「相手は死ぬ」シリーズ2023

オーストラリアに住む生物を簡単に、そしてときには少し誇張して、相手を死なせます。
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てりやき🇦🇺豪州獣医 @happyguppyaki

キツネ 豪州における侵略性外来種としてこちらも有名。元々はキツネ狩り用として移住者によって持ち込まれた。肉食獣に耐性がない固有種の他、ヒツジなどの家畜を食害する。相手は死ぬ。 本土から離れているタスマニア島も近年では目撃情報が頻発しており、根絶策にかける費用は世界一とも言われる。 pic.twitter.com/o2FuRtRwJ7

2023-09-25 21:00:01
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ノネコ 所謂feral catと呼ばれる、ヒトとの関わりを一切断って野生化したネコ。豪州全土に広く分布。肉食哺乳類がほぼ存在しないオーストラリアにおいて、対抗する術を持たない固有種たちを食害しまくるハンター。相手は死ぬ。 現在、124種以上がネコによって直接的に絶滅を危惧される状況にある。 pic.twitter.com/v7ByXg866Y

2023-09-25 19:52:36
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オオヒキガエル 豪州で猛威を振るう外来種の代表格。元々は畑の害虫対策に持ち込まれたものが野生化した。耳の後ろに大きな毒腺があるため、捕食された際に相手は死ぬ。蛙を捕食する多くの在来種がこの毒により命を落とす。 一部の在来種は毒への耐性や無毒の部分だけ食べる術を獲得してきている。 pic.twitter.com/mMgxlB1Hvk

2023-09-25 19:37:36
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コースタルタイパン 豪州北部に棲息する毒蛇。強力な神経毒と抗凝固毒を含み、一噛みで注入される毒は成人男性を12人殺すに足る量。その威力はナイリクタイパン、ブラウンスネークに次いで世界第三位である。相手は死ぬ。 毒を打ち込んだ獲物は敢えて抑え込まず一度逃がすことで反撃リスクを減らす。 pic.twitter.com/FtZnhwurMd

2023-09-21 22:49:44
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タスマニアデビル 現存する肉食性有袋類で最大。豪州タスマニア島に生息。 その顎の力は体格比で哺乳類最強。骨を角砂糖の如く噛み砕く。死肉を漁ることが多いが、場合によっては自分の数倍の体格がある哺乳類をも襲う。相手は死ぬ。喧嘩っ早く同種同士の争いが絶えず、感染性腫瘍を媒介してしまう。 pic.twitter.com/38OFL3OWdJ

2023-09-13 19:00:01
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ハヤセガメ 豪州の早瀬に住む淡水亀。主に水棲昆虫を食す。相手は死なない。 ただし呼吸は尻からできる。 爬虫類なので当然エラは無いが、尻穴に川の水を入れ、水中の溶解酸素を粘膜から血中に取り入れることで必要とする酸素の70%を賄える。これにより、息継ぎ無しで連続21日間も潜水可能である。 pic.twitter.com/8uAECmcOHZ

2023-09-12 20:30:00
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タスマニアオオザリガニ 世界最大の淡水甲殻類。体長80cm体重5kgに達することもある。基本は腐木や微生物などを食すが、ザリガニだけあって気性が荒くなることもあり、その巨大なハサミで挟まれた相手は死ぬ。 限られた生活環境、14年かかる性成熟、2年毎繁殖周期等の理由で絶滅が危惧される。 pic.twitter.com/jrCPubchV3

2023-09-11 22:44:24
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コトドリ 豪州南東に生息する尾の長い鳥。声真似が非常に上手く、雄は他の鳥類の鳴き声を数多く真似ながら尾を広げ求愛する。鳥の声以外にもチェーンソーやサイレンなどの環境音も完コピする。 人の子供を呼ぶ母親の声を真似て子供を森の奥に誘い、行方不明事件を起こすと言われている。相手は死ぬ。 pic.twitter.com/4WklhduMZ6

2023-09-09 20:59:55
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ワライカワセミ 豪州東部に広く分布する、最大で40cmになる大型のカワセミ。名前の通りけたたましい笑いのような声で鳴く。 昆虫類、節足類、爬虫類、両生類、小型の哺乳類に至るまで、樹上から何でも襲うハンター。捕らえた獲物は木や岩に叩きつけ、食べやすいように砕いて飲み込む。相手は死ぬ。 pic.twitter.com/O7iyb7CWrt

2023-09-08 21:45:15
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クツワアメガエル 豪州北東部に生息するアマガエル科最大の種で、14㎝近くなる。 貪欲な肉食性で、昆虫類・節足類・両生類から小型の爬虫類・哺乳類・鳥類に至るまで、目の前で動くものにはとりあえず飛びついて捕食する。相手は死ぬ。 幼体の蛇を捕食する姿も度々見られる、食物連鎖ブレイカー。

2023-09-07 22:39:12
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絞め殺しのイチジク 豪州の熱帯雨林に生息する殺意の高い木。鳥により散布された種子が宿主の樹上で発芽すると、無数の根が宿主を覆うように成長する。枝は上方へ伸び宿主に被さる。根に覆われ日光を奪われ、やがて相手は死ぬ。 宿主が死ぬと自重を支えられないこともあり、この場合は自身も死ぬ。 pic.twitter.com/NDW77TcHLN

2023-09-05 20:30:00
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レッドベリードブラックスネーク 主に豪州南東に棲息する毒蛇。大きくても1.2m程度の小型種。怒ると首を平たく広げてコブラのように威嚇する。 その毒は豪州の毒蛇の中でもミオトキシンが強く、筋組織を分解する。患部は死ぬ。ついでに噛まれると何故か嗅覚が死ぬこともある。でも相手は死なない。 pic.twitter.com/xbnPNOXcJ3

2023-09-04 22:11:26
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レースモニター 豪州で2番目に大きなオオトカゲ。体長2m体重14㎏に達する。体格は大きいが木登りが得意。 口内には毒腺のような器官があり出血・炎症を促す物質を分泌する。闘争時には後脚2足で立ち、爪と噛みつきで攻撃する。相手は死ぬ。ヒトの生活域に近い環境で暮らすため、偶にイヌが襲われる。 pic.twitter.com/lBVsglg8UW

2023-09-03 20:00:01
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ハリモグラ 単孔目ハリモグラ亜目の唯一の科。雄にはチ〇コが4つある。 体毛が針のように硬く鋭利だがこれは護身用で、刺さっても抜けない仕様なので攻撃力はなく相手は死なない。雄にはチ〇コが4つある。 鋭い嗅覚で餌のシロアリ等を見つける。雄にはチ〇コが4つある。 雄にはチ〇コが4つある。 pic.twitter.com/yVGDApkbmc

2023-09-02 20:30:00
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マダニ (Ixodes holocyclus) 豪州東部に棲息するマダニの一種。完全に吸血したメスは2cm近くなる。本種の唾液には強い神経毒が含まれており、吸血時にこの神経毒をホストに注入する。在来種は耐性があり効かないが、家畜やヒトに寄生した場合は四肢の麻痺や呼吸不全、心筋麻痺を起こす。相手は死ぬ。 pic.twitter.com/vIgPD1qv4m

2023-09-01 21:00:55
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ヒョウモンダコ 体長は20㎝に満たない小さなタコで、4種が豪州沿岸に生息する。その毒々しい外見の通りの毒ダコで、全身にテトロドトキシンを持つ。食べられること以外にも、追い詰められた際は敵に嚙みつくことで唾液内の毒を打ち込んで攻撃でき、全身の麻痺や呼吸困難を引き起こす。相手は死ぬ。 pic.twitter.com/cJYvri9fRA

2023-08-31 21:24:41
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タイガースネーク 豪州は南部海岸域に分布する毒蛇。体長は1.2~2m程度と控えめで、体色のバリエーションが多く、ぱっと見の同定が難しい。神経毒、溶血毒、筋肉毒、凝固毒の混合カクテルを打ち込む。毒の強さは陸棲毒蛇ランキング世界5位。 噛まれると急速に呼吸困難と麻痺が進む。相手は死ぬ。 pic.twitter.com/N2iiEkQJjB

2023-08-30 20:30:01
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アメジストニシキヘビ 豪州北東に棲息するニシキヘビ。体長6mを超える巨体は豪州国内の最大種であり世界では6番目に大きい。 無毒ではあるが攻撃的な性格。獲物に巻きついて締め上げることで窒息させる。相手は死ぬ。大型の個体になるとワラビーも丸呑みする。 日本では特定動物に指定されている。 pic.twitter.com/3v5Ynbacm3

2023-08-29 20:30:00
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ドロップベア (Drop Bear) 体重120kgの大型肉食有袋類。樹上からヒト等の獲物を待ち伏せし、飛び降りて襲う。落下の衝撃で失神した相手の首筋を噛み切りとどめを刺す。相手は死ぬ。対策としてベジマイトを耳の裏に塗ることはあまりにも有名。 本種はオージージョークに出てくる架空のコアラである。 twitter.com/happyguppyaki/… pic.twitter.com/mPS8tfx6in

2023-08-28 20:00:02
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コアラ 豪州のマスコット的存在。相手は死なない。一日18時間寝るのは体内でユーカリの毒素の解毒に体力を消耗するため。本人は常に死にかけていた。木に座り過ぎで老齢個体の背骨はS字になってる。 数多の観光客に抱かれて写真を撮ることで数分で20~30ドル稼ぐ、国の稼ぎ頭。相手はキュン死する。 pic.twitter.com/6EQKoVBOLj

2023-08-27 20:00:00
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コアラ 豪州のマスコット的存在。相手は死なない。一日18時間寝るのは体内でユーカリの毒素の解毒に体力を消耗するため。本人は常に死にかけていた。木に座り過ぎで老齢個体の背骨はS字になってる。 数多の観光客に抱かれて写真を撮ることで数分で20~30ドル稼ぐ、国の稼ぎ頭。相手はキュン死する。 pic.twitter.com/6EQKoVBOLj

2023-08-27 20:00:00
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ギンピ・ギンピ 豪州東北地域に自生する雑草。表面全体を刺毛が覆っており、触れたものに神経毒を打ち込む殺意の高い毒草。本種で負傷すると数年に渡り耐え難い痛みを覚え、冷水や風が患部に触れるだけでも悶絶する。相手は死ぬ。 2020年に神経毒の蛋白質成分が解明されギンピエピドと名付けられた。 pic.twitter.com/6t8aaWXyTj

2023-08-26 22:00:00
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キバハリアリ 豪州内陸に生息する大型で原始的なアリ。非常に好戦的で、自身の巣や餌場に近づく者には体長の数倍以上を跳躍して襲い掛かり、10mは追い回す。 毒針を持つ「毒蟻」で、これを刺して獲物を仕留める。相手は死ぬ。アナフィラキシーの危険が付きまとい、ヒトの死亡例も複数ある殺人蟻。 pic.twitter.com/GbuZWLduAN

2023-08-26 21:00:02
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タスマニアオオガニ 豪州南部の深海付近に生息するデカい蟹。甲幅で言えば世界最大種である。その巨大な鋏はヒトの指程度ならば簡単に落とせる。出会うとその大きさに気圧され、相手は精神的に死ぬ。だが性格はおっとりしていて主に動かない貝類やヒトデを食す。高級食材として市場に出回る。 pic.twitter.com/vOT7fNBKRZ

2023-08-25 22:00:05
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ウォンバット 草食性の有袋類、ポケットは後ろ向きに開いている。尻は非常に硬い軟骨が発達しており、キツネの牙も通さない。 敵襲時は地面の巣穴に潜り尻バリアを展開する。背中と巣穴の天井に隙間を作り、敵が頭を突っ込んで来たら強靭な後足で突っ張り挟んで敵の頭蓋骨を粉砕する。相手は死ぬ。 pic.twitter.com/64LFYYlyvh

2023-08-25 21:00:03
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ヒガシアゴヒゲトカゲ ペットとして人気なアゴヒゲトカゲの仲間。大人しい雑食性で、相手は死なない。 しかし本種の顎には毒腺の大元となった器官が存在し、9種の蛇毒に酷似した蛋白質を分泌する。蛇毒はトカゲ時代に獲得したものと示唆し科学誌Natureに載った。進化に本気だったら相手は死んでた。 pic.twitter.com/NOk4PPM59w

2023-08-24 22:14:25
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