漫画が受賞したとき、贈賞式会場で言ったんです。「だめだよ、並んで受賞者みたいな顔してちゃ」と。そこでの受賞者は、岡野玲子だけです。なぜなら漫画は、岡野さんの作品だから。獏さんは関係ないです。

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高千穂遙 @takachihoharuka

高千穂遙です。 姫様中心で投稿しています。ときどきアフィリエイトも混じったりしますが、ご容赦ください。(^^;

高千穂遙 @takachihoharuka

むかし「陰陽師」の漫画が手塚治虫文化賞を受賞したとき、贈賞式会場で獏さんに言ったんです。「だめだよ、岡野さんと並んで受賞者みたいな顔してちゃ」と。そこでの受賞者は、岡野玲子だけです。なぜなら漫画の「陰陽師」は、岡野さんの作品だから。獏さんは関係ないです。note.com/shuho_sato/n/n…

2024-02-02 21:00:11
リンク Wikipedia 陰陽師 (小説) 『陰陽師』(おんみょうじ)は、夢枕獏による小説。文藝春秋刊。平安時代の陰陽師・安倍晴明の活躍を描いた伝奇小説である。晴明のパートナーとして同時代の貴族で楽人の源博雅が登場する。初出は『オール讀物』1986年9月号に掲載された短編小説「陰陽師」(単行本収録時に「玄象といふ琵琶鬼のために盗らるること」に改題)。単行本は1988年に第1作『陰陽師』が刊行されて以降シリーズ作品となっている。 1993年に岡野玲子により漫画化された。テレビドラマ化や映画化、舞台化も何度かされている。 各作品のカッコ内は初出掲載 文 2 users 31
リンク Wikipedia 陰陽師 (漫画) 『陰陽師』(おんみょうじ)は、夢枕獏の小説『陰陽師』を原作とする岡野玲子の漫画。1993年から2005年に、『コミックバーガー』『コミックバーズ』(いずれもスコラ)、『月刊メロディ』(白泉社)で連載された。2006年、第37回星雲賞コミック部門を受賞している。2019年4月時点でシリーズ累計発行部数は600万部を突破している。 続編に『陰陽師 玉手匣』がある。 なお、夢枕の同小説の漫画化作品には他に、睦月ムンクによる『陰陽師 瀧夜叉姫』と伊藤勢による『瀧夜叉姫 陰陽師絵草子』がある(小説の記事を参照)。 5
高千穂遙 @takachihoharuka

獏さんは「そのとおりだけど、原作者なのにい」と言われてました。先にも書きましたが、アカデミー賞でも同じです。原作付き映画の演出については、監督が監督賞をもらいます。作品についてはプロデューサーが受け取ります。映像化された作品は独立した新しい創作物で、原作者は関係ありません。→

2024-02-02 21:04:13
高千穂遙 @takachihoharuka

仮にいま「クラッシャージョウ REVERSE」が何か賞をとられたら、わたしは贈賞式に一観客として出席します。当然ですが、壇上には行きません。それは針井佑さんの作品です。原作を渡して漫画化された時点で、それは独立した新しい作品になったのです。漫画化だろうが、映画化だろうが、→

2024-02-02 21:09:25
高千穂遙 @takachihoharuka

アニメ化だろうが、それは同じです。原作を他の創作者に渡し、あらたな作品をつくってもらったということです。それは渡した先、つまり漫画家や監督の作品であるということになります。そこに俺の原作だ。俺の作品にしろと言う余地はどこにもありません。「CJ REVERSE」は100%針井さんの作品です。→

2024-02-02 21:17:05
高千穂遙 @takachihoharuka

映像化の条件として、譲れない一線を伝え、それを守らせるというのは、渡す前の約束です。渡したあとは、監督をはじめとする映像スタッフと原作者のせめぎ合いになり、それを仲介するのがPになります。これは、前に書いたとおりです。クリエイターとクリエイターの意地が激突します。→

2024-02-02 21:28:46
高千穂遙 @takachihoharuka

これはいやだ、原作者である自分が絶対的に納得のいく作品をつくってほしいという人はスタッフしかありません。ワンピな人も、スラダンな人も、最終的にはそうされました。制作にかかわることなく外にいたら、映像作品は原作とは別物で、監督の作品ですから、監督の意思で必ず優位に立ちます。→

2024-02-02 21:31:01
高千穂遙 @takachihoharuka

これまた当然ですね。完成した映像作品は原作とは異なる独立した監督のものあることは先に述べました。ここ大前提です。しかし、原作者にスタッフに入れば、話は違います。一緒につくる仲間です。もちろん請け負った役割で発言力に差は生じますが、外から叫んでいるよりは意図が通じます。→

2024-02-02 21:34:46
高千穂遙 @takachihoharuka

役は、どこまでかかわるかでそのつど決めるしかありません。CJの映画では、シナリオの共同執筆者になりました。映画版のDPではダイアログライターになりました。DPテレビ版、OVA、CJのOVAでは何もしていません。なので、一言も口をはさんでいません。DPFで声優選定、ダイアログをやってますね。→

2024-02-02 21:39:45
高千穂遙 @takachihoharuka

DPのテレビ版では、制作に入る前のキャラ設定時にかかわっていますが、制作に入ったら監督が最優先ですから、衣装デザインも衿もとをあけたいという監督の要望で変更となりました。これは粘りません。なので、映画化では制作前に衿を閉じるよう条件をだしました。譲れない一線とは、こういうことです。

2024-02-02 21:48:27
高千穂遙 @takachihoharuka

以上、原作を渡し、他人のものとして完成する映像化作品に対し、原作者が持つ譲れない一線をどうやって確保するかという話でした。スタッフにならず、外から傍観者として見ていて、原作どおり、どこもいじらず傑作をつくってくれというのは、個人的には(ここ重要)無理筋だと思います。

2024-02-02 21:57:23
ゆうり @YouriGiulia

@takachihoharuka 漫画でも印税の取り分は原作者の方が多いケースがほとんどですね。ゼロをイチにする者が評価されるべきでしょう。

2024-02-02 22:00:42
高千穂遙 @takachihoharuka

@YouriGiulia 共同原作で5分5分です。既刊本原作だと漫画家さんが上です。他の方がどうかは知りません。

2024-02-02 23:22:45
panndayama @panndanoyama

@krym0249 @takachihoharuka @YouriGiulia すごく分かる話ですね テレビ局も納得な意見かと思います。 芦原妃名子さんも重々されていたと思いますが余程辛かったんだと思います。 理路整然と話されたら、ごめんなさいとしか言えなくなります。

2024-02-03 12:12:57
thirdky @robertsmithcurl

@panndanoyama @krym0249 @takachihoharuka @YouriGiulia 分かっていても許せなかった何かがあったのだろう 挑発的な投稿のような

2024-02-03 13:41:29
やまちー @yamach_yama

@robertsmithcurl @panndanoyama @krym0249 @takachihoharuka @YouriGiulia いや、そもそもドラマ化時にした取り決めを守られてなかった事が発端の話だから、単に原作者だから〜みたいな事で出てきた話ではないんやけどね。

2024-02-03 17:28:27
p-san@punipuni @PSNPNPN

@takachihoharuka 失礼ながらクラッシャージョウの場合は映画化前はほとんど知られていなかった印象で幻魔大戦のおまけで観た記憶があります。この場合メリットしか思いつきませんので原作者が納得していれば問題ないですが、今回のケースは元から多くのファンが高評価している原作者のため少し話が違うように感じました

2024-02-03 08:19:43
手兎良マジチキ@note @kairidei

@takachihoharuka しかし成功したときの手柄と失敗したときの責任は必ずしも綺麗な対称ではない。別メディアで成功してほしい気持ちと失敗してほしくない気持ちはそれぞれ異なる。たとえ日本人同士で日本語で話していてもコミュニケーションが最後まで取れる保証はない。人事を尽くしても天命は裏切ることある。

2024-02-03 13:38:36
蒼月紫野🌸水晶球占い師(Crystal Gazer)🌸 @blue_moonlit

@takachihoharuka わかりやすくお話ししてくださりいつも感謝しております。

2024-02-04 01:21:48
のんびり @nonbirimanabo

@takachihoharuka 作品と作者が混ざり合う瞬間に生まれるユニークなエピソードに心がほっこりします

2024-02-03 17:29:38
高梨周三 @englishdrape

@takachihoharuka 原作者の文章を信じるなら「こうしてくれ」と言ったことが何一つ守られてないわけで、それを「スタッフに渡っちゃったんだからしょうがないよね」で諦める気には到底なれないであろう気がします。

2024-02-03 05:52:19
らぐと @ragtorin

@takachihoharuka 高千穂先生と指摘する創作者としての視点とは異なる一読者の感想ですが、岡野玲子先生は獏先生と並んで授賞式に立ちたかったんじゃないかなぁと思います。 というのは、漫画全体から「これを描きたい」という強い気持ちを感じたので、獏先生と合作くらいの気持ちだったんじゃないかなと思うのです。

2024-02-02 21:57:48