夏目幸明氏『放射能除去装置』研究 最前線報告を読む

10月20日。G2の記事より。
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カイデュアイ @szkymdr

『西暦2192年、地球は異星人国家・ガミラス帝国の侵略を受け「遊星爆弾」による無差別攻撃で海が蒸発、放射線で汚染されてしまう。この時宇宙戦艦ヤマトが宇宙の彼方へ受け取りに行ったものこそが『コスモクリーナーD』と呼ばれる放射能除去装置だった。http://t.co/nhTdSYoJ

2011-10-20 17:21:26
カイデュアイ @szkymdr

『漫画の世界の話とバカにしてはいけない。たとえば『JAEA』(日本原子力研究開発機構)で行われている『核変換技術』の研究はこれに近いかもしれない。以前はこの研究を『(放射能)消滅処理』と呼んでいた。http://t.co/nhTdSYoJ

2011-10-20 17:22:10
カイデュアイ @szkymdr

『JAEAの研究者・辻本和文氏の言葉を借りると『核変換』とは、以下のような技術だ。「放射性物質を、放射線を出さない物質、もしくは半減期が短い物質に変えるんです」この研究が始まったのは80年代という。http://t.co/nhTdSYoJ

2011-10-20 17:22:47
カイデュアイ @szkymdr

『「発電のために核分裂させた燃料は様々な物質に変わります。ウランでできた1トンの核燃料を燃やすと、燃えなかったウランなどが約942キロ残り、もう一度燃料として使えるプルトニウムが10~11キロ、その他の物質が約47キロ生まれるんですね」http://t.co/nhTdSYoJ

2011-10-20 17:24:19
カイデュアイ @szkymdr

『「半減期が非常に長い物質だけ別の物質に変えるか、放射線を出さない安定状態にするか、半減期が短い物質にしてしまおうと研究しています。http://t.co/VLHzvGNk

2011-10-20 17:27:50
カイデュアイ @szkymdr

『ネプツニウム237(半減期214万年)やテクネチウム99(21万年)ヨウ素129(1570万年)などを、再核分裂・中性子捕獲して、放射線を出さない物質や、もとから自然界に存在する程度の放射線しか出さなくなる物質に変換する」(辻本氏)http://t.co/VLHzvGNk

2011-10-20 17:30:34
カイデュアイ @szkymdr

『核融合や核分裂では、物質が別のものに変わる。身近な例を挙げるなら「太陽」だろう。内部が地球上では考えられないほど高温・高圧のため、原子番号1番の水素の原子同士が絶えずぶつかって、原子番号2番のヘリウムが生まれるなどしている。http://t.co/VLHzvGNk

2011-10-20 17:32:44
カイデュアイ @szkymdr

『核融合の時、「質量欠損」と言って、物質が少しだけ軽くなり、失われた質量は、アインシュタインが導き出した「E=mc2」の法則により熱に変わる。核の世界では、質量はエネルギーに変換可能なのだ。http://t.co/VLHzvGNk

2011-10-20 17:33:47
カイデュアイ @szkymdr

『「核融合」の逆が「核分裂」だ。ウラン235などの重い物質が分裂し、二つの別の元素(核分裂生成物)が生まれる。核分裂でも質量が失われる場合があり、原発はその熱で電気を生み出す、というわけだ。http://t.co/VLHzvGNk

2011-10-20 17:34:32
カイデュアイ @szkymdr

『使用済み核燃料を5つに分ける。 1.ウラン、プルトニウムなど再び発電に使えるもの(98%) 2.パラジウムなど有用金属 3.セシウム、ストロンチウムなどの発熱物 4.半減期が数万年を超える放射性物質 5.その他半減期が比較的短い物質 http://t.co/VLHzvGNk

2011-10-20 17:38:28
カイデュアイ @szkymdr

『まず、1のウランやプルトニウムは、取り分けて再び使う。ちなみに六ヶ所村(青森県)の再処理施設ではウランやプルトニウムの分離を年間数百トン単位で行う計画で、これがいずれ日本の原子力政策の根幹をなすと考えられてきた「核燃料サイクル」だ。http://t.co/OfsQGozd

2011-10-20 17:39:21
カイデュアイ @szkymdr

『2は放射性物質ではなく有用だ。辻本氏によれば3も有用だという。 「数十年間熱を出し続けるので熱源として使うこともでき、その研究もされています。しかも2~4を分離してしまえば、廃棄物量は1/100程度に減らせるので最終処理場を小さくできる」http://t.co/OfsQGozd

2011-10-20 17:42:50
カイデュアイ @szkymdr

『ではなぜ、今まで実用化していないのか。 それは技術的な理由だ。ネプツニウム、テクネチウムなどの物質を核分裂させ、放射線を出さない物質、もしくは半減期が短い物質に変えるためには中性子が必要だ。 http://t.co/OfsQGozd

2011-10-20 17:44:43
カイデュアイ @szkymdr

『辻本氏「光速の90%くらいのスピード」の高速の陽子を「鉛・ビスマス」にぶつけ、中性子を出させ、核分裂しにくい物質を反応させ、反応で出た中性子がまた次の物質を反応させていく。まだ難易度は高く、「2050年頃に実用化できればと考えています」http://t.co/OfsQGozd

2011-10-20 17:47:06
カイデュアイ @szkymdr

『「原発に反対だからといって、核燃料の処理場やその研究に反対というのにも無理があります。これまでの発電ですでに『使用済み核燃料』はできています。我々はこれの処理も考える必要があるんです」 それは研究者として精一杯、誠実な言葉だったろう。 http://t.co/RMJkvuJm

2011-10-20 17:50:14
カイデュアイ @szkymdr

『「『モルデナイト』で汚染水を濾過すれば、水中のセシウムを除去できます」 白い粉末状のモルデナイトには、セシウムと同程度の大きさの孔がある。 「孔と言っても、1億分の1センチ単位なので目には見えないのですが、セシウムをしっかり捉えます」 http://t.co/0nTyvyGl

2011-10-20 17:55:50
カイデュアイ @szkymdr

『当面、この方法が使えるのは原発内にある「高濃度汚染水」の浄化だけだろう。そして、これはすでに福島第一原子力発電所で米キュリオン社の協力のもと、モルデナイトと同様の効果を持つ鉱物を用いて実施されているのだ。http://t.co/o0KB9myL

2011-10-20 17:57:18
カイデュアイ @szkymdr

『冨岡氏は、セシウムがなぜ生物の細胞へ濃縮されるのか、細菌をモデルに仕組みを解明する研究を行った。その後、細菌の力で水中のセシウムを微生物体内に集める実験を行い、条件によっては水中のセシウムの90%以上を微生物体内に濃縮することに成功したhttp://t.co/o0KB9myL

2011-10-20 18:01:59
カイデュアイ @szkymdr

『「日本の土壌は粘土鉱物が多く、セシウムが入る非常に小さな穴が空いています。だから土壌に取り込まれてしまう。セシウムが地表から5cm以上深くに行くことは少ないが、同時に土壌の中のものを再び出すのが難しい。ここに微生物が利用できる可能性が http://t.co/xtYRsyHS

2011-10-20 18:05:39
カイデュアイ @szkymdr

『知識なき議論の根拠は「感情」しかない。放射性物質には害がある。だが、原発は有用だ。この間で揺れているなら、なぜ、どれくらい怖く、しかしいかに有用で、どうすれば怖くなくなるのか、などがもっと報じられないのか。http://t.co/xtYRsyHS

2011-10-20 18:12:47
カイデュアイ @szkymdr

夏目幸明さん 『今回の事故を受け、多くの人は単なる恐怖心から原発に感情的な拒否反応を示しているように見える。 しかし、どちらもその前提となる知識を欠いているのではないか。十分な知識を踏まえたうえでの決断が、私たちに迫られている。 http://t.co/xtYRsyHS

2011-10-20 18:14:24