【認知的不協和理論】「ネトウヨ」と「リベラル」を分けるもの【脳の構造】/「歴史否認」「陰謀論」はどこから生まれるのか?

「歴史否認」「陰謀論」はどこから生まれるのか?【考察】
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最近「朝鮮人虐殺はなかった」「南京虐殺はなかった」「731部隊の人体実験はなかった」「大東亜戦争は侵略ではなかった」などの『歴史否認』や、「政権を批判する者は在日」「犯罪者は外国人」「批判者は中国に操られている」などの『陰謀論』が幅を利かせてきている。

それはどうして生まれてくるのか、心理的に考察する。

かるっち @KaltoChan

松野官房長官は30日の記者会見で、関東大震災の発生時にデマによって起きた朝鮮人虐殺について「政府として調査した限り、事実関係を把握することのできる記録が見当たらない」と述べた。 関東大震災の朝鮮人虐殺、松野官房長官「事実関係把握する記録見当たらない」 yomiuri.co.jp/politics/20230…

2023-09-15 18:56:30
リンク 読売新聞オンライン 関東大震災の朝鮮人虐殺、松野官房長官「事実関係把握する記録見当たらない」 【読売新聞】 松野官房長官は30日の記者会見で、関東大震災の発生時にデマによって起きた朝鮮人虐殺について「政府として調査した限り、事実関係を把握することのできる記録が見当たらない」と述べた。その上で、「特定の民族や国籍の人々を排斥す 2 users 320
かるっち @KaltoChan

罪の有無、老幼いずれを問わず、われわれ全員が過去を引き受けねばなりません。 過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となります。非人間的な行為を心に刻もうとしない者は、またそうした危険に陥りやすいのです。 「荒れ野の40年」ヴァイツゼッカー連邦大統領演説(1985年5月8日) twitter.com/KaltoChan/stat… pic.twitter.com/LpZ63P6M5Z

2023-09-17 10:52:03
かるっち @KaltoChan

★「過去に目をつむる者は、現在にも盲目であり、未来も同じ過ちを犯すだろう」 「日本は悪くなかった。侵略・虐殺はなかった」という【歴史否認】と 「外国が侵略・支配しようとしている」という【被害妄想】は 同じ『脳の構造』(抑制機能の低下→“自我の分裂”と“不安・恐怖の増大”)からきている pic.twitter.com/2xSh2ts8AK

2023-08-31 02:05:07
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かるっち @KaltoChan

偽りを述べる者が愛国者とたたえられ、真実を語る者が売国奴と罵られた世の中を、私は経験してきた。 それは過去のことだと安心してはおれない。つまり、そのような先例は、将来も同様な事象が起こり得るということを示唆しているとも受けとれるからである。 「日本のあけぼの」序文 三笠宮崇仁 編 twitter.com/KaltoChan/stat… pic.twitter.com/YqIgcqdXkA

2023-08-31 12:20:35
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かるっち @KaltoChan

【認知的不協和理論】とは? 【認知的不協和】とは、人が自身の認知(理解・知識・信念・価値観・行動など)とは別の矛盾する認知を抱えた状態、またそのときに覚える不快感やストレスを表す“社会心理学用語” アメリカの心理学者レオン・フェスティンガーによって提唱された pic.twitter.com/w81HFw2HJ2

2023-01-16 14:36:15
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かるっち @KaltoChan

それによると、人はその不快感やストレスを解消したり低減させようとする心理的圧力がかかり、矛盾する認知の定義を改変したり、過小評価したり、自身の考えや態度や行動を改変しようとする その考え方を【認知的不協和理論】というja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%AA%8D…

2023-01-16 14:36:16
リンク Wikipedia 認知的不協和 認知的不協和(にんちてきふきょうわ、英: cognitive dissonance)とは、人が自身の認知とは別の矛盾する認知を抱えた状態、またそのときに覚える不快感を表す社会心理学用語。アメリカの心理学者レオン・フェスティンガーによって提唱された。人はこれを解消するために、矛盾する認知の定義を変更したり、過小評価したり、自身の態度や行動を変更すると考えられている。 有名な例として、イソップ物語のキツネとすっぱい葡萄の逸話が知られる。 よく挙げられる例として、「喫煙者」の不協和がある。 このとき、認知1と認 189 users 445
かるっち @KaltoChan

フェスティンガーによる認知的不協和の仮説(命題) ①不協和の存在は、その不協和を低減させるか除去するために、なんらかの圧力を起こす。 つまり、複数(通常は二つ)の要素の間に不協和が存在する場合、一方の要素を変化させることによって不協和な状態を低減または除去することができる pic.twitter.com/fRyt5NLUbg

2023-01-16 14:36:18
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かるっち @KaltoChan

②不協和を低減させる圧力の強弱は、不協和の大きさの関数である。 つまり、認知的不協和の度合いが大きければ、不協和を低減させる圧力はその度合いに応じて大きくなる 不協和を解消しようとするする行動 1;不協和を低減・解消させるために何らかの圧力(行動)を起こす

2023-01-16 14:36:19
かるっち @KaltoChan

具体的には“古い認知”か“新しい認知”のいずれかを否定する傾向にあり ①“新しい認知”を取り入れ、“古い認知”を変える ②“古い認知”に拘り、“新しい認知”を否定する そのどちらかのことが多い その場合、比較的「変えやすい」方の認知を変えることで、「絶対に変えられない」認知を正当化しようとする

2023-01-16 14:36:20
かるっち @KaltoChan

そして ③都合のいい情報ばかりを集めたり、解釈を改変することで都合の悪い情報を否定したり、矮小化したりすることで不協和を低減し、解消しようとする(合理化) そうして不協和を低減・解消し、自分の行動(選択)を自己正当化しようとする pic.twitter.com/VAkD0s8CM5

2023-01-16 14:36:23
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かるっち @KaltoChan

2;不協和を低減させる圧力の強弱は不協和の大きさの関数である 不協和の度合いが大きいほど、それに比例して低減させようとする圧力は大きくなる ●『自分の価値観(行動)』と『周りの価値観(行動)』との不協和が大きいほど⋯ ●『理想の自分』と『現実の自分』との不協和が大きいほど⋯

2023-01-16 14:36:24
かるっち @KaltoChan

心の中の『不安・恐怖・不全感・劣等感・不快感・ストレス・怒り』が大きくなり、それを解消しようとする圧力が高まり、冷静になって客観的・論理的・合理的・体系的な思考ができなくなり、短絡的・衝動的・攻撃的・破壊的・暴力的行動をとりやすくなる 【認知的不協和】の例 ⅰ.タバコの例

2023-01-16 14:36:25
かるっち @KaltoChan

認知的不協和の例として、よく知られるのがタバコ 認知1;自分はタバコを吸う 認知2;タバコを吸うと肺ガンになりやすい このとき“認知的不協和”が生じる。そこで認知的不協和を解消するためには認知1を変更して 認知3;禁煙する(→認知1の変更) これで不協和が解消できる

2023-01-16 14:36:25
かるっち @KaltoChan

しかし、喫煙の多くはニコチンに依存する傾向が強いため、禁煙行為は苦痛を伴い、結局は「禁煙」できない人も多い。その場合は、認知2に修正を加える必要が生じてくる。そこで⋯ 認知1;自分はタバコを吸う 認知2;タバコの煙を吸うと肺ガンになりやすい 認知4; 喫煙者で長寿の人もいる(追加) pic.twitter.com/GozFRUQfw0

2023-01-16 14:36:28
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かるっち @KaltoChan

認知5;交通事故で死亡する確率の方が高い(追加) 「タバコを吸い続ける」という行動(認知1)を正当化するために、認知4・認知5を付け加えることで、認知2を否認したり、矮小化しようとする。そうすることで、自分にとって都合の悪いことを見えなくする ⅱ.「酸っぱい葡萄」の例

2023-01-16 14:36:29
かるっち @KaltoChan

また同じように、イソップ童話の中に『酸っぱい葡萄』という話がある。お腹を空かせた狐が、葡萄を食べたいのに、高い所にあるために取ることができず、諦める話で⋯ 認知1;葡萄が食べたい(欲望) 認知2;葡萄を取れなかった(失敗) この不協和を解消するために、狐は『新しい認知』を追加する pic.twitter.com/i4AExH2rog

2023-01-16 14:36:32
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かるっち @KaltoChan

認知3;あの葡萄は酸っぱくておいしくない(認知の追加) そう考え、決めつけることで、認知2の葡萄を取れなかったという“動かすことが出来ない事実(失敗)”を正当化し、不協和を解消しようとする ⅲ.「甘いレモン」の例 「酸っぱいブドウ」の対として挙げられるのが「甘いレモン」で、甘い果物が

2023-01-16 14:36:33
かるっち @KaltoChan

食べたいのに、やっと手に入れたのはレモンだった 認知1;甘くておいしい果物が食べたい(理想) 認知2;苦労してやっとレモンを手に入れた(現実) このとき認知的不協和が生じる。そこで 認知3;このレモンは甘い(追加・思い込む) 「このレモンは甘い」と思い込むことで、認知的不協和を

2023-01-16 14:36:34
かるっち @KaltoChan

解消しようとする。そうして、自分の行動を正当化しようとする ⅳ.地震の後に『デマ、噂、流言』が拡散する原因 人は自分の中の不協和が大きいほど、不協和を解消しようとする心理的圧力が強まり、冷静になって客観的・論理的・合理的な思考することができなくなり、感情的・短絡的・衝動的になる

2023-01-16 14:36:35
かるっち @KaltoChan

そうすると ●『デマ・噂・流言』を信じ込みやすくなる ●『詐欺・マルチ商法・占い・カルト宗教など』に嵌りやすくなる そうすることによって、自分の中にある認知的不協和を解消しようとする それが地震の後の『デマ・噂・流言』が広まる原因となる 自分の中の“不安・恐怖”を正当化するために

2023-01-16 14:36:35
かるっち @KaltoChan

“デマ・噂・流言”を信じ、それを吹聴・拡散する(嘘をつく・不安を煽る)ことで、『自分』と『周り』の不協和を解消しようとする 地震の後の混乱の中で 認知1;自分の中の「不安・恐怖」の増大 認知2;周囲の落ち着き、冷静さ 「自分の感情・価値観」と「周りの雰囲気・価値観」の間の不協和が pic.twitter.com/RNyNJMsmCf

2023-01-16 14:36:38
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かるっち @KaltoChan

拡大するうちに、自分を正当化したいという防衛本能が働き、『デマ・噂・流言』を信じ、拡散し、周囲の不安を煽ることで不協和を解消しようとする 認知3;また大地震が来る。外国人が攻めてくる。あれは人工地震だ つまり、自分の心の中の「不安・恐怖」が大きいほど『デマ・噂・流言』を信じ込み pic.twitter.com/0SKSXdyY0y

2023-01-16 14:36:41
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