公開講演討論会 「再び低線量放射線の影響を考える」の報告より

エートスの会話の中から、http://m1se.blog.fc2.com/blog-entry-30.html 12月19日に丹羽先生が発表されたー東日本大震災にまつわる科学-第6回公開講演討論会 「再び低線量放射線の影響を考える」 に関係する会話を 拾いました。  派生元のまとめ:福島のエートス No.4 ETHOS IN FKUSHIMA http://togetter.com/li/228466 ハッシュタグ #エートス雑
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m1se @issemasatsugu

@leaf_parsley セシウムによる発癌の統計的な増加(特に膀胱癌)の可能性は、サーメ人の疫学を根拠に否定できると思います。丹羽先生は、そのロジックでした。統計に埋もれるような影響にどう対処するかは、科学は参考程度の意見しか出せないということになると思います。

2011-12-20 17:35:40
m1se @issemasatsugu

@leaf_parsley 食品汚染は、もともと影響が確認されない程度の被曝線量ですから、どこで線引きをするかは、科学的にでなく、社会的にしか決められないと思います。科学は「何Bqなら、何Sv」と言うところまで。つまり、おっしゃる通り、経済の問題でもあるということだと思います。

2011-12-20 17:34:15
リーフレイン @leaf_parsley

@issemasatsugu 10月に欧州委員会で開かれたチェルノブイリ評価の資料をご存じでしょうか?http://t.co/bMt4UxA7 癌化以外の検討について、かなり詳しく最新論文が拾われています。

2011-12-21 06:23:24
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @issemasatsugu 特に注目したいのが、http://t.co/Kk9t4sSS IRSNで行われたバンダジェフスキー論文の再検証にあたる実験群と、大規模疫学調査です。

2011-12-21 06:24:40
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @issemasatsugu 大規模疫学調査については、まだ結論の用意がされていないのですが、ラット実験のほうは結果が出ていて、得られている知見は、バンダジェフスキー論文の再現はできなかったけれど、いくつかのフェーズでマーカーの反応がみられる。でした

2011-12-21 06:25:52
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @issemasatsugu 実際の論文をいくつか拾って読んでみると、「症状の発症にまではいたらないけれど、代謝に異常がみられる」とか「セシウム蓄積初期の期間に1.5倍~3倍程度の甲状腺への集中が見られる」等々です

2011-12-21 06:27:36
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @issemasatsugu 同時に、やはり10月に行われたICRPのシンポジウムでの発表をみると、実効線量委員会でhttp://t.co/fNxRVZYC 実効線量でのリスク評価に警鐘を鳴らす意見が提示されています。(等価線量を推奨)

2011-12-21 06:31:54
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @issemasatsugu このIRSNでの実験例がもし再評価されれば(微調整程度なんですが)実効線量評価の見直しとセットでくると、年間1ミリシーベルトの内部被曝制限値に境目あたりがその微調整部分にあたりそうな気がしてきます、、、

2011-12-21 06:34:27
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @issemasatsugu そもそもの値そのものが十分防護的に決定されている、という話は、ガン死レベルではそうなんですが、罹患率といったレベルでは議論が欲しいです。

2011-12-21 06:36:14
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @issemasatsugu もう一つは、チェルノブイリでのデータを探し始めると、いくつかの懸念点が浮かび上がってきます。一つは、ウクライナとベラルーシの違いをどう判断するか? もうひとつは癌化以外の罹患率をどう判断するか?です。

2011-12-21 06:38:18
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @issemasatsugu ウクライナとベラルーシを比較しますと、外部被曝量はベラルーシが大きいです。(降下量の質と量の差です)しかし内部被曝量はウクライナのほうが大きいです。この差は、摂取制限に対する政府の対応の違いでもたらされています。

2011-12-21 06:41:46
リーフレイン @leaf_parsley

http://t.co/cnaVFH1u 表9 集団実効線量の推定 (1986-1995)甲状腺への線量を除く   外部被曝と内部被曝比較http://t.co/L4ZDpGLc より

2011-12-22 06:34:27
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リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @issemasatsugu 両国の健康被害は?と比較をすると、社会情勢がかかわってくるので判断がしにくいのですが、少なくとも5歳児未満死亡率の変化をみるかぎり、ウクライナのほうが影響を長くひきずっています。

2011-12-21 06:43:03
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @issemasatsugu こうした疑問を払底させていただけるような議論が、どこかで欲しいと願うわけです。サーメ人の例はもちろん判断材料に値します。ですが両論併記型でもあってほしいです。

2011-12-21 06:44:46
m1se @issemasatsugu

@leaf_parsley @buvery 私自身、ベラルーシ・ウクライナの疫学はフォローしていませんので、参考になることは申し上げられるとは思いません。 ただ私が思うのは、相関関係にあるだけのものを、因果関係とみているような報告が結構あるのではないかということです。

2011-12-22 01:55:25
m1se @issemasatsugu

@leaf_parsley @buvery 今回の講演会の宇野先生の話にもありましたけども、ストレスによって体内のインターフェロンの値が変動するということです。 放射線由来以外で起こりうることは、冷静にその可能性を取り除いて議論する必要性を感じます。

2011-12-22 01:56:02
リーフレイン @leaf_parsley

@issemasatsugu できるだけ、事象としての報告を行っている調査を(評価はなく、ある程度公平な比較データを提示できるもの)をと心がけてはいますが、やはり報告者の恣意性はどこかで入ってしまうので難しいところがあります。

2011-12-22 05:02:17
リーフレイン @leaf_parsley

@issemasatsugu しかしながら、unscear2008 以降の調査、研究については、かなり公平な視点が保たれているものが多いのではないかと。ぜひそちらの検討は一緒に加えていただきたいと願います。

2011-12-22 05:03:56
リーフレイン @leaf_parsley

@issemasatsugu 例えば低線量被曝についてのhttp://t.co/Az1v5RtJ 報告や、六ヶ所村での外部被曝実験等々も、当然検討材料に入りますし、個人的には外部被曝的な危険については、現状ほぼ安心と思っています。

2011-12-22 05:05:49
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @issemasatsugu とはいっても、ウクライナがベラルーシよりも内部被曝値があがってしまったというのは、unscear2008資料からも明らかなので、その差へ着目した疫学データの比較は考慮したいです。

2011-12-22 06:27:02
リーフレイン @leaf_parsley

unscear2008 より ベラルーシの集団線量から中央値をとって人口推定 http://t.co/opmqwPvF

2011-12-22 06:29:10
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リーフレイン @leaf_parsley

unscear2008 よりウクライナの集団線量から中央値をとって人口推定(1986年と20年間累計) http://t.co/y4NIux2d

2011-12-22 06:30:26
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