スターリングモデル 1/350 HMS シルビア 制作記

Starling Models 1/350 ARGERINE CLASS FLEET MINESWEEPER HMS Sylvia (J382) 波に艦首を突っ込むリバー級フリゲイトと対になる作品です。 表現の難しい水煙の表現にチャレンジしました。
3
鳶色2号@1/350 USS Rentz (FFG-46) @Tobiiro2

次はスターリングモデルズ製の 1/350 アルジェリン級掃海艇を作ります。 以前製作した同社のリバー級フリゲートを使った「ざっぱーん」と対を成す作品にしたいと思っています。 事情により投稿頻度は低くなりそうですが、よければまたお付き合い下さい。m(_ _)m pic.twitter.com/glbF6tDFgk

2022-11-08 18:27:42
拡大
鳶色2号@1/350 USS Rentz (FFG-46) @Tobiiro2

箱の中身は船体、艦橋、袋にぎっしり各部品、PE、デカール、真鍮線、取説。 幸い船体に反りは認められません。 甲板上は多数の通風筒、ボラード、箱などが一体で成型されていて、どうやって抜いているのかいつも不思議です。 残念ながら一部の部品は折れて消失していました。 (白い所) pic.twitter.com/bcJRoKk8xP

2022-11-10 18:36:24
拡大
拡大
拡大
拡大
鳶色2号@1/350 USS Rentz (FFG-46) @Tobiiro2

袋内の部品はこんな状態。 小さな部品が単体でいくつか転がっています。(怖) ブリッジ内の微細な部品が一体で抜かれているのは信じられません。 側面から見ると各部の水平ラインは微妙で、余計な膨らみも有り。 片面型なので底はフラットではありません。 そして側面に走る恐怖の斜め筋。原型は3DP? pic.twitter.com/xQQSceiF7p

2022-11-12 17:17:33
拡大
拡大
拡大
拡大
鳶色2号@1/350 USS Rentz (FFG-46) @Tobiiro2

ご機嫌クリーナーぶっかけの図 & 水洗いして乾かしたの図 手前に並ぶのが単体で転がっていた部品。 いくつか流れて行ってないか不安ですが(経験者)、まあどうにでもなるだろうの気持ちが大事😄 pic.twitter.com/QRCKLLfbyE

2022-11-14 18:27:48
拡大
拡大
鳶色2号@1/350 USS Rentz (FFG-46) @Tobiiro2

今回の作品は皆さんの御想像通り、艦首を突っ込むざっぱーんに対し艦首丸見えのどっぱーん(仮)なんですが、いくつかの動画から、予想外の艦首があらわになるメカニズムを知り、よくある「大波に乗って棹立ち」は急に嘘っぽく思えてやめる事にしました。 今回の海のキモは、飛沫と甲板上の海水です😃👍 pic.twitter.com/wdIQdNsbrI

2022-11-16 18:39:20
拡大
鳶色2号@1/350 USS Rentz (FFG-46) @Tobiiro2

船が小さく繊細になりそうなので、触るのが容易な今のうちに海に着手。 30mmのスチレンボードを2枚貼り合わせ、重しを乗せて一晩放置。 船の入る穴を開け、表面を主にカッターでそぎ落として大体の形状出し。 船体をラップで保護して嵌めたあと木工パテで海面のコートと船体の隙間埋めをしました。 pic.twitter.com/iFmqFfXjlv

2022-11-18 18:25:59
拡大
拡大
拡大
鳶色2号@1/350 USS Rentz (FFG-46) @Tobiiro2

左写真 ベースの側面全周を平らに均す 左右側面に一回り大きなプラ板を貼る 板のはみ出しをカッターで切る 前後面も同じ要領で仕上げる (写真は後面のプラ板が未整形状態) 右写真 角に瞬着を盛り 継ぎ目消しと角出し また海面もパテを盛り足し、エッジを出しています。 pic.twitter.com/5UjXt8Q64L

2022-11-19 17:08:45
拡大
拡大
鳶色2号@1/350 USS Rentz (FFG-46) @Tobiiro2

@fake_johnbull 早速ありがとうございます😊 この船にした決め手のひとつが真横からの写真の存在で、これにより塗り分け箇所、迷彩の形、艦番号の色等、取説の図の程度を知りました。 色に関してもこの図は無視し、Soverign Hobbies のサンプルを基準に調色しました。 強く汚す為、色目よりも傷み表現に注力します。 pic.twitter.com/Anp28wVLdH

2022-11-20 20:55:26
拡大
鳶色2号@1/350 USS Rentz (FFG-46) @Tobiiro2

艦名の決定 同型艦から装備の違う恐れのあるカナダ建造艦を除去。110隻→50隻 偽ジョンブルさんから教えていただいた迷彩パターンから好みを選ぶ。14種→1種 写真を確認し、同じ迷彩の艦を選定。50隻→8隻 写真資料に差異はないので、組立説明書に塗装図のあった HMS SYLVIA (J382)に決定。 pic.twitter.com/Ofuw3RFD9q

2022-11-20 21:05:53
拡大
鳶色2号@1/350 USS Rentz (FFG-46) @Tobiiro2

艦橋 1 船体の艦橋設置場所は掘り込まれており、シアーの付いた甲板に対し床面は水平なので深さが変化します。 注型の都合で艦橋の底には余分な厚みがあり形も崩れていて、そのままでは高さが合わないばかりかそもそも掘り込みに入りません。 そのあたりの修正と各部の整形(これが大変)をしました。 pic.twitter.com/nf1ieEY9Mw

2022-11-22 18:22:51
拡大
拡大
鳶色2号@1/350 USS Rentz (FFG-46) @Tobiiro2

艦橋 2 キットでは省略されていますが、写真で目に付く幾つかのディテールを追加しました。 パイプ類はφ0.2の真鍮線、艦橋下の補強リブはt0.2のプラ板です。 真鍮線はライターで軽く焼き鈍しておくと、曲げが容易になります。 ただしφ0.2程度では、ゆっくり炙ると変形したり溶けたりするので程々に。 pic.twitter.com/A1gGLhzdVF

2022-11-23 17:02:30
拡大
鳶色2号@1/350 USS Rentz (FFG-46) @Tobiiro2

矯正具と持ち手のためにタップ穴加工。 下穴径はタップ径の8掛けが相場(大径では少し大きめに)ですが、レジン相手なので少しでもビスとの噛み合いを増やす為M4に対してφ3にしています。 下穴にはC面を付けておくのがセオリー。逆に1~3番タップの手順は無視。 回したら少し逆回しは樹脂でも必要です。 pic.twitter.com/jeHm8igtVx

2022-11-25 18:19:39
拡大
拡大
拡大
拡大
鳶色2号@1/350 USS Rentz (FFG-46) @Tobiiro2

ホムセンで買ったL120 W16 t6のL字金具を折り曲げ部でカットし、反り防止の背骨に。 事前の予防のつもりでしたが、既にこの程度反っていました。 ビスを締め付けて無事矯正。 さすがにこの厚みの鉄棒だと微塵も撓みません。 これをしておかないとピンと張った張り線が弛んで泣きを見ます。(経験者😆) pic.twitter.com/nPfVpnEb7h

2022-11-26 17:27:59
拡大
鳶色2号@1/350 USS Rentz (FFG-46) @Tobiiro2

艦橋 3 過去の経験から、事前に船体幅と機銃座を仮組みした艦橋の幅を比べたところ、案の定30.5mmの船体幅に対して艦橋が0.5mm狭く、このままでは外側に貼る機銃座の柱のPEを甲板の端に立てると内傾してしまう為、機銃座にt0.1のプラペーパーを貼りました。 ↓ 続 pic.twitter.com/3JrfmMvqHs

2022-11-27 17:22:31
拡大
拡大
鳶色2号@1/350 USS Rentz (FFG-46) @Tobiiro2

船体の平面形状は艦首に向けてすぼまっていますが、そのラインにもうまくフィットしてくれました。 ただ前後から見るとどうしても薄っぺらなので、PEの端材の中から幅0.3の帯を見つけ出し、内側にT字型になるよう接着しました。 これをすると手摺の加工も必要になります。 pic.twitter.com/Chv1IddzUF

2022-11-27 17:22:32
拡大
鳶色2号@1/350 USS Rentz (FFG-46) @Tobiiro2

艦橋 4 探照灯台はφ0.3の支柱まで一体ですが、曲がっているので真鍮線に置き換え。 レーダー基台のPEは床と手摺が別。 キット付属のPEは厚みが0.11と薄く、床板は頼りなく手摺は曲げが難しいとなかなか難易度が高めです。 薄い故に何も無いのがより目立つ床裏には、他級も参考に補強を入れました。 pic.twitter.com/4jf9LHzkq2

2022-11-29 18:31:00
拡大
拡大
鳶色2号@1/350 USS Rentz (FFG-46) @Tobiiro2

艦橋 5 床の塗り分け時にすごく邪魔になるパーツ以外を全て接着。 舷灯は数種あるようですが、キットには何も入っていないのでそれっぽく作りました。 露天の艦橋の内壁には何のモールドもなく寂しいので、適当にニギヤカシを付けました。全くのでっち上げなので資料性はありません😄 pic.twitter.com/wLOOji5YBg

2022-12-01 18:32:16
拡大
鳶色2号@1/350 USS Rentz (FFG-46) @Tobiiro2

測距儀台 鬼のような指示を、甲板の穴とセメダインハイグレードを使い何とかクリア。 脚間にφ0.2の真鍮線でX字を追加。 手摺は上広がりで、キット(下)よりもピッチの広い手摺をこのようにカットし、円錐形に曲げ。 帝国海軍用なので横棒が少ないが、キャンバスを巻くので良しとしました。 大変どす😓 pic.twitter.com/C7Q5X9zpKJ

2022-12-03 17:03:24
拡大
拡大
拡大
拡大
鳶色2号@1/350 USS Rentz (FFG-46) @Tobiiro2

なぜ主砲が天井に当たって水平にセットできないのか長時間悩み、図面を見てやっと納得。 なぜか斜めにカットされた防楯の裾は、御丁寧に床板付き。 板材で延長して床を付け直すのは大変と考え、まず t2のプラ板を底に貼り、外側をパーツとツラいちに整形。底を水平に削り最後に内部を整えました。 pic.twitter.com/4UX6AVg4Gj

2022-12-04 17:17:58
拡大
拡大
鳶色2号@1/350 USS Rentz (FFG-46) @Tobiiro2

マスト 1 部品と取説が矛盾 ヤードは二本だが部品は挽き物一本のみ、マストは基部の太さがφ1.2の挽き物、同梱の真鍮線はφ0.8。 ただ仮置きするとテーパーが良い感じだったので、使い途のないφ0.8の真鍮線からテーパー棒を製作。 下の黒い所が回転ツールで掴んだ部分で、ペーパーで挟んで削りました。 pic.twitter.com/idHte22hMJ

2022-12-06 18:31:00
拡大
拡大
拡大
鳶色2号@1/350 USS Rentz (FFG-46) @Tobiiro2

マスト 2 組立には船体と艦橋を治具として利用。 艦橋と支柱をひっつき虫で固定し、支柱とマストの接合部分を半田付け。中段の横棒は取説では指示がなく、φ0.3の真鍮線を写真から位置決めして接着。 ヤードの滑車はいつものリギングループで、長さや向きの揃えは実物のように程々にしています。 pic.twitter.com/oyVVICWl9g

2022-12-09 18:21:59
拡大
鳶色2号@1/350 USS Rentz (FFG-46) @Tobiiro2

煙突 まずは荒れた表面の均しから。 煙突内の後のパイプはムク表現。細すぎて材質的に穴があけられないのでφ0.5/0.3の真鍮パイプに交換。 頂部後方に突き出しているのは楊旗索の支柱。 キットに部品は入っていませんが、これを再現しないとホワイトエンサインを掲げる所が無くなっちゃいます😊 pic.twitter.com/lvuudJiiJ6

2022-12-11 17:00:30
拡大
鳶色2号@1/350 USS Rentz (FFG-46) @Tobiiro2

喫水線のケガキ 作業時間の大半は、図面で正しい喫水位置を調べる事と、持ち手の上で船体を水平にセットする事に費やされました。 前が低かったので下にプラ板を挟み、左舷が僅かに低かったので紙を挟んで許容範囲に。 ケガキ自体は簡易な定盤の上で、ハイトゲージを使って入れました。 pic.twitter.com/oxDZ7Tl12j

2022-12-13 18:34:11
拡大
鳶色2号@1/350 USS Rentz (FFG-46) @Tobiiro2

船体の塗装 1 船体色を塗装 30mm幅のマステで一発マスク 写真を元にシャーペンで迷彩位置を書いては修正の繰り返し 極細マジックで慎重に確定線 30度刃のカッターでカット (左写真) 薄い色塗装 最低限のマスクで濃い色塗装 (右写真) どうせ修正するので完璧より早さ重視 カッターについて ↓続 pic.twitter.com/7gOC7V0kl0

2022-12-14 18:43:05
拡大
拡大
鳶色2号@1/350 USS Rentz (FFG-46) @Tobiiro2

船体の塗装 2 ブーツトップの範囲は資料によってまちまちですが、喫水線の上だけで、艦首尾が中央部よりも幅広になるパターンを採用しました。 黒に相当白を混ぜています。 艦底色も黒白赤黄を混ぜて調色。 この後剥げや汚しを加えるので、ムラを残した筆塗り仕上げです。 急に英国艦になりました😄 pic.twitter.com/qQVfCZa5FZ

2022-12-16 18:34:16
拡大
1 ・・ 4 次へ