若島正さんの「将棋・囲碁・チェス・麻雀etc.関係の偏愛本10冊」ほか
…やはり⑦S・S・ヴァン・ダイン『僧正殺人事件』(創元推理文庫)も挙げなくてはいけないのだろうな。チェスオタク的には、Troitskyの有名なエンドゲーム・スタディを改作というか改悪して小説の中に埋め込んだ経緯に興味あり。
2011-11-25 00:39:08⑧巨椋鴻之介『禁じられた遊び』(毎日コミュニケーションズ)。詰将棋作品集を1冊だけ挙げるとすればこれ。これだけ読ませる詰将棋本は他にはない。死ぬまで詰将棋の現役作家でいることに励ましを与えてもらえる本。
2011-11-25 00:51:59⑨ウラジーミル・ナボコフ『ディフェンス』(河出書房新社)。訳書なれど、お許しください。やはりチェス小説としては最高ではないでしょうか、ということで外すわけにはいかず。
2011-11-25 00:56:19⑩若島正『盤上のパラダイス』(三一書房)。訳書を挙げたので、さらにあつかましくも。初めて書いた本、ということで、これがほんとの若書き。すでに絶版ですが、定価にてJCPSで販売しております。http://t.co/Y6hqnNbU
2011-11-25 01:01:07チェス関係洋書偏愛本10冊。① Irving Chernev, Chessboard Magic! (1943)。小さな名著だと思う。とにかく楽しい。というか、著者が楽しんで書いている様子がありありと目に浮かぶ。Chernevさんって、いい人だなあ。
2011-11-25 01:06:49②Irving Chernev, The Chess Companion (1968)。実戦譜あり、珍しいプロブレムあり、チェス小説ありのごたまぜ本。これも無類の楽しさで、むかし愛読しました。
2011-11-25 01:10:03③Fred Waitzkin, Searching for Bobby Fischer (1988)。胸が痛くなる。映画版も観たけれど、"I'm scared."と漏らす場面でウウッと泣いてしまいました。
2011-11-25 01:15:16@propara Searching for Bobby Fischer全訳したのに、出版社が渋ってまだ出せずにいます。再来年にフィッシャーの伝記映画が公開予定なので、そのときには出せるかなとは思いますが、こういうのに乗ってきそうな出版社をご存じないですか?
2011-11-25 01:21:26④Fernando Arrabal, The Tower Struck by Lightning (英訳版1988)。奇才アラバールのチェス小説、と聞いただけで読みたくなってしまったが、予想以上におもしろい。知られざるチェス小説の傑作じゃないかしらん。
2011-11-25 01:25:43⑤Alain C. White, Sam Loyd and His Chess Problems (1913)。やはりこれは外せない。チェスプロブレム創成期にあったセンス・オブ・ワンダーがここにはいっぱい詰まっている。わたしが持っているのはDoverから出ていた復刻版。
2011-11-25 01:36:10⑥Edward Lasker, Chess Secrets I Learned from the Masters (1951)。で、Doverから出ていたものの中で、読み物としていちばんおもしろかったのはこれ。チェスの世界も、なんだか昔は楽しかったみたい。
2011-11-25 01:41:16⑦Edward Winter, Chess Explorations (1996)。チェス史というか、チェス・トリヴィアの大家による本はどれも買い。頭が下がります。
2011-11-25 01:46:35