「筋肉なき者は根源的弱者である」は真か?
@alflyla 少女マンガが男性規範を掲げるのか? 俺が念頭に置いてたのはいわゆる「武侠的な物語」だよ。Gガンダムとか。 もちろんそうでない物語だって読む回路はある。けど、少女マンガを読んでいると「ああやっぱり俺にはこれを完全に読みこなす回路はないな」と思う時がある、と言った。
2012-01-15 04:14:30あーでも少女漫画にも「男性規範」があるというか、むしろそっちの「男性規範」の方が、救いがなくて厳しいか。素敵な王子様がしょぼいチンピラをフルボッコにする場面とか、チンピラには何の救いもないもんな。少年漫画で相対する敵にはそれなりの人生があって、負けてもフォローがあることが多い。
2012-01-15 04:19:25@bellwo ”心理描写”に素晴らしさを感じるというのは理解した、男性規範の有無に関してはいやまあ実際カレカノ読んだことないし少女マンガの中にはたまに……あるのね……「オラオラ男子至上主義」みたいな……(勿論全面的に批判すべきじゃないけど)
2012-01-15 04:17:58@bellwo そう、そーなのよ。「その強さに恋しちゃうの☆」が当たり前な話になってるのよ。勿論男性側も女性に恋してる分女性側の立場が一方的に弱いわけじゃないってのは確かでその意味では少女漫画だし、「自立できない女は死ねってか!!」って怒られるんじゃ的な話でもあるんだけどさ
2012-01-15 04:23:03カレカノにはあんまそーいうのはない気がするけど、ありまって確かめっちゃ武道もやってるんだよね……やっぱり少女漫画の王子様役にはスポーツ万能のステータスが必須項目なんやな……
2012-01-15 04:23:06あー、確かにそれあるわー……実際スポーツ出来ない相手役が出てくる少女マンガあんま読んだことないなあ……ていうかいたっけ、「がり勉タイプ」もしくは「スポーツ出来ない系男子」が主人公の相手役に配置される少女マンガ
2012-01-15 04:24:00でもやっぱ「(生物学的な)力の差はある」ことを認めた上で「相手を”対等な”人間として認める」系の話に私は頗る弱いので、そーなるとやっぱ理想形は風光るみたいな漫画ってことになってくるんだけど
2012-01-15 04:26:06うーん、思いつかん……文武両道じゃない相手役の配置される少女マンガが思いつかん……まあ「相手役が必要」って時点で既にジェンダーロールに捉われてるって発想もあるんだけど
2012-01-15 04:27:21美内すずえとか上原きみことかの昔の少女マンガには「特にスポーツ得意なわけじゃない」系男子とか「病弱」系男子とか結構出てきてた気がするけど、特に美内すずえさんは「相手役」を絶対的に置いてたわけじゃない場合も結構あるから一概にはいえん
2012-01-15 04:28:53てゆーか「少女マンガの規定に”相手役がいること”が入るかどうか」はわりとフェミニズム的に業の深い感じはするで……まあこれ言っちゃうと「ウテナは少女漫画の類じゃない」ってことになっちゃうんだけど
2012-01-15 04:30:46@bellwo あとは「病弱でワガママだった相手役の男の子が主人公のおかげで元気になる」とかそういう年下の男の子を世話する系のアレもある あれもあれで結構私としてはもにょるが……
2012-01-15 04:31:32「筋肉のないものは男女問わず根源的弱者である」か?
全ての権力は、筋肉に対抗するために社会がもたらした装置であり、
であれば「筋肉は全ての権力を論じるときの基礎に置かれねばならない」と言えないだろうか?
っていうか暴力性と不可分なヒーロー像しか提示されないあたりが、物語の限界を規定してる部分が絶対あると思うんだよなあ。その辺を意識的に取り組んでる作者もいる気はするけど、どうしてもすかっとしない部分は残るんだよねえ。
2012-01-15 04:31:51ただ数学の基礎に四則演算があるように人間が初めて触れる力関係は間違いなく「運動エネルギー」以外の何者でもありえないし、他の形をとっているように見えるあらゆる権力もそこから出発しているのだという点を重ねて指摘している。その意味で「(少なくとも現在)筋力のない奴は根源的に弱者」。
2012-01-15 05:09:19武侠的なものが美しいのはその根本原理と真正面から向き合ってるからだと思うよ。そこにはなんの小細工もない。ただ真なる原理と自分だけがある。何の誤謬もない。
2012-01-15 05:10:51その意味での「強者」と「弱者」の区分線は流動的に動いているけれども、線が確定できないからといってその区分が存在しないわけではない。どんなコミュニティの中でも、その区分は厳然と存在している。
2012-01-15 05:17:47「そこに行く余地があると思わせてたにも関わらず行くことができなかった」ことと「最初から同じ土俵で戦えるとみなされていなかったために別の道を選ばざるを得なかった」ことの間には物凄く大きな隔たりがあることは理解すべきである これは色んな意味でね
2012-01-15 05:16:46そこで後者を生物学上選ばざるを得なかった(これは言葉を変えれば「後者を選ぶ事が自然、として許された」だけど)私には「圧倒的物質としての力が絶対的な価値をもつ世界」が「真実である」ことに共感はできん。確かに。「現在事実である」ことと「将来的にも不変である」ことを認めるのとは違うのだ
2012-01-15 05:21:57