デカルトいじめてみた。そしたらテツガクになった。

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

｢”何が正しい”とかじゃない、生きろ!」(ニーチェ)　｢なくなれ、階級｣(マルクス)　「存在(ある)とは何か」(ハイデガー)　「決めつけないで見つめてみよう」(フッサール)　「字面でテツガクするな!」(ウィトゲンシュタイン)

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フロイト「奥底に見知らぬ"es"(それ)がある」　ユング「心の奥底は皆つながっている」　レヴィ=ストロース「生き方とは”しくみ”である」　ソシュール「言葉は”それそのもの”を意味しない」

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アルチュセール「問うてるんじゃない、答えさせられているんだ」　デリダ「ズ　レ　て　い　く」　ドゥルーズ「飛び回れ、駆け巡れ!!」　フーコー｢権力をぶち壊せ｣

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バタイユ「ムダ、無意味こそ人生だ!!」　バルト「いろんな”読み”で新たな見方｣　バシュラール「詩には詩の世界がある」　ジンメル「なんだって哲学だ」　レヴィナス「他人とはなにか　他者とは何か」　クリステヴァ「コトバ、どんがらがっしゃーん！」

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アレント「”皆そうしてるから”って、ほんとにいいの?」　アドルノ「他にはできない”オンリーワン”めざせ」　ベンヤミン「藝術に異彩を」　ラカン「ここに”私”はいなかった」　メルロー「世界は”カラダで”感じよう!!」　ロールズ「やっぱり”自由”と”平等”だ!」

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ポパー「つねにどこか”まちがって”いる!!」　クーン「科学とは”どんでん返し”だ!!」　クワイン「認識論を立て直せ」　ルカーチ「モノだらけ化の社会にならないように」　ハーバーマス「わかりあうためには話し合おう」

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いろんな現代思想をひとことにしてみた!ｗ

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デカルトいじめを風呂の中で。「われ思う=われあり」…さてと。どうしてこれに至ったのかと言うと、まず感覚とか単純な知覚した諸々がちょっとでも疑わしかったら偽、ってな方法でいろんなものを「ホントに信じてええんかいな」的に疑ってみたわけだ、彼。

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それやって、いろいろ「やっぱ疑わしいわ、これただしうないわ」ってペケ印つけていく。あれでも計算式って絶対正しいじゃん、科学も客観的じゃん｡…で終わればよかったのに｡デカルトときたら「いや、神が俺にそう思わせてるだけかもしれないじゃん!」((;ﾟдﾟ)ﾎﾟｶｰﾝ

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ぶっちゃけ誰が１+１＝２って決めたんだよ。もしかしたら３かもしれないじゃん４００３４２かもしれないじゃん0.000000000000001かもしれないじゃん(デカルト)…ﾌﾟｷﾞｬｰｗｗでもまぁお気持ちは分かります。

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その疑い方ってパトナム脳なんですよね。所謂RefRainもこんな感じ。たとえばティが「ここが私が住んでる世界!」とMRSで言ってたとして、「でもホントかなぁ?」ってなわけです。ミリア(だっけか)が直後にこう返してますよね、「でも人類はMRSに全部滅ぼされたって聞いたけど」｡

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この際、たとえばティが自分がその世界に実際に身体を持って生きていると「思って」いても、それは実はMRSのプログラムの送ってくる電気信号に過ぎなかったって可能性がいつも孕んでるのです。それを疑っているわけです、のこりの二人が。

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デカルトもちょうど同じような問いを立てたんですよね｡此の世は悪霊が作ったかもしれん、と思ったりして、マジで全部正しい物なんて探せないのかも～、っていう風になっていく。ところが、ここで逆転ホームランを打つわけだ(By　戸田山先生)

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「１+１もだめ、頭で考えてるのが人間だった説もダメ、物が落ちるのは引力の清田からもウソ…じゃあもしかしてここにオレがいるってこともウソなんじゃね?!…ん?でも俺、今疑ってねぇか?疑ってるの誰だ?悪霊?違くね?俺じゃね?　そうだ!俺だ!」

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疑ってるの誰ですか→俺　⇒疑うなんかがいる、ってことですよね⇒それって「俺」じゃねぇの?!　そうだ!疑ってる(≒考えてる、思ってる)俺がいる(ここかどうかはどーでもいいや)ってことはと・り・あ・え・ず正しい!ﾋｬｯﾊｰ!ってなわけですよね。「俺思う、だから俺ガイル｣ｿﾆｯﾌﾞｰ!

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で、そっから演繹法の発想も出てくる。てか演繹法演繹法言うけど演繹法って要するに論理的推論のことで、所謂アリストさんの３段論法とかがそうなんだよね｡確かであることを軸にして、そっから分かることを筋道立てて調べていく。

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「人って死ぬよね(よね≒(大)前提)」「でさ、ソクラテスって人じゃん」「だからさ、ソクラテスって死ぬんだよ(だって人だし死ぬし)｣てなやり方のこと。本当は１５種類とかあるんだけど一応略｡

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で、じゃあそれが「正しい」ためには大黒柱となる大前提がしっかりしてなきゃアカンわけだ。で、その基盤をどこに置くの?っていうときにデカルトは「考えてる俺を中心におけばいいんだよ!」っていうアイデアを出す。

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でも待てよデカルト。そんなこと言ったら「われ思うゆえにわれあり」が確定しなきゃどうやら「1+1=2」も確かめらんないとかってことになってんじゃん。下手すりゃ「俺がいるから世界がある」…ってぇ…ずいぶん身勝手にもなっちゃうぜ。

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デカルト「いやそんなことないよ、だから何度も言ってるじゃないか、ちゃんと確かめて正しく考えれば…」悉「なんで?」デカ「ゑ?　そりゃぁ…だって、それは神様が決めてくれてるでしょ!全知全能の神が!!」←悉「へー。じゃあ、なんで全知全能の神がそうしてくれたって言えるわけ?」←デ「ゑ」

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たぶんデカルトは「えーっと…だって、そうだって考えられるじゃん、神って一番すっごいやつだから、何一つ間違ってないんだよ｡人間じゃないし｡だから、その一番正しいということを教えてくれる神の想い(観念)が想う我に効いてるのサ」って言い出す。

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

ここでボクは思う。「ゑ?絵?ちょっとええですかいデカルトたん、あらゆる君の演繹がそうなんだけどよ、君の演繹は神がそうだとしたものなんだよね?でもなんで神がそうさせたと言えるのかと言えば、僕らがそう思うからなんだよね?」

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「神がいるからアンタが想う、のか、アンタが想うから神がそうしたと言えるのか…どっち?ぐるぐる回ってるんじゃありまへんか」コレが、一般的なデカルトのイジメ方。

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でもこうしてデカルトいじめたのって結構重要で、これはけったいな問題をテツガクに永遠に仕込んでいるっていう、デカルト地雷(?!)の確認でもあったわけだ。①私とは何かがわかる②世界とは何かがわかる③神がいることを証明できちゃう④一番正しい知識の知り方を確立できる

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

等々、いろんなことが「我思う　ゆえにわれあり｣の可能性としては孕まれてたからなのだ。我中心にして世界考えられる。つまり正しい知識を自分ひとりでやりきれる。でもキリスト教の国々の思考だからか、神の存在も証明したくなるけど、できる。…超ワガママだなこれww。