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日本の水族館をめぐる論点2023

2019年にまとめた日本の水族館をめぐる論点から早くも4年ほど経過したので、ここ4年間の環境変化を踏まえて「日本の水族館をめぐる論点2023」をまとめました。 なお、全5回を端的にまとめると、コロナ禍での環境変化は、これまでくすぶっていた水族館の経営問題を顕在化した一方、歴史的に新陳代謝は繰り返され、常に新たなスタイルの水族館が誕生している。機能発揮を前提に、資金を集め、生き物や従業員にも回る仕組みができるかが問われている、と考えます。 ちなみに前回の「論点2019」は以下のURLよりどうぞ。 https://togetter.com/li/1371108
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Harasawa.K @AaarcherK

具体的には、フィールドワークへの参加など重たいものだけでなく、ギフトショップやレストランでのエシカルな選択、また、寄付やボランティアなどを通じた活動・行動も出口の一つであり、いずれも水族館で用意できることがある。その意味で、これからの水族館は展示を超えたサービス設計が肝心となる。

2023-07-15 20:40:05
Harasawa.K @AaarcherK

寄付を「文化」の問題とか小銭を稼ぐ程度のこと、とする認識を改め、利用者との関係を創出し、水族館の社会的意義(教育効果や保全活動の実践など)を定量的に示す指標の一つであり、来館者数に依存しない新たな収益の柱として、寄付を水族館の経営課題と捉えた取り組みとなっていくことが期待される。

2023-07-15 20:40:39
Harasawa.K @AaarcherK

これで、ひとまず5つの論点にかかる一連のツリーの投稿は終わりです。各論点では複数の話題が関連し合っており、個別の問題というよりはまとめて対応すべき課題としての難しさもあります。また次の4年後は水族館を取り巻く環境はどんな状況になっているでしょうか。。

2023-07-15 20:42:07
Harasawa.K @AaarcherK

新たに閉館する水族館も出てくるでしょうし、来館者数が減ったりすることもあるでしょうが、それ自体が問題ではないことは前の論点でご紹介の通りです。SNSや労働問題で炎上したり、本格的な寄付の動きがあったりも見極めながら、より良い水族館を問い続け、ウォッチしていきたいと思います。

2023-07-15 20:43:34