魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る！」の感想を書くための記録

泉信行 @izumino

#maoyu また、荘子には無趾（むし）というキャラクターが登場しますが、これはそのまんま足のない不具者に付けられた名前。漢字のネーミングは二つ名と固有名詞をあやふやにしたまま登場させられる力があって、魔王勇者が漢字の名前を多用しているのも、このこうかの応用ですね

泉信行 @izumino

#maoyu 「燕の人いわく〜」とか、「魯公いわく〜」とか出身地で名前が決まるのも非常にまおゆうっぽい＞荘子、列子

泉信行 @izumino

#maoyu まおゆうをストックキャラクターものの類型として見るのもいいけど、それ以上にオリジナルキャラの多さも特筆ものなのだからちょっと寂しいものがあるな

泉信行 @izumino

#maoyu そういう意味でままれ氏は新ジャンルスレ時代、まさに「新ジャンルのキャラ」の開拓を積み重ねていて、そこで作ってきたキャラクターを、新作のログ・ホライズンに総登場させてるようなところがありますね

泉信行 @izumino

■■■（※Togatter用post）リスト作成後の追記■■■

泉信行 @izumino

@murashit lastlineさんの説明が巧みですが魔王勇者は「元々善悪が無い」「生態系として相容れないこともない」ゲーム観を前提にスタートしてますからそこは別に感動ポイントではないんす　http://bit.ly/bQ8hqP　／　http://bit.ly/bdxNsR

murashit @murashit

@izumino 前近代的、ファンタジー的世界観を「あえて」発展的解消させたっていうのは面白いってことになるのでしょうか。最終的に大主教が(「人間」と自ら強調しているとはいえ)ああいう形で出てきたところに、その解消の難しさを感じました。やっぱりナウシカの範疇じゃん！というか。

泉信行 @izumino

@murashit ゲーム史観的にいうと、あのラスボスはナウシカな文脈で出てくる敵ではなくて、「ゲーム的なラスボスの残滓」ですね。ジャンルに向けた露払いに近い（そういう意味ではRPGの文脈が無ければ出なくてもいいキャラ）。設定的にも「それまでの歴代ボスの集合体」という扱いですしね

泉信行 @izumino

@murashit 「もうゲーム世界にだけ出てくるような絶対悪はこの先に要らないんだ」という訣別として見るといいんじゃないかなーと思います。「絶対悪なんて現実にはいないし、いらないんだ」という理解はRPG文脈を押さえなくても意味あるテーマだと思いますけどね

murashit @murashit

@izumino ああ！ちょっと分かってきた気がします。絶対悪/善という価値観からの脱却を全世界的に(場合によっては、それに加えて読者のなかでも)やってる、することができる、っていうその動きそのものが見物なのか。