斉藤章佳が提示した非実在児童ポルノ規制論が正しくなく、斉藤章佳が提示した根拠がまともな根拠ではない理由。

るーでる＠柏葉(※パロディです） @rudel101

幼稚な循環論法に騙されないためにも論理学の初歩くらいは学校で教えてもいいような気がしてきた。以前にも指摘したが、斉藤章佳氏の論法は典型的な循環論法に陥っており、何も証明していない。 twitter.com/riprigandpanic…

内澤旬子/『カヨと私』発売中 @riprigandpanic

「小児性愛」という病: それは、愛ではない　斉藤章佳著 結構前に読了。あまりにも重く衝撃的内容で少し寝かせたかった。性犯罪者の治療教育に関わる著者が、関わってきた加害者達の"純愛だ"という思い込みによる発言だとか、犯行にいたるまでの状態だとかを細かくレポート。これまでの認識が崩壊。

2020-09-27 20:36:03

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小児性愛障害を患っている人ならば、児童ポルノを持っている確率は一般のそれよりも高いであろうことは自明の理であり、その中に「児童ポルノがその都度トリガーになるケースがある」としても、それはポルノが性犯罪を惹起しているという結論を導きだせるものではない。

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分かり易く言うと「巨乳好きは巨乳のAV女優が出演している作品を所持している」くらいのことしかいっていないのだ。

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「児童ポルノがその都度トリガーになる」ことを証明したいのであるならば、最低でも「児童ポルノを所持している人間がどれくらいいるか」を調査した上で「そのうちのどれくらいの人間が実際に性犯罪をやってしまったか」を調査することを最低限度の出発点にしなければならない。

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また、斉藤章佳氏の主張には「二次元の児童ポルノ」という本来の児童ポルノの定義から離れたものも見受けられるので、その調査には、漫画・アニメ・ゲームを含んでいなければならない。

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ちなみに、デンマーク政府はその医療機関と協力して「創作物が児童性犯罪に直結するか否か」の調査を行ったことがあるのだが、結論としては「直結しない」であった。言うまでもないが、この調査は斉藤章佳氏のそれよりも信頼性の高いものである。

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斉藤章佳氏が何を間違っているのかをより解りやすく描くと、氏は「性犯罪者のうちどれくらいがポルノを所持しているか」を調査しているのだが、これは、性犯罪者そのものを調べているに過ぎない。なのに氏は「ポルノは性犯罪を惹起する」という結論を導出してしまう。

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この場合、出発点とすべき調査は「ポルノを所持している人のうち、性犯罪を犯したものはどれくらいなのか」である。「ポルノが性犯罪を惹起している」という命題を証明するためには性犯罪者そのものの傾向ではなく、ポルノが人間に与える影響を調査しなければならないので、当然、こうなるのだ。

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つまり、氏は性犯罪者そのものを調査することはしていても、ポルノが人間に与える影響については何も調査していないのだ。これで「ポルノが性犯罪を惹起している」という結論を導出してしまうのは、明らかに間違っている。

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さらに、氏の「児童性犯罪者は児童ポルノを持っていることが多いから児童ポルノは性犯罪のトリガーになっている」という主張を次のように言いかえるとそのおかしさがよりわかりやすくなるだろう。「児童ポルノは性犯罪を引き起こす。何故ならば児童性犯罪者は児童ポルノを持っているから」

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先述したことだが、児童性愛障害を患っているものならば、児童ポルノを所持している率は一般よりも高いことは自明だろう。ならば、「元々、そういった人が児童ポルノを持っている」としか言えない。これは「ポルノが性犯罪を惹起している」という現象とはかけ離れている。

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つまり、氏は「児童ポルノが性犯罪を惹起している」という証明すべき結論を前提として論理を展開し「児童ポルノが性犯罪を惹起している」と結論を導出しようとしているのである。

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これは、循環論法と呼ばれるもので、何も論証していない。氏の主張は「児童性犯罪者は児童ポルノを所持しているが故に児童性犯罪者になった」と読み替えることが可能だが、これをさらに「AはBであるが故にAである」と読み替えれば、氏が何も論証していないことが明確となる。