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富野由悠季氏や松本零士氏から持論への反論的意見があったことを、手塚治虫氏から怒られたという武勇伝に捏造する唐沢俊一氏
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dobugawa_ilias
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もう何年も前に報じられて有名な話だと思ったのだが、すぐ流れて行って忘れ去られるのがネット情報。定期的に再アップされるのが大事なのか。 衣塑子の弟【望月龍平氏】「原爆は落とされたんじゃなく打ち上げたのです。それを爆発させたのは日本ですよ。本当の悪は誰でしょ」 japannewsnavi.com/6861-2/
2024-06-07 00:17:54鏡、置いときますね。
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まあ、昔私がテレビアニメに辛口批評書いて投稿したとき、手塚治虫御大から「アニメ作ったこともないのに勝手なことを言うな」と怒られましたから(笑)。 x.com/applemightyjac…
2024-06-07 11:09:17![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@QMb170343 てか、政治家以外政治家の批評は出来ないって言ってるのと同じなんですがね。町山さんは気づいてないだろうけど。
2024-06-07 11:05:22![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
漫画についてだったら手塚先生、こんな理不尽は言わなかったんじゃないかと思う。「漫画は正妻、アニメは恋人」と称していたからこそ、恋人についての批判には正気を失うような精神状態になるわけで……「漫画の神様」もそこはそれww x.com/QMb170343/stat…
2024-06-07 15:29:40実は唐沢俊一の初期の持ちネタのひとつに、「ガンダム論争」で手塚治虫に叱責された、というのがあるのだ。たとえば、唐沢商会『脳天気教養図鑑』(幻冬舎文庫)ではこんな具合である。P.70〜71より。
そんな神様ではあったが私が学生のころ某情報誌に日本のTVアニメを批評した文章を投稿したときいろいろアニメ作家の方から反論がきて大塚康生氏や富野喜幸氏にまじって
手塚治虫もかなり激越に私の意見を詰られ「人の創ったものをファンが批判する権利などない」といった意味のことまで書かれていた。
私の感想としては「おっさん何を言い出すんじゃ」というようなものだったが
俊一「大好きなアニメーションのことけなされると(原文ママ)もう頭に血がのぼっちゃったんだろうな…と今は思う」
俊一「しかしまあ手塚治虫にそういうふうに反論されたってのは記念にしていいかもしれない」
別の場所でも同じように「手塚治虫に批判された」と書いているらしい。では、本当にそうなのかチェックしてみよう。
劇場用アニメは、殆ど見ています。TVもなるべく見るようにしているんですが、ロボットやらなんやら、区別が、もうつかないほどですね。しかし、今よくやるTV版の作り直し、「キャプテン」とか「ガンダム」とか…ああいうのだけは見ません。意味ないですよ。だいたい、今の日本の劇場・TVアニメーションは海外では少しも通用していない。あちらで上映されることがあっても、殆ど製作者名もなにも出てこないし、あちこちカットされてしまう。“作品”として扱われていませんね。なぜなら日本の場合、確かに技術的には高い筈ですが、なんといっても動きが悪い。玩具は売れるのかもしれないが、どうも動きがチャチだという評価は免れない。それにアニメーションの特質という点で考えれば、日本のそれは、やっぱり独特なんだろうね。要するに、アニメと劇画がごっちゃになっていて、ただかっこ良さだけで見せようとする。他方、見る側では、TVアニメで育ってきた今の人達が、アニメに何を求めているかというと、物語性であって、決して“動き”そのものじゃない。
だけど、アニメーションの良さというのは、ストーリーやテーマなんかよりも、まずそれが動くことだと思っている。これはやはり製作者の視点だからといえばそうだが、だからこそどうやっておもしろく動かせるかということを、創る側はもっと考えるべきなんだ。そういう意味で劇場用アニメが増々、TVアニメの焼き直しみたいなものばかりにされちゃうような土壌がまず問題にされるべきじゃないか。どうしてもストーリー中心になってしまうから、テーマが重いだとか、深刻すぎる、などという批判も出て来てしまうんだろう。確かに僕自身も日本のアニメーションにはユーモアが足りないと思う。そうしたことを含めて、もっともっと、製作者の姿勢が追求(原文ママ)されていかなければならないのだろう。
見る側にはあれこれ要求したくはないんだけど、例えばSF大会なんか開かれても半分は「ヤマト」「ガンダム」ファンで、SFなんて全く読んでいないという人が多い。そうしたものをSFとみなしたとしても、SFにかっこ良さだけを求める風潮は、どこかおかしい。それにアニメのマニアと言われる人達が、YouとPiaなどの場を借りて、自分の意見をやけに押し付けようとしている。だいたいマニアってどうしてあんなに圧力をかけたがるのか、アニメーションの場合、特にそんな気がするけど、そういうのは意味がないね。
ともかく、プロの作り手は、今のアニメーションで満足していてはいけないよね。そして、観客サイドも、色々な見方が出来て、もっと、様々な議論が出てくるといいね。
手塚治虫はファンが意見を語ることを歓迎しているのだ。だから、唐沢俊一が「手塚に人の創ったものをファンが批判する権利などないと言われた」と言っているのは明らかに誤解である。唐沢も『あえて「ガンダム嫌い」の汚名を着て』を書く際に『ぴあ』のバックナンバーを調べて誤解していたことに気づいたのだろう。このように弁解している。
(前略)手塚氏に至っては、
「見る側にあれこれ要求したくはないが、マニアというのはどうしてあんなに圧力をかけたがるのか。こういう場を借りて、自分の意見を押し付けようとしている」
と、ファンの側を批判するような発言をしている(僕は「神様」などと呼ばれている人物の、あまりに非論理的なこの発言に仰天するあまり、もっと激語で批判されたと思い込んでいたが、今回十数年ぶりに読み返すと、それなりに手塚さんも当時のアニメ界の状況に困惑した感想を抱いていたことが分かる。要は、この“状況”を作った元の人物として「あなたの言うこともわかるが……」という苦衷の発言だったのだろう)。
事情を知らない人が読んだら、何をゴニョゴニョと長ったらしく言いわけしているのか奇妙でしかないだろうが、つまり「手塚治虫に批判された!」とさんざん騒いでいたのに、実はそんなに大したことを言われていなかったと気づいて慌てているのである。しかも、勘違いしたのは手塚治虫のせいであるかのように言っている。
「手塚治虫氏から怒られた」という話は嘘のよう。
どうして唐沢俊一が手塚治虫についてあんなにこだわったのかわからない。実は松本零士の方がファンに対してもっと厳しい言葉を浴びせているのに、そっちをスルーしていたのは何故なんだろうか。
論争については、こうでなければいけないというのが前面に出てくると、やりようがなくなると思います。こうでなければ、と云う人は、御自分でお創り下さい。そういう不満から次の作品が生まれる訳ですから。つまり、ある一つの方向とかジャンルについて不満が出るのは当然なんです。ただそれを別の傾向の人間に強制するのは非常に酷です。いろんなタイプのアニメーションがあっていいと思う。“本当の漫画”だとか、“漫画とは”とかいう論議がなされる時、それは一つの意見の強制、押しつけになりがちなんですよね。
それから、いろんな論議がある時に、ある部分を欠席裁判にするのは良くないですよ。ひとつのマスターベイションと思えばいいけど、やっぱり公の誌面に出る時はねえ。欠席裁判を受ける方はたまらない。作り手の側にも生活がかかっているなど、様々な事情が絡み合ってるということを見落してしまう訳ですよね。単純に理屈通りに割り切れないこともあるということをわかって欲しい。それほど気楽な世界じゃない。それこそ漫画を描いている方がなんぼ気楽かしれん。本当、こういうアニメ論議っていうのは恐ろしくなるよね。
唐沢俊一が『あえて「ガンダム嫌い」の汚名を着て』で松本氏の発言にどのように反応していたかというと、
「言っていることはわかるけど、アニメを作るのは本当に大変なんだ。文句言うなら自分で造ってからにしてほしい」
という意見で(まぁ、大学生に言うのも大人げないと思うが)(後略)
へえ。
「アニメ作ったこともないのに勝手なことを言うな」≒「欠席裁判は良くない」?松本零士氏より
最後に、“富野にお前ら踊らされている”という言い方に関してだけは、正直クレームをつけたい。そういう関係の中で作品を創るほど、僕は余裕がないんですよね。自分の事を吐き出すだけで精一杯なんで、どんな年端のいかない子ひとり捕まえてでも、踊らせる為に、こんなものやっているって気分はありませんね。確かに、一つの論法としては認めるけれど、やっぱりキツイですよね。
最初にこのくだりを読んだ時は笑いをこらえるのが大変だった。だって、これって唐沢青年の7月31日号の投稿への反論だよね?
マスコミに(というより富野氏に)踊らされているのは実のところあなた方のような人々なのですよ。あなた方が提燈持って騒ぎやすいように、易いようにと彼らは御膳立てしているのです。
という発言に対する反論。「わはははは!怒られてやんの!」って唐沢を指差して笑いたいなあw
富野由悠季氏を名指し
どうして富野由悠季に説教されたことについて触れないのか?ということである。富野監督にクレームをつけられたことだって、オタクとしてみれば立派な勲章であるといっていい。なのにどうしてスルーするのか。手塚治虫の場合と違ってこっちはちゃんとした事実なのに。これも邪推すると、富野監督に説教されたというのは一般ピープルに対してウケが悪いからということではないか。富野監督のことはオタクなら誰でも知っているだろうがそうじゃない人にとっては「『ガンダム』の監督」という説明がつかなければわからない。一方、手塚治虫は誰でも知っている人だから当然ウケもいい。そんなエラい人と学生時代に論争したんですよ、と捏造したんじゃないか?と疑ってしまうのだ。
おまけ
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安倍晋三が高校の授業で反安保の教師に反論して溜飲を下げた話も唐沢俊一がガンダム論争で手塚治虫から名指しで反論された話も小さなきっかけから本人の中で大きくなってしまったガセに近そう。
2023-05-16 23:14:30![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@rindoh 若き日の唐沢俊一青年は雑誌『ぴあ』でアニメ論争を巻き起こし「手塚治虫に意見された」を武勇伝として何度も語っています。手塚は冷静さを欠き「人様の作ったアニメに意見する権利などない」と激怒したと。でもそれは唐沢氏の誤読。そしてそれ以降は手塚治虫を冷笑し続ける。 kensyouhan.hatenablog.jp/entry/20081123…
2023-03-05 10:09:58![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
すごい労作だ。しかしこれ、唐沢俊一氏はちゃんとソースを出す必要があるよなぁ……(出ない気がするけど)。/唐沢俊一氏がツイートしてた手塚治虫が共産党の応援演説後、同日に自民党の応援をしたという話の出典がわからない - 電脳塵芥 nou-yunyun.hatenablog.com/entry/2023/03/…
2023-03-03 21:49:59![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
唐沢俊一が流した手塚治虫に関するデマを検証した記事。そこに佐野洋情報が。若い。安保反対か。筋金入りの共産党支持者だったものね。悲しみは駆け足でやってくる人もいるな。藤原義江はテルマエ・ロマエに出られる。佐野洋は1969年には24編の短編を書いているはず。 nou-yunyun.hatenablog.com/entry/2023/03/… pic.twitter.com/qwrZtcvXtQ
2023-03-03 20:44:14![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
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例の「あえて「ガンダム嫌い」の汚名を着て」の初出である別冊宝島「投稿する人々」(1998年10月発行)には、次のようなアオリがついている。
2020-08-18 14:13:31![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
「八〇年代初頭、この人の投稿が黎明期の「オタク界」を揺るがした‼ オタク界の大物・唐沢俊一が自らの体験で綴る、手塚治虫までもを(原文ママ)巻き込んだオタク史上に残る(!?)「ゴジラ」&「ガンダム」大討論バトルの顛末!」
2020-08-18 14:16:02