データで眺めるAD&Dの歴史

ハイランス @hilance_r2

データで眺めるAD&Dの歴史 D&D/AD&Dの出版物データをグラフ化したコラムを書いてみた。 1995年前後、TSRがいかに訳のわからん量のルール・サプリメント・小説をリリースしていたかが一目瞭然であるw 後半の考察は完全に私見であるが、色々と分析してみた次第。 #DNDJ #TRPG note.com/paladin_hilanc…

ハイランス @hilance_r2

今回は1990年代のAD&D2版に注目してデータに基づいて分析してみた。 TSR社は1995年にルールブック・サプリメント・シナリオ合わせて84冊！ さらにAD&D小説を60冊もリリースという驚くべきペースだった。 残念ながらこのペースはサステナブルではなかったが、粗製濫造でもなかった。 #DNDJ #TRPG twitter.com/hilance_r2/sta…

ハイランス @hilance_r2

D&D/AD&Dの製品数推移（エディション別） ルールブック・ソースブック系とモジュール・アドベンチャー系で分けて集計している。 AD&D2版時代はモジュールよりもキャンペーンセッティングやソースブックに注力している様子が伺える。 #DnD #TTRPG note.com/paladin_hilanc… pic.twitter.com/MUYYQe8seL

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ハイランス @hilance_r2

D&D/AD&Dの製品数推移（キャンペーンセッティング別） 1994年ごろからAD&D2版新規キャンペーンセッティングの大量投入が始まった。 従来のドラゴンランスなどは控えめで、PlanescapeやBirthrightが集中投入された。 #DnD #TTRPG note.com/paladin_hilanc… pic.twitter.com/ozBdieTm5A

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ハイランス @hilance_r2

D&D/AD&D1版の製品数推移（2版表示なし版） 実体験のない時代なのでデータから推察 新和がD&D翻訳に乗り出した時代、米国ではAD&D1版の勢も相当強かったようだ。 81年〜83年が序盤のTSR売上ピークだったので、先人たちはこの頃にD&Dの存在を知ったのかな？ #DnD #TTRPG note.com/paladin_hilanc… pic.twitter.com/iwPPj519UI

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ハイランス @hilance_r2

TSR末期の出版物数がどれくらい多かったか、Dragon誌226号(1996)を例に見てみると・・・ 当月発売と翌月発売の商品説明だけで3ページ使っていた。 AD&Dのルールブック・モジュールに加えて小説やカードゲームも含まれているけれど。 毎号こんな感じだったね。 #DNDJ #TRPG note.com/paladin_hilanc… pic.twitter.com/hB686QWEyy

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KK-R/kai @kk_r

1990年代後半、私が大学に入って、読むべきルールブックがいくらでもある状態はこうして作られていたのだなあ。AD&Dと、あとWorld of Darkness. twitter.com/hilance_r2/sta…

KK-R/kai @kk_r

クソゲーの説明が分厚いのが面白かった(笑)

ハイランス @hilance_r2

@kk_r D&D3.5版の時代、月刊D&Dと言われるくらい日本語版が出て歓喜に沸いていましたが。 1995年前後のTSRは週刊D&Dの基準すら超えるレベルで出してたのだよね。 そしてサークルであれだけ盛り上がったBirthrightは歴史の中では本当に一瞬の花火であった・・・

KK-R/kai @kk_r

@hilance_r2 ぜひそのうち、TRPG業界の商業的な盛り上がりとプレイ環境(サークル、コンベンション、プレイヤー人口等)の充実度を対比して可視化して欲しいなー。後者は今ではデータの入手が難しそうだけど。

うぃんどろ〜ど @Wind_lord

この分析を読むと「一冊に３行使える記述があればそのサプリは当たり」の言葉がまた違う響きを帯びます。 twitter.com/hilance_r2/sta…

ハイランス @hilance_r2

@Wind_lord 確かにbenefit/advantage に優れたKit・Race・proficiencyが掲載されていたり、便利なEquipmentやItemが収録されていたり、DeityのSpecial PowerとSphereが充実していたり、特殊Spellがしれっと載っていたりすると、それ以外の全ての記述をスルーして「良サプリ認定」をしていたように思いますね笑

Beholder @Beholderkin

とても全部は読めない量のサプリが出版され続けた頃 リアルタイムで体験できて本当に幸せに感じていました 才能にあふれた新人ライターがどんどん出てきて、まるで日本の週刊漫画雑誌の作家陣のような状態 私にとっては、この当時の強い輝きを放っているけれど粗削りな製品は今でもとても魅力的です twitter.com/hilance_r2/sta…

Beholder @Beholderkin

ハイランスさんの言葉では無くて引用で >90年代後半のTSRには創造性が欠如し と書かれていますが、私の印象は真逆です 枷から解き放たれたような、筆者の創造性が（他者の編集を受けずに）溢れ出しているサプリメントが多数出版され続けた時代だと考えています twitter.com/hilance_r2/sta…

ハイランス @hilance_r2

@Beholderkin Margaret WeisがGary Gygaxが去った後に経営を引き継いだLorraine Williamsのマネジメントを見て「The creative spiritsが無くなった！」と批判してますね。 経営者層が金策しか言わない状況でも、デザイナーが腐らずに新作を出し続けたのは面白いと思いました。

Beholder @Beholderkin

ハイランスさんの私見として書かれている >試行錯誤を行うというイノベーションプロセスの根幹を支えた >ニッチなソースブックやボックスセットであっても製品をリリースすることができた >新しいデザイナーがチャレンジすることができた こちらの「私見」の方に私は完全に同意なんです twitter.com/hilance_r2/sta…

ハイランス @hilance_r2

@Beholderkin 95年〜97年当時は出るたびに喜んでサプリを買って読んでいましたが、後になって当時のTSRが自転車操業だったことを知りました。 普通、先の見えない自転車操業になると質が低下してもおかしくないのに、その状況下でも優れた製品が登場した理由を考察してみたところです。

Beholder @Beholderkin

ちなみに、AD&D後期の出版ペースの話をしたり、購入したサプリのレビューしてどのサプリを買うべきかの情報交換してたって話をすると…… またまたぁ！話を盛りすぎ！そんなはず無いでしょって感じになってしまうので、こうして信頼性のあるグラフで可視化されたデータあるととても助かるのです twitter.com/hilance_r2/sta…

ハイランス @hilance_r2

@Beholderkin 「あの頃は月に5冊は出てたんだよ！びっくりだよね！」と雑談のネタにしてきましたが、集計してみたらもっと多かったという流れに笑

ニフ @niftorl

データの可視化に基づいた考察が面白いです。添付はDMGuildで買えるTSR JAM 1999 ですが、表紙の面々が状況を現していたのかも知れませんね。 FFクラスタとしては後ろのドラゴンの方が気になりますが。 あと、文中突如出てくるリンクに微笑んでしまいました(この単語を使うとはどういう…ｱｯﾊｲ)。 pic.twitter.com/al3daJGWLZ twitter.com/hilance_r2/sta…

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ハイランス @hilance_r2

@niftorl WotC社がTSRを買収して製品ラインナップを整理して、収益が見込めそうなものを製品化していた時代のものですねー なんとなく清々しい感じがする・・・ 文中のリンクは普段から私のnoteを見てくださっている方むけのネタですねw