紅白レディーガガ日本語歌詞を巡るツイート~ブレンダ編
- hibari_to_sora
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『「本来性的指向であるものをあえて性的好みと呼んだことはおかしい」というNHK批判には同意出来ない』 マサキさんの言ってることは正しいな、これは…。ただ、私は性的指向と呼ばれているものが、「本来から性的指向」(つまり根本主義的に)だとは考えていないけどね。
2012-01-01 18:12:03ここでコゲさんが私に伝えようとしていることも http://t.co/inUduVZb マサキさんの言わんとすることにちょっと関係があるんじゃないかなって思います。
2012-01-01 18:13:32LGBTにおける「性的指向」は「本来でそうあるべきもの」でもなんでもなくて、実は「性的指向」と言う言葉、概念で「変態」を「トレードオフ」してるだけなんですね。「変態」「嗜好」に文化的背景があり、それで社会性や立場が担保出来るなら、トレードオフの必要性は生じなかったでしょう。
2012-01-01 18:53:30NHK批判も「性的好み」に対して、「性的指向」やLGBTの文脈を応用出来る、というだけなんですね。しかし「変態」であること、「好色」「嗜好」であることは、そんなにも「恥ずべきことなのか」。マサキさんの指摘はまさにクィア(変態)がLGBTを批判した歴史的立場を体現していますね。
2012-01-01 18:58:57@hibari_to_sora 僕は歌詞を変えた意図があるとすれば、それは字幕にする都合上のものであって、意味が変わってしまったのは訳者が性的嗜好と性的指向の違いを知らなかったためだろうと考えるのですが、どう思われますか? もちろん気づかなかった放送局側に過失はあるわけですが。
2012-01-01 17:53:20いや全くそう思いますよ。ただ余裕があったとしてもゲイとかノンケ(あるいはストレートとか)、ビアン、バイ、トランスジェンダー、などいった言葉は使えなかったんじゃないかなあ。ただ「性的指向」では一般の人は何を言ってるか判りませね。 @mandel59
2012-01-01 19:07:12あのNHKの訳がひどいものだ、ということを説明するときにLGBTの文脈や、性的指向の概念が応用出来る、というだけの話で、じゃ訳が『性的指向なんてどうでもいい』だったらいいのか、というと、それはそれで問題があるでしょうね。
2012-01-01 19:25:46あと「性的嗜好」でも「性的指向」でも、あるいは「性的好み」でも、そのいずれでも「トランスジェンダー」のように「性別を変える」というような行為や人生は、表現したり要約することは出来ないんですよ。「性的好み」や「指向性」で理解、表現出来ることは限られてるんですね。
2012-01-01 20:30:47「性指向性」は様々な欲望の在り方をある側面からのみ捉えるひとつの「単位」でしかありません。マサキさんは人の特性(「属性」でもいいかもしれません)に対する知の在り方が差別構造に深く結び付いている、と批判しています。たぶん、コゲさんもよく似たスタンスではないでしょうか。
2012-01-01 22:50:13「性指向性」という「知の単位」がむしろ「差別される同性愛者」を創り上げ、作り上げられた差別に対する「反差別のレトリック」を再生産し続けて来たのです。おそらく、そういう批判だと思います。わたしなりには、そのように受け取れます。 http://t.co/fi6lJMhI
2012-01-01 22:51:10「性的好み」や「性指向性」で超要約出来るのはLGBTのうちLGBまでで、異なる問題系にあるTのトランスジェンダーは表象出来ないんですね。でも訳者は特別にトランスジェンダーだけを除け者にしようと思ったわけでもなさそうです。そこはどうでしょうか。
2012-01-01 22:51:58「性的嗜好」と「性的指向」を間違えた、というのは変ですよね。ゲイ、レズビアンなど、直接的な表現は避けたかったと思います。しかし、あの超訳は、むしろ何も知らなくて、レイディーガガ風味を万人のために要約しようとして、結果的にああなったんじゃないでしょうか。
2012-01-01 22:57:49でも「性的好みなんてどうでもいい」とは受け取り方次第で意味が両極に振れてしまいますね。だいたいLGBTに代表される典型のタイプはむしろ「性的好みに最も拘る人たちだ」とも言えそうですよね。「どうでもいい」も何か変ですよね。どういう訳なら良かったのでしょう。
2012-01-01 22:59:08「性指向性や性自認なんて関係ない!」なんて訳だったら、一般の人には説明にならないし、そもそも元の歌詞が伝えようとするテーマからも外れてしまわないでしょうか。この歌は「そう生まれたこと」や、様々な生き方を広く前向きに捉えようとしている歌です。
2012-01-01 23:00:55どういう訳が良かったのか。それはNHK的コンプライアンスにも引っ掛からず、判りやすく、短い言葉で、多数派にも少数派にも納得が行き、なおかつトランスジェンダー他、無数の性的少数派を排除しない超訳だ、ということになります。これは難しいでしょうか。
2012-01-01 23:02:29「性別なんて自由でいい!」これならどうでしょうか。これでも多数派、少数派含め一部の人たちは不満かもしれません。「国籍なんて自由でいい!」「肌の色なんて自由でいい!」どのように生まれたとしても、誰を好きになろうと、それは自由で正しい。あの歌はそういう歌ではないでしょうか。
2012-01-01 23:12:11多数派、少数派含め、出来るだけ多くの人が納得するためには「出来るだけ普遍性の高いことを言わねばならない」と思います。一見、万人向けですが「性的好み…」は限られた人しか納得しない普遍性の低い言葉ではないでしょうか。だから「ひどい」と思う人が少なからず生じるのではないでしょうか。
2012-01-01 23:23:28翻訳とは何か
※何度も言っていることですが「翻訳するな」ということではなく、どんな意訳が好ましいと言えるのか、という議論です。翻訳とは何なのか。もちろん、そこに限界があること、それでもガガのパフォーマンス性やアート性が素晴らしいとか、そういうことは大前提の話です。
あれを見て何も心に引っ掛かりを持たず、ガガのパフォーマンスに感動したって言えるのは多数派の心理ですね。その陰であの訳にガッカリした少数派の中でも一部の人たちの存在に目を向けたとき始めて生じる疑問と思考だと言えます。 @carpe_diem435
2012-01-02 01:04:46@hibari_to_sora 私もあの翻訳には疑問があったので、端的に言えば「翻訳なんだから、その不正確さが嫌なら原文見ろ」という意見は的外れだと思って、RTしたんですよね。翻訳の背後にあるものを批判するのがTLの流れの筈なのに。
2012-01-02 01:22:52これはある人のTweetの引用です。『あの時、一瞬時間が止まった様に目に飛び込んできた「性的好み」の文字が改めて観てみるとスッと一瞬出ているだけだった。それ程私はゲイ・ストレート・レズビアン・バイ・トランスジェンダーという文字が出ることを心待ちにしていたのだと思った』
2012-01-02 01:09:51きっとほとんど多くの人が目にも止めなかっただろう言葉、出来事で無数の小さな魂が傷付く。そこに世界があることに気付いて欲しいのです。そうした局面に立つとき「翻訳者」の使命は重大なものなのです。そうでなければ、文学、いや、そもそも芸術や学問の価値など一切ないと言えるでしょう。
2012-01-02 01:14:35全くそう思います。あれはあれでいいけど、もちろん多くの違和感を抱いたセクマイも含め、それは判ってると思うんですよ。でも理由はどうあれ、NHK的オフィシャルなコードでフィルタリングされたわけですよね、自分たちは。それをどう考えるか。 @carpe_diem435
2012-01-02 01:32:40