ひごの屋 @higonoya さんが語る!:飲食店はソーシャルメディアそのものである。

私が連投した拙ツイートに対して、ひごの屋 @higonoya さんがきれいにまとめてリプライしてくれました。 関連リストは: ひごの屋なう! 感動のストーリー ポータルハッシュタグ勉強会副読本 http://togetter.com/li/29755 ひごの屋 @higonoya さん語る!「飲食業の商品は料理やドリンクではなく時間、そしてつながり。 http://togetter.com/li/32376 続きを読む
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プロローグ

ゆきのじょう @yukino_jo

「焼き鳥屋」という業態、特に「ひごの屋」という店名の中には「ソーシャル」は含有されているので重複表現かと。 RT @higonoya: 以前神田さんに「ひごの屋さんさーソーシャル焼き鳥って店のアタマに付ければいいのにー」って言われた… http://t.co/a3XhsUVz

2011-12-24 18:57:12

ゆきのじょうの連投ツイート

ゆきのじょう @yukino_jo

先日、「ソーシャル焼き鳥屋」という名前について、ちょっとだけ @higonoya さんとツイートしたことがありました。私はこの呼び名に大きな違和感を持ったのですが、そのあたりをつらつらと考えてツイートしていきたいと思います。(大?)連投にてTL汚しになることを予め失礼いたします。

2011-12-28 00:22:01
ゆきのじょう @yukino_jo

なお、該当ツイートはこちらです→ https://t.co/3kvptj5c

2011-12-28 00:23:02
ひごの屋 @higonoya

|壁|д・) RT @yukino_jo: 先日、「ソーシャル焼き鳥屋」という名前について、ちょっとだけ @higonoya さんとツイートしたことがありました。私はこの呼び名に大きな違和感を持ったのですが、そのあたりをつらつらと考えてツイートしていきたいと思います。

2011-12-28 00:24:12
ゆきのじょう @yukino_jo

まず「ソーシャル焼き鳥屋」とは「ソーシャル」と「焼き鳥屋」に分割することが出来ると考えます。「焼き鳥屋」とは何かという考察は後述するとして、前半の「ソーシャル」とは何か。ただの「社会的」という意味ではなく、「ソーシャルメディア(=以下【sm】)」の略称だろうという想像は容易です。

2011-12-28 00:25:01
ゆきのじょう @yukino_jo

さて、日経の「いまさら聞けない「ソーシャルメディア」とは? http://t.co/j8sZWQP5 」では「個人の情報発信がマスメディアのように多くの人々に伝わ」るものと定義し、「会話や考え、つながりが可視化された」事が重視されています。歴史的経緯も記述されてます。

2011-12-28 00:28:01
ゆきのじょう @yukino_jo

同じ日経関連の「ソーシャルメディア とは:ITpro http://t.co/xKFlfaUp 」では、「CGM(コンシューマー・ジェネレーテッド・メディア)とほぼ同義で」「ユーザーが情報を発信し」「互いの関係を視覚的に把握でき」「形成していくメディア」と定義されています。

2011-12-28 00:31:02
ゆきのじょう @yukino_jo

一方、「蔓延する誤った『ソーシャルメディア』の定義 http://t.co/MqJjvVdl 」よれば、「自称ソーシャルメディアマーケタ―たちのソーシャルへの見解は誤っている。CGMなどの『人が集まる場所』と、ソーシャルメディアの区別がついていない」と断じています。 →続く

2011-12-28 00:33:01
ゆきのじょう @yukino_jo

続→ソーシャルとは「実際の友人・知人との交流の」「閉じられた世界」であると定義しています。そして、CGM・UGCなどのインターネット上で知り合う他人(バーチャル)との交流の場は「インターネット的なもの」であり「人が集まる場所=無条件にソーシャル」は思い込みであるとしています。→続

2011-12-28 00:35:01
ゆきのじょう @yukino_jo

続→さらに「インターネットでは新たな情報に価値があり、ソーシャルネットでは友人・知人の動向に価値がある」として両者を区別する立場をとっています。この区別は「高校の特進クラスと普通クラスのようなものではなく、3年A組とB組、といった分け方」であると例えており、なるほどと思いました。

2011-12-28 00:38:01
ゆきのじょう @yukino_jo

さて、以上の3つの定義を眺めて感じることは二つあります。一つは最後の記事の解説にあるように、【sm】には誰もが納得する定義は存在しないということ。もう一つは【sm】と非【sm】との間は不可侵ではなく、流動的だということです。この二つの事実は【sm】を取り扱う上で重要だと思います。

2011-12-28 00:40:02
ゆきのじょう @yukino_jo

故に、【sm】という言葉を使えば相互同じ意味で使っていると考え、了解しているという前提で話を先に進めるのは、ちょっと危険な部分があるということになります。【sm】という名は一意ではないので、違う意味や定義であるかもしれず、そのボタンの掛け違いがないかどうかの確認はとても必要です。

2011-12-28 00:44:01
ひごの屋 @higonoya

@yukino_jo さんのこう言う連投をリアルタイムで眺めるの久々♪ワクワク♪

2011-12-28 00:45:55
ゆきのじょう @yukino_jo

そして、【sm】か、非【sm】かの位置は流動的であるので、何らかの時間軸なり、空間なりの別次元を用意した上でその断面で【sm】とその構成要素について議論しないと、何が要素かも分からぬままに「分かったような話」で終始し、結局何も得られない事になってしまうと、勝手に心配する訳です。

2011-12-28 00:46:00
ゆきのじょう @yukino_jo

以上の抽象論から今度は「ソーシャル焼き鳥屋」を例にとって考えてみます。「ソーシャル焼き鳥屋」は「【sm】を(串ではなく)駆使している焼き鳥屋」であると換言できるでしょう。では、「ソーシャルではない焼き鳥屋」もあるということになります。その差はいったい何なのでしょうか?

2011-12-28 00:49:02
ゆきのじょう @yukino_jo

もちろん分かりやすいのはツイッターやfbを使っているかどうかの違いという線引きです。でも、それらはツールでしかありません。ツールを使っているかどうかで【sm】と非【sm】が区別されるという定義は乱暴にも程があると思います。fbアカウントがあっても【sm】ではない店もあるでしょう。

2011-12-28 00:51:01
ゆきのじょう @yukino_jo

そして、ここが大事なのですが、ツイッターやfbなどのツールを使っていなくても【sm】的な展開をしている店だってあると思います。【sm】、非【sm】の違いに、空間的(地理的)広さが要件になるような定義は不自然と考えるからです。リアルなクチコミだけで【sm】的な店もあるでしょう。

2011-12-28 00:53:01
ゆきのじょう @yukino_jo

例えば、先日友人に勧められて行ったカレー屋さんでは、味が良く接客も素晴らしいのですが、ツイッターやfbはおろかサイトすらありません。でも人々は評判を聞いて来店する。初めて来店してもオーナーは気さくに話しかけて常連と話す時間をほぼ同じにしている。客同士も会話が始まっていました。

2011-12-28 00:56:01
ゆきのじょう @yukino_jo

何より印象的だったのは、入店してくる客のすべてが笑顔で入ってくることでした。客は口々に「また来たよ」「ここで食べないと年は越せないからね」等々、社交辞令もあると思いますが、オーナーの素直な反応の言葉が気持ちよいので、店内は明るくなります。また各テーブルへの目配りも良かったです。

2011-12-28 00:58:00
ゆきのじょう @yukino_jo

このお店はいわゆる「ソーシャル」を具現化していると思いました。ネットやソーシャルメディアを使わなくても、ほぼ満席。客も楽しく語らい、居心地がよく、「また来ますね」と自然に口にしたくなる。飲食店という存在がリアルなつながりを演出してくれるという典型だと思いました。

2011-12-28 01:00:00
ゆきのじょう @yukino_jo

私は、【sm】というものは古くから存在していたと考えます。第三定義で「リアル」が強調されていることから、そう考えても良いと思います。インターネットというプラットホームが出来ることで変わった(=【sm】が注目された)のは第一、第二定義が言う「可視化」という点であると思うのです。

2011-12-28 01:03:00
ゆきのじょう @yukino_jo

ツイッターやfbを使ってなくても、インターネットがなくても、「【sm】的焼き鳥屋」というのは存在しただろうと私は考えます。ならば、その「焼き鳥屋」は、わざわざ【sm】を冠する必要があるのかどうか、という疑問に行き当たります。そこで続いて「焼き鳥屋」とは何かという考察になります。

2011-12-28 01:06:03
ゆきのじょう @yukino_jo

①焼き鳥屋は確かに鶏肉などを焼いて供する飲食店です。では、お客が一列に並んで出てくる焼き鳥をただ黙々と食べるだけで、それが美味しければ良い「焼き鳥屋」なのかというと、それはちょっと違うのではないだろうかと思うわけです。美味しいというのが焼き鳥自体の品質だけでは決まらないからです。

2011-12-28 01:08:00