欧州委員会 2011年10月 チェルノブイリの健康影響に関する最新の科学的知見及び出版物のサマリー
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チェルノブイリ事故から25周年を視野に、2011年にこの第31専門家グループは、 安全衛生基準研究に関して、共通理解を得るため、Working Party on Research Implications on Health and Safety Standards (WP RIHSS)にチェルノブイリの健康影響に関する最近の科学的知見や出版物を確認する要約レポートの作成を依頼しました。このレポートは推定値ではなく、実際に観察された住民への健康への影響に限って作成されたものです。
http://t.co/qZYtV9Jk 欧州委員会WGのためのサマリー 2011年10月分の抄訳レジュメです(かなり割愛ーとくに甲状腺部分ー、参照論文アドレスは原典を参照のこと)誤訳勘弁、、、(汗 http://t.co/bMt4UxA7
2011-12-01 13:58:53特に後半の研究知見は、ちょっとリスキーなものを含んでいます。しかし、日本へ比較した場合は、いくつかの注意点があります。
2011-12-01 16:10:34もう一つは、IRSNの最新の慢性摂取実験のいくつかは、セシウムではなく、ウラン、プルトニウム系である点(原典を参照のこと)
2011-12-01 16:12:47参考、甲状線等価線量
チェルノブイリ被ばく者の甲状腺被曝線量は、ベラルーシで 0.37 から0.034 Gyとみなされています。最高値はベラルーシで10.2Gy ロシアで5.2Gyです。 セシウムからの被曝量は0.05Gyを超えることはなかったと報告されています。
2011-12-01 16:06:39東京都内での甲状腺被曝の計算 (暮らしのQ&A) http://t.co/zdbvi3ry 甲状腺の等価線量(成人) H=2.9×10-4mSv/Bq×5×10-4Bq/cm3×1.2×106 cm3/h×3h =0.52mSv
2011-12-01 16:05:32甲状腺の等価線量(幼児) H=1.4×10-3mSv/Bq×5×10-4Bq/cm3×0.37×106cm3/h×3h =0.78mSv
2011-12-01 16:05:42個人的な感想
http://t.co/jzcN2sdN「欧州委員会 2011年10月 チェルノブイリの健康影響に関する最新の科学的知見及び出版物のサマリー」なんですが、これが注目に値するのは、低線量被曝に関する最新の研究結果をかなり細かく拾い上げてある点です。
2011-12-02 03:11:17@leaf_parsley 甲状腺癌については、UNSCEAR2008時点と検証は等しいんですが、先天性欠損症や癌以外の罹患率の増加、精算人の心血管関連の異常といった、チェルノブイリフォーラムではとりあげられることがなかった分野での最新研究がピックアップされています。
2011-12-02 03:14:21@leaf_parsley ただし。このサマリーはあくまで会議のための資料にすぎませんので、結論がでているわけではありません。 「こういう研究がありますよ」という網羅的な資料で、そういう意味では、なによりも参照論文のインデックスが大事ですね。
2011-12-02 03:16:08@leaf_parsley ただ、こうした検討会議で、最新の低線量被曝研究が、真剣に検討対象としてまな板にあげられている、ということそのものが、日本の行政での論議の状況とはかなり温度差があると感じます。
2011-12-02 03:22:06@leaf_parsley 福島第一の事故が起きた日本であればこそ、むしろどの国よりも真剣にすべての可能性についての論議がなされなければいけないと思うのですが。。。
2011-12-02 03:23:32素人の個人的な意見にすぎませんが、低線量被曝の研究をみていくと、放射性セシウムの過剰な蓄積は、健康悪化への一つのトリガーになりうるのではないかと思います。
2011-12-02 03:33:56@leaf_parsley 「ガンにはならないまでも慢性的に病弱」あるいはすでになんらかの病状を持った方にとって、一つの追加ファクターになってしまうのなら、そういった視点からのゲージが必要になってくると思うのです。
2011-12-02 03:37:55@leaf_parsley 食事における塩分制限と同様なレベルで、数値化ができると、かなり安心になるのではないでしょうか? というのは、食事制限で危険が避けられるならば、それは簡単に避けられうる危険にすぎないわけです。
2011-12-02 03:40:00@leaf_parsley 根本的には、恐怖する必要はありません。 むしろ、過剰な恐怖によって無駄に忌避するほうが、栄養バランスも落ちますし、ストレスが増えます。
2011-12-02 03:43:42@leaf_parsley 必要なのは「過剰な蓄積を抑える」ことで、どういう場合に[過剰な蓄積」が起きて、幾つぐらい以下なら大丈夫か?という理解なわけですが、、、現状後者の値がまだ曖昧というか、共通理解に至ってないので、様々な軋轢があります。
2011-12-02 03:53:51@leaf_parsley ベラルーシの被ばく者の状況を追っていくと、彼らの健康被害は1、精算人(被曝量大) 2、初期被曝が非常に大きい避難民。 3、慢性摂取による内部被曝蓄積が大きい一部農村 が値としてあがってきます。
2011-12-02 04:14:10@leaf_parsley 2番目の避難民がどこへ移動したか?と調べると、北部の首都にあたるミンスクにまとまった数が移動しています。そして、彼らの健康被害は、明らかになっています。http://t.co/5XgQjWhY でみることができます
2011-12-02 04:16:40@leaf_parsley 日本を考える場合に考慮しないといけないのは、こちらの例ではなくて、農村での過剰蓄積の場合になるかと思います。http://t.co/vXHLIqru はゴメリの出生率と新生児死亡率の変化ですが
2011-12-02 04:20:30