さはかなりのハンデだったのではないでしょうか
2011-11-14 00:55:56今は航空ディーゼルについてつぶやいているのですが、今日で航空ディーゼルは終わりにしますよ!寝落ちしないですよ!資料もちゃんとありますよ!
2011-11-14 22:31:39とりあえず、今までの航空ディーゼルエンジンの話をまとめると、凄いけど使えねぇ、、、と根も葉もない感じになってしまうのですが、このJumoの航空ディーゼルは主流にはなれなかったかもしれませんが、色々と輝かしい?歴史と、某国へ多大な影響をあたえるのです。
2011-11-14 22:33:53Jumo204から始まった航空ディーゼルも第二次世界大戦が始まる頃にはJumo207にバージョンアップ、大きなかたつむりのような物は勘の良い人が解ると思いますが、ついにターボが付きました!ディーゼルとターボは相性抜群なのです。 http://t.co/PATW7HT0
2011-11-14 22:37:35正確には1段目に排気ターボ、二段目にクランク軸からブロワーを使ったスーパーチャージャーが搭載されたツインチャージャーでインタークーラーまで搭載!排気量は16.6リッターで880馬力と中々の高性能(重いけど)圧縮比は18:1
2011-11-14 22:39:31そしてこのターボにより高度1万メートルでも750馬力をキープ!中々の高空性能に特化したエンジンとして、航空ディーゼルは活用されることになりますた。 http://t.co/RGpsYbL2
2011-11-14 22:41:42そして、Jumo207は高々度爆撃and偵察機として最設計されたJu86Pに搭載され1万2000メートルで作戦行動が可能と、当時としては破格の高空性能を手に入れることになります。 http://t.co/TYre8RYF via @youtube
2011-11-14 22:47:23このJu86Pは1940年に初飛行し、地中海や英国本土への偵察活動に投入され、イギリスをパニックに陥れます。当時イギリスには1万2000メートルの高度を飛べる戦闘機はなく、Ju86Pの爆撃は迎撃不能だったのです。(どこかで聞いたことのある話なのです。
2011-11-14 22:51:13これによって、数十年後岡部いさくさんにとある飛行機について本に書かれることになるのですが、それはまた別の話なのです。 http://t.co/eBjJIsAI
2011-11-14 22:53:26結局のところJu86Pはキャノピーをボルト止めしたり、機銃を下ろしたり、パイロットに寒さにがたがた震えてもらいながら、特別仕様のスピットファイアMk.Ⅴに撃墜され、その活動を縮小させ退役するのですが、もしももう少し戦争が遅れディーゼルの研究が進めばきっと別の未来があったと思います
2011-11-14 22:55:30