デカルトいじめてみた。そしたらテツガクになった。
- L_O_Nihilum
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で、今循環していることを暴いたわけだけど、まぁねぇ デカルトってかわいいやつで。「我思う 故に我ありだぜ!!」←悪霊「それも思わせてるだけですよーん」ってなったら?デカ「いや、いくらでもすれば?でも疑う俺は消し切れないぜヒャッハー!!」悪「うん知ってる」デカ「ゑ」
2011-12-30 00:43:51悪霊「だから、そうだとしたら、ホンットに信じていい真なる信念(要するに一番正しい知識のことです)って”考えてる俺がいる”しかなくね?なんかすっげー淋しかね?」 デカ「…ソレイワナイデヨママン…(涙)」(註:デカルトは病弱で孤独,恋人にも恵まれず引っ越し屋だった)
2011-12-30 00:46:27こんな話が、ナゼかヨーロッパ中の哲学を大騒ぎさせてしまった。ていうかそういう意味では哲学の世界って永遠のデカルトブームですよね(プラトン「俺は?」タレス「俺忘れるなし」)
2011-12-30 00:47:44でもそれはどんどん決着がついていく。つまり、「コギエルとか嘘っぱちだったーw」っていう方向に徐々になっていきます。まずカント。「神間違わないけどそれでも1+1=2世界で1+1を3にはできないよ」→「で、ものの視方はカテゴリーだよん、神は一応正しいってことで」
2011-12-30 00:49:26ヘゲ「自分勝手になっちゃうからあかんねや。でもミスをするたびに成長するだろ!!それで世の中を成り立たせればいいのだ!国家マンセー!絶対精神マンセー!」
2011-12-30 00:50:27ショーペン「はぁ?ヘーゲルとか言ってしねばいいのに。何が歴史が哲学だよ、ドイツが最高だよ!ナポレオンにぶち壊されてんじゃねーかwwwワロスww意思だよ。生きる意志が鏡に映る。それが世界だよ。物自体≒俺だよ。デカルト…とは違うけど。」
2011-12-30 00:51:50ニーチェ「ショーペン師匠!そうだよ!神も倫理も理性も道徳も全部ゲテモンだよ!てかとっくに神死んでるし!俺らが殺しちゃったんだし!ニヒリズムヒャッハー!!そんなことよりメシ喰おうぜ!死んじゃったらなんも意味ないし!てか意味とかカンケーねー!」
2011-12-30 00:53:25この恐るべき「ニーチェ・パニック」(?)によって西洋哲学は人生に目覚めるが、またしぼむ。ハイデガー「そうだ、”退かぬ、媚びぬ、だ!!」サウザー「省みぬ!は?」ハイデ「省みなかったら現象学も存在もないじゃん」サウザー「」
2011-12-30 00:55:27サルトル「そうだよ!人間こそ時代を切り開くのさ!俺らは作ってく存在、実存主義だぜ!」←…ところが。 レヴィ=ストロース「思い上がり無反省乙wwww」レヴィナス「マジで省みぬSoutherになっちゃったなww北半球の人なのにw」フロイト「同意」
2011-12-30 00:56:59「デカルト流私」じゃない形で「デカルト流私」をなんとか保とうとするいろんな努力が、ぽしゃーん。っていうのは、私って、此処にいるのかあそこにいるのかは置いといたとしても、考える当人、つまり「主体」ではあるから。「実存」といえば「主体」。「主体」といえば「実存」。あぁ…。
2011-12-30 00:58:27で、批判で穴ぼこ見つかったら「じゃあ「我」の定義を変えようぜ!変えればまだ我を保てるさ!」てな言い訳ゲーム…もとい、言語ゲームが始まっちゃってて、それ散々「やめとけ」ってニーチェもレヴィもフーコーも言ってるのに、言うこと聞かなかった、と。
2011-12-30 00:59:39でも黙らなかった。寧ろウィトゲンシュタインのせいで。せいで、というかおかげで。そしてレヴィのナスとかラカンとか出てきて「いや、他者こそ私…てか私なんて実はいません。それは他人から見つけていくんです」っていう方向になっていく。
2011-12-30 01:01:21デリダ、フーコー、バフチンもそう。ウィト様は天下の言語哲学者だが、言葉と他者周辺考えてたのは彼らも同じ。自分の想い、という脈打ちで「俺の歌を聴けぇっ!!」って言っても、歌ってパロールだしパロールはエクリチュールだし。それはそもそも○○語と言う地点でオリジナルじゃないし。
2011-12-30 01:03:16実はオリジナリティなんてなかった、「私」しかない、「私」オリジナルだ!って言ってるその言葉も、実はすでに誰かが使ってた言葉だったりだし、そもそも日本語だし、その日本語って漢字からパクってて…じゃあオリジナルって何?(≒私って何?)
2011-12-30 01:04:35こんな感じで、私なんていなかった方向にすっ飛ぶわけです。哲学は。どんどん「俺なんていない」論になっていきまふ。 「パクりパクられ生きていく」ルートに。
2011-12-30 01:05:21てか、もともと私なんていないかもしれない、ていうこういう精密な疑い掛けのことを「脱構築」などと言うわけですけどね。
2011-12-30 01:06:13でも、それには決定的な弱点がある。ベンヤミンとかアドルノとかアレントみたいな消費社会論的な方向に行って、しまいにあずまんルートになるから?そういうところじゃない。問題はもっと根本的なところ。
2011-12-30 01:07:28ここでデカルトの偉いところがまた見えてくるのだ。もしデカルトさんが現代思想を網羅して最後までその話を聞いて納得したとして。デカルト「うんわかったwwwじゃあもしかしたらそういう意味での我っていないかもしれへん。じゃあ、いないと思ってみてくださいよ。できまっか?」
2011-12-30 01:08:37デカ「ほな、デリダはん」デリダ「ゑ?だってこの想いって借りモンやで」デカ「借りモンって思ってんのはだれか訊いとるのけ」デリ「だから、俺やあらへんのちゃう?」デカ「ちゃうちゃう、今そう思ったの誰?ってか、今そう考えてるの誰?」デリ「誰とかやなくて」デカ「だからちゃうて」
2011-12-30 01:10:47…言語ゲームが違うからああなる;;;wデリダは言語ゲームに迷ってるんですが、デカルトは完全に自分の言語ゲーム上に座ってて、それに気付かずに言葉尻だけデリダと一致して話をしてることになる。その言語ゲームって、まぁ「コギエル」ですわ。
2011-12-30 01:12:12で、すごいのは、この「コギエル」ゲーム、ちゃんと生活形式に則ってるからウィトゲン的な意味でも「テツガクじゃない」んだよ。梯子が無いから。デリダのそれは、「ハシゴ」付きのそれ。どういう梯子かというと、「脱構築」っていうのがそれだ。
2011-12-30 01:13:48てか現代思想ってみんなこんなところで私を消し去っていくんだよね。でもじゃあ聞くけどさ、消し去ってる何か。つまり、脱構築とか消し去りとかエポケーとか…何でもいいけどさ、それをやってる当人は誰?…ていうと、彼らの言語ゲーム故、そっから逃げてしまう。
2011-12-30 01:14:57『だって、脱構築って作用だよ?誰がやってるってこととか以前に、脱構築だよ?ほら今すでに世界が脱構築…』←「だからそのだつこちあk¥rこたkとあksd・・・ああもうなんでもええけどよ、それをテツガクしてんの誰だっつってんの」
2011-12-30 01:16:10