大森望（ @nzm )『21世紀SF1000』でレビュウされた塩澤快浩( @Shiozaway )の編集担当本86点まとめ（☆付き）

塩澤快浩 @shiozaway

【2001年】『銀河がこのようにあるために』清水義範　★★☆／『銀河帝国の弘法も筆の誤り』田中啓文　★★★☆　　『銀河～』はＳＦＭ連載の単行本化。『銀河帝国～』はまだ怖いもの知らずだった頃の企画もの文庫オリジナル。

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【2002年①】『ダイヤモンド・エイジ』Ｎ・スティーヴンスン　★★★★★／『五人姉妹』菅浩江　★★★★／『どーなつ』北野勇作　★★★★／『太陽の簒奪者』野尻抱介　★★★★／『海を見る人』小林泰三　★★★★　　『ダイヤ～』は装幀のみ担当。『どーなつ』『太陽～』はＪコレ第１弾。

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【2002年②】『ウロボロスの波動』林譲治　★★★★／『グラン・ヴァカンス　廃園の天使Ⅰ』飛浩隆　★★★★☆／『ロミオとロミオは永遠に』恩田陸　★★★★／『アイオーン』高野史緒　★★★☆　　以上、Ｊコレ１年目の作品。「傑作はあっても大傑作がない」と評されたことは一生忘れません。

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大森望『21世紀ＳＦ1000』文庫JAより12月８日発売。21世紀最初の10年に刊行された主要ＳＦ作品1000点を網羅。というわけで、同書内でレビュウされた私の編集担当本86点をご紹介します。なお、12月10日にはこんなイベントもあり。http://t.co/FiqphOhE

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【2003年①】『ノルンの永い夢』平谷美樹　★★★☆／『プランク・ゼロ』Ｓ・バクスター　★★★／『真空ダイヤグラム』Ｓ・バクスター　★★★☆／『小指の先の天使』神林長平　★★★☆／『北野勇作どうぶつ図鑑　その１　かめ』北野勇作　★★★★　　バクスター２作は装幀のみ担当。

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【2003年②】『北野勇作どうぶつ図鑑　その２　とんぼ』★★★／『デス・タイガー・ライジング１』荻野目悠樹　★★☆／『マルドゥック・スクランブル』冲方丁　★★★★★／『フィニイ128のひみつ』紺野あきちか　★★★☆　　折り紙文庫を編集し、マルドゥックを刊行し、Ｊコレを再開した夏。

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【2003年③】『アマチャ・ズルチャ　柴刈天神前風土記』深堀骨　★★★★／『第六大陸』小川一水　★★★☆／『目を擦る女』小林泰三　★★★☆／『星の綿毛』藤田雅矢　★★★☆／『記憶汚染』林譲治　★★★　　深堀氏は本当に凄いんです、いろんな意味で。

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【2004年①】『凹村戦争』西島大介　★★★☆／『膚の下』神林長平　★★★★☆／『からくりアンモラル』森奈津子　★★☆／『蹴りたい田中』田中啓文　★★★☆／『ラー』高野史緒　★★　　『からくり～』と『ラー』は少なくとも★ひとつ上だと思う。『蹴りたい田中』の元ネタは今わかる？

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【2004年②】『小説探偵ＧＥＤＯ』桐生祐狩　★★☆／『グアルディア』仁木稔　★★★★／『象られた力』飛浩隆　★★★★／『復活の地Ⅲ』小川一水　★★★☆　　

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【2005年①】『ＵＭＡハンター馬子』田中啓文　★★★／『ハイドゥナン』藤崎慎吾　★★★★／『サマー／タイム／トラベラー』新城カズマ　★★★★／『スラムオンライン』桜坂洋　★★★☆　　『ハイドゥナン』の星が〈本の雑誌〉初出時には★★★★☆だったことを私は忘れない。

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【2005年②】『老ヴォールの惑星』小川一水　★★★★／『鏡像の敵』神林長平　★★★☆／『空獏』北野勇作　★★★☆／『血液魚雷』町井登志夫　★★★／『ブルースカイ』桜庭一樹　★★★

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2006年以降は、また明日ご紹介します。大森望『21世紀ＳＦ1000』文庫JAより12月８日発売。21世紀最初の10年に刊行された主要ＳＦ作品1000点を網羅。なお、12月10日にはこんなイベントもあり。http://t.co/FiqphOhE

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そして、12月11日（日）にはこちらが開催。http://t.co/3YYae0th　

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そしてこちらも開催。RT @ubukata_summit: 冲方サミット 【緊急告知！】「冲方サミット大忘年会スペシャル」開催決定！！ 12月18日(日) GRANDE渋谷にて、18時オープン、19時スタート！チケットなどの詳細は、超近日中に発表いたします！ #ubukata

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【2006年①】『ストリンガーの沈黙』林譲治　★★★★／『まだ見ぬ冬の悲しみも』山本弘　★★★☆／『レフト・アローン』藤崎慎吾　★★★★／『アトモスフィア１』西島大介　★★★☆／『Tokyo Space Diary』タカノ綾　　大森望『21世紀ＳＦ1000』いよいよ明日発売！

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【2006年②】『ミッションスクール』田中哲弥　★★★☆／『冬至草』石黒達昌　★★★★／『天涯の砦』小川一水　★★★☆／『ラギッド・ガール　廃園の天使Ⅱ』飛浩隆　★★★★★／『マルドゥック・ヴェロシティ』冲方丁　★★★★☆　　★５つは『マルドゥック・スクランブル』に続いて２作目

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【2007年①】『零式』海猫沢めろん　★★★／『沈黙のフライバイ』野尻抱介　★★★★☆／『Self-Reference ENGINE』円城塔　★★★★☆／『虐殺器官』伊藤計劃　★★★★☆　　幸運でした。

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【2007年②】『ラ・イストリア』仁木稔　★★★☆／『敵は海賊・正義の眼』神林長平　★★★★／『スペースプローブ』機本伸司　★★★☆／ 『ウニバーサル・スタジオ』北野勇作　★★★／『時砂の王』小川一水　★★★★　　『時砂の王』は当初、短篇集用の書き下ろし中篇の予定でした。

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【2008年】『Boy’s Surface』円城塔　★★★★☆／『兇天使』野阿梓／『抒情の奇妙な冒険』笹公人　★★★／『フリーランチの時代』小川一水　★★★★／『赤い星』高野史緒　★★★★／『カフェ・コッペリア』菅浩江　★★★☆　　このあたりから担当が少なくなってきます。

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【2009年①】『ハーモニー』伊藤計劃　★★★★☆／『猿駅／初恋』田中哲弥　★★★★／『全世界のデボラ』平山瑞穂　★★★☆／『ミカイールの階梯』仁木稔　★★★★／『アンブロークン アロー　戦闘妖精・雪風』神林長平　★★★★☆　　《想像力の文学》刊行開始。

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【2009年②】『あなたのための物語』長谷敏司　★★★★☆／『バレエ・メカニック』津原泰水　★★★★★／『天冥の標Ⅰ　メニー・メニー・シープ』小川一水　★★★★／『神林長平トリビュート』早川書房編集部編　★★★★　　『天冥の標』刊行開始。『バレメカ』は12年１月下旬に文庫化。

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【2010年①】『後藤さんのこと』円城塔　★★★★／『ゼロ年代ＳＦ傑作選』ＳＦマガジン編集部編　★★★☆／『天冥の標Ⅱ　救世群』小川一水　★★★★☆／『狐と踊れ［新版］』神林長平　　『天冥Ⅱ』で小川作品の最高点をいただきました。　

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【2010年②】『天冥の標Ⅲ　アウレーリア一統』小川一水　★★★★☆／『マルジナリアの妙薬』新城カズマ　★★／『マルドゥック・スクランブル〔改訂新版〕』冲方丁／『同〔完全版〕』冲方丁　　『マルジナリア』の星は納得がいきません。そこで。http://t.co/FiqphOhE

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以上、2001年～2010年の編集担当本86点を紹介させていただきました。というわけで、大森望『21世紀ＳＦ1000』は文庫JAより明日発売です。12月10日（土）にはこんなイベントもあります。http://t.co/FiqphOhE

塩澤快浩 @shiozaway

あ、大森さんに取り上げられなかった作品もあるので、担当書籍はもっと多いです。RT @ymgsm: 十年で86点に加えてshiozaway氏は2009年3月号までＳＦマガジン編集長でもありました。RT @shiozaway //大森望『21世紀ＳＦ1000』は明日発売//