- admiralgoto
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仮に「本格」に代表されるような評価軸を離れて「海外」を勧めたいならば、それだけの熱さや楽しさが勧める本人から伝わってこないといけないと思うのです。幸い自分はそういう海外読みの先輩に恵まれましたが……
2011-11-24 09:05:30(昨夜呟いたことから)海外ミステリを読みたいという気分にしてくれる人って少ないので、三門さんなど相当レアな人ではないだろうか。
2011-11-24 09:34:53まあしかし、「海外ミステリ」を人から勧められて「面白そう」と感じたときの9割は、ミステリ的な部分以外を「面白そう」と思っているのだ。時には勧められたのがミステリであるということさえ忘れている。
2011-11-24 09:38:56国内ミステリに閉じこもらず豊潤な読書体験を、という主張は容易に理解できるが、そこで「何故村上春樹やガルシア・マルケスではなくて海外ミステリなのか」という問いに答えないといけないのですよ。
2011-11-24 10:30:06凄い極論を言ってしまうと、国内ミステリ読みでも「西村京太郎のトラベルミステリ」と「純文学作家の有名作」を並べたら、後者を取る人も多いのではないか。ジャンルがミステリ"だから"読まない、という考え方さえある。
2011-11-24 10:33:35三田祭の杉江松恋、川出正樹、永嶋俊一郎の海外ミステリ鼎談を聞きに行って色々思うなど。ジャンル視点で評価するのではなく、より広い目でジャンルを意識しない読み方をするべし、という考え方には深く同意。
2011-11-24 12:32:49実際、海外の作家や読者には本格ミステリという概念そのものが希薄。むろんそれがある日本においてこそ高く評価されうる作品も存在するが、それはあくまで点か線で、面は形成しない。
2011-11-24 12:37:01最近の若い者は翻訳小説をないがしろにうんたらかんたらみたいなご老人の言説マジで無意味なのでいい加減黙っていただきたく翻訳小説を読み続け早何年、国内小説と比較して格別に面白いものだけがゴロゴロしているわけでもなく費用対効果も分が悪いのだから縮小しないほうがおかしい
2011-11-24 12:45:19海外ミステリは、作品のフラグメント全ての統合体として評価すべき作品が多い。日本のミステリ観は、携帯電話同様ガラパゴス化かつ過度に先鋭化・狭量化しており、特定のフラグメントにしか興味が向かないため海外ミステリが取っつきにくく感じられてしまうと理解。
2011-11-24 12:46:44もちろん、トリックやフェアプレイに着目するのは悪いことではないけれど、それが明らかにメインではない作品でも、ってのは困りもの。
2011-11-24 12:50:05全然最近の海外ミステリを読もうと思わないなあ。いや面白いのもあるのだろうけど。かといって最近の日本の「新本格」もなんかあまり手が出ないわけだが。
2011-11-24 13:46:57掬すべき意見。ガラパゴス的な部分しか着目されない作家の悩みも。RT @haikairojin: 海外ミステリは、作品のフラグメント全ての統合体として評価すべき作品が多い。日本のミステリ観は、携帯電話同様ガラパゴス化かつ過度に先鋭化・狭量化しており、特定のフラグメントにしか興味が
2011-11-24 14:32:44うーむ、翻訳関連の話から連想したものの、翻訳の状況について呟いてるわけではないから、めちゃくちゃ意味不明なことを言ってる感じになってる。
2011-11-24 14:35:37結局のところ私が好んでるのは翻訳ミステリじゃなくmysteryなんかも。そして本国の読者の楽しみ方とも違って「page turning要素のある外文」なんだ。岩波の絵本→名作抄訳→洋ドラと進んだ延長で、異国情緒もほしいから街と酒場とメシの描写は必須で、コスチューム物は点数増。
2011-11-24 14:54:24RT @japanfield: 別に面白ければ読みますけど、海外ミステリを強く推す人で、感性が合う人というのに出会ったことがないのですよ。極論、「『Ever17』が好き? だったらこの海外読んでみてよ」みたいな薦め方をしてくれる人がいない。「文体が」とか「主人公の人生が」とか言われても……
2011-11-24 14:57:43どうすればそれが可能になるのでしょうか。 RT @japanfield 何かを勧めたいのなら、まず相手の求めるフィールドを知り、それに合わせないといけない。今の「海外読もう」には圧倒的にそれが欠けている。ただ、それだけだと思います。
2011-11-24 15:02:33昨日の発言でひょっとすると自分的にキモであるのは、「自分が刊行したいような小説は『ミステリ』ファンには向かないのかもしれない、『ミステリ』という四文字を刷るのは誰にとっても幸福じゃないのではないか」というのかもしれない。
2011-11-24 15:03:39たとえば「海外ミステリーをもっと読もう」と旗を振っている人の一人に杉江松恋さんがおられますが、杉江さんは一人一人の人の趣味嗜好をじっくり訊いた上で、その人に合った海外ミステリーを薦めよと、そういうことですか? @japanfield
2011-11-24 15:04:13@japanfield 自分の力足らずを考えて頭を垂れるほかありませんが、ぼくの周囲には、あまりそういう「海外ミステリ読み」を見かけません。昨日のぼく以外の2名は違うと思うのですが、海外ミステリ全般をとりまく事情に、やはりそういった空気が見えますでしょうか。
2011-11-24 15:09:21たしかに、わたしは見知らぬ人に声をかけられて「何か面白い本を教えてください」と言われると激しく困惑します。わたしはその人がこれまでどんな本を面白いと思って読んできたかわからないから、おすすめのしようがないというのが困惑の理由です。(続く
2011-11-24 15:11:13